トラウマ
もう傷はあらかた治っているが、後遺症のため動きが少し不自由だ。
精神面にも、強いショックを受けた影響が残っている。
だが、少年は心の底から通り魔に感謝している。
一体なぜだろう?
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
通り魔に切りつけられてよかったと思っていますか?
Yes 良かったと思っています。
動きが不自由なおかげで、少年は何か得をしましたか?
No 得はしていません。
どこを切りつけられなのかは重要ですか?
No 重要ではありません。
通り魔は逮捕されましたか?
No 逮捕されていません。
少年と通り魔の他に、重要キャラはいますか?
Yes 少年以外の通り魔の被害者が複数います。ただし、これ以上の掘り下げは不要です。
他に重要な登場人物いますか?
Yes 5 参照です。
自殺をしようとしていた少年が通り魔の影響で生きたいと思うようになりましたか?
No 自殺は考えていません。
少年は通り魔が誰かわかっていますか?
YesNo 見知らぬ人で成立します。
通り魔に襲われなかった場合、少年は今現在生きていますか?
YesNo 重要ではありません。
人生に生きがいをなくした少年が、通り魔逮捕を人生目標として設定することで、生きがいを取り戻しましたか?
No 生き甲斐なくしていません。
少年の自殺を止めようとして少年を傷つけてしまい、通り魔と報道されることになりましたか?
No 少年は自殺しません。
通り魔は死にましたか?
Yes 通り魔は死にました。GJ!
他の被害者も通り魔に感謝していますか?
No 多分、全く感謝していません。
少年は、通り魔のおかげで何かがばれずに済みましたか?
ある意味Yes
傷が軽傷だったとしても成立しますか?
あんまり軽すぎると成立しない可能性が高いです。
通り魔の他の被害者の中に、死亡者はいますか?
YesNo どちらでも構いません。解説では何人か死んでいます。
少年は、犯罪を犯していますか?
Yes 少年は犯罪を犯しました。
通り魔の被害者同士の交流ができましたか?
YesNo 重要ではありません
少年は、通り魔を殺しましたか?
Yes 少年は通り魔を殺しました。
少年は、次期通り魔となりましたか?
No 少年は通り魔になりませんでした!!
少年が通り魔を殺しましたか?
Yes 19参照です。
正当防衛を乱用して人を殺すことができたからですか?
No 少年は有罪になりました。ですが、「人を殺すことができた」ことは重要です。
少年は人を殺す体験ができたので、自分を襲った通り魔に感謝しましたか?
Yes 人を殺す体験ができたのです。しかし、感謝の理由はそれではありません。
憎んでた相手が通り魔をしていたため、襲われたときに正当防衛で相手を殺すことに成功しましたか?
No 相手を知らなくても成立します。
少年は、過去のトラウマを、通り魔に襲われたという新しいトラウマで上書きすることで、克服することができましたか?
YesNo 過去のトラウマはなくて成立します。むしろないと考えていいです。
病院送りにされましたが移植待ちのところにちょうど通り魔が搬送されてきましたか?
YesNo 重要ではありません。
少年は人を殺したくて殺したので本来ならば殺人罪として扱われるべきところを、相手が通り魔だったおかげで正当防衛として扱われて罪にならなかったので感謝しましたか?
殺したくて殺したはYes! しかし、罪が軽かったことに感謝したわけではありません。(解説では過剰防衛で有罪になりました。)
少年は通り魔を返り討ちにしたのですが重傷を負っていて犯行は不可能だと結論が出て無罪放免ですか?
No 無罪放免になりませんでした。
感謝は、怪我をしたからしていますか?
Yes ケガをしなかったら感謝することはなかったでしょう。
少年は意図的に通り魔を殺しましたか?
Yes 殺したくて殺したくて、殺したのです。
通り魔子さんはお腹が空いていただけですか?(´゚д゚`)
Yesと言いたいところですが、ここはYesNoで。重要ではありません。
正当防衛しますか?
No 少年は通り魔ではありませんでしたが……
通り魔が現れなくても少年は罪を犯していましたか?
YesNo ですが、少年はそれを恐れていました。
少年は、通り魔を殺したことで被害者達に感謝されましたか?
YesNo 重要ではありません。
少年が殺した相手が通り魔であり、少年は通り魔に傷つけられていた事から、普通にただ人を殺すよりも罪が軽くなったので、通り魔に感謝しましたか?
Yes ですが、それではまだ半分なのです。
通り魔は少年に反撃され死にましたがその時通り魔の血が少年の傷口に入り込み長い年月をかけて通り魔の人格を取り戻しましたか?
No それ、おもしろそうなのです☆
少年は自分が犠牲になって他の人々が守られるのに喜びを感じると同時に、人を殺すことの罪の重さが分かったからですか?
YesNo 他の人はどうでもいいのです。
少年は通り魔に対して殺意を持っていたのではなく、誰でもいいから人を殺したかったですか?
Yes 誰でもいいから殺したかったのです。
少年は18歳未満ですか?
YesNoi 実は、成人でも成立します。少年の方がイメージしやすいとは思います。
少年は、通り魔を殺す事によって命の大切さを実感したので、感謝しましたか?
YesNo 命の大切さも感じたかもしれません。
少年は、通り魔を殺したことで殺人衝動を昇華させることができ、また、通り魔被害者にも感謝された。これは、通り魔さまさまだ、と感じましたか?
No 昇華ではないのです。
少年の心を覆っていた殺人衝動が通り魔を殺したことで消滅しましたか?
