ウミガメのスープ

笑顔なんか、作れそうにないや

作者: あっと!

私は、とある病室に入院した。しばらく日が経って二日後の私の誕生日、彼の姿がみえた。
「よっ。久し振り」
彼はそう、話かけてきた。
「久し振り」
私もそう言った。
「元気だったか?」
「元気……かな?」
私は思わず笑った。
「――実は、お前に話したい事がある」
彼が真剣な顔になる。
「退院の日が決まった」
「えっ!」
私は、驚いたと同時に、不思議に思った。
「俺の口から、こんな言葉が出るとは思わなかっただろ?」
「……」
「まあ、お前にあげる誕生日プレゼントなんて買ってないけどさ、元気になったら好きなだけ買ってやる。だから――」
そこで彼の言葉は詰まった。一回深呼吸をして、もう一度言った。
「だから、俺と付き合ってくれないか?」
私は、その時に泣いてしまった。一体、何故?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

私は、悲