Yes なぜ?
もし私が通り魔に襲われていなかったら今頃は何人も殺していただろうなと少年は後に思いますか?
Yes 思いました。
核心少年は、人を殺したい願望があり、通り魔を殺したが、通り魔に傷つけられた事により、痛みや精神的苦痛を味わい、人を殺したいというのが異常な思考であると理解できたので、感謝しましたか?
Yes! 正解です!
通り魔を殺したことで有罪判決をうけたことが目眩ましになり、少年が他に犯していた殺人が露呈されずに済みましたか?
No 他の殺人はないのです。
後遺症は感謝につながりますか?
Yes 苦痛を常に意識する結果になり、それに感謝しています。
少年は誰かを殺してみたい願望があり、今まで何人か人を刃物で切りつけた経験があったけれどそれらはすべて通り魔の仕業として処理された上に、襲いかかってきた通り魔を殺すことができてラッキー、って思いましたか?
YesNo 余罪はなくても成立します。
42 もう人を襲える体でないことに感謝しましたか?
ある意味Yes
少年は通り魔の事件に影響されて、自分も人を殺したり傷つけてみたいと思うようになりましたか?
No 逆です。
人を殺してみたいと魔に魅入られた少年が魔が差してしまし人を殺そうとしたのですがなんとそれは通り魔で思わぬ邪魔が入りましたが魔ん魔と通り魔を魔っ消するとい魔魔であった心の魔よいが魔ったくなくなるとは魔魔ならないですか?
Noだけど吹いたのでネタ良質差し上げます☆
過剰防衛で通り魔を殺してしまったことから少年の内にあった人を殺してみたいという思いは消え、反省し、進むべき正しい道が見えたことに感謝しますか?
ある意味Yes ただ、殺したから殺す欲求が消えたわけではないのです。ここで「トラウマ」というタイトルが絡むのです。
答え
だが、通り魔に傷つけられたせいで、「殺人行為」という快の記憶に「激しい痛み」などの不快な記憶が強く結びつけられる結果となった。
少年は、「大好きだった殺人」がトラウマになったことにより、自分の衝動をたやすく抑えられるようになったため、通り魔に感謝した。
以下、(わりと恒例の)無駄な解説。
無駄なので、無理なく読める方だけどうぞ。
少年には、人を殺したいという強い欲求があった。
人間を見かけると衝動的に殺したくなるというから、全くもって厄介だった。
ただ、衝動に流されるほど少年は愚かではなかったし、いい意味で臆病でもあった。
殺人の罪の重さも、罰の重さも理解していた。
「少年」であるが故の減刑はあるが、社会的制裁は避けがたいということも。
少年は殺人そのものを体験するよりも、「殺人に似た別のことを体験する自由」を選んだ。
流血映像のあるシューティングゲームを、サバイバルゲームを、そして殺人シーンのある動画を、少年は日々楽しんでいた。
しかし、少年は次第に大きくなる殺人衝動を持て余しつつあった。
このままではいつか、我を忘れて罪を犯してしまうのではないかと恐れていた。
そんな折、事件は起こった。
通り魔が通行人を次々と刺していた現場に居合わせた少年は、阿鼻地獄にも似た光景に震えが止まらなかった。
目撃者は、少年が恐怖で立ちすくんでいると思ったらしいが、少年の頭の中は、人を殺すことへの欲求でいっぱいになっていた。
空腹時に大好物の料理を目の前に並べられたようなものだ。
居ても立ってもいられなくなった。
少年に向かって包丁を振りあげた通り魔は、「葱をしょった鴨」と呼ぶにはあまりに危険すぎる獣であったが、少年はその「チャンス」を逃さなかった。
通り魔から包丁をもぎ取り、相手の体躯に深々と突き刺したのだ。
体温のぬくみの血しぶき。
握った包丁にのしかかる崩れゆく命の重み。
ごりりと刃先から伝わる白い感触。
少年は歓喜と共に、そのすべてを堪能した。
だが、少年も無傷ではなかった。
通り魔から包丁を取り上げる直前、切っ先が少年の左腕を深く傷つけたのだ。
自分の内部に異物が食い込むということは、激しい痛みだけでなく、何やらひどく不愉快な感覚をもたらすということを少年は知った。
自分が喰われ、侵されるような。
自分がこぼれ、散りゆくような。
人を刺した甘美な記憶は、恐怖と抱き合わせで少年に刻まれた。
通り魔はそのまま絶命した。
少年の罪状は「傷害致死」……未成年だったこともあり、執行猶予がついた。
正当防衛の可能性も論じられたが、過剰防衛扱いとなった。
凶器を取り上げた結果、通り魔は丸腰となったわけだから、「凶器を持たない人間を殺した罪」からは逃れられないということらしい。
しかし、通り魔が刺した十数人のうち何人かが命を落としたので、世論は少年の味方になった。
「通り魔は、生きていてもきっと死刑だったから」と。
少年にとって幸いなことに、少年の狂おしく無差別な殺意は、完全に通り魔の殺意に紛れ、全く誰にも気づかれなかったのだ。
やや不自由になった左手は、常に少年を事件当時に立ち返らせる。
快も不快もありありと。
だから、もう人を殺すことはないだろうと少年は思うのだ。
喜びは味わい尽したし、恐ろしさも痛みも心身に応えたから。
時々少年は、あの通り魔が「通り魔に出会わなかった自分だった」という妄想にとらわれる。
そして少年は深く感謝する。
自分の牙を折ってくれてありがとう、と。
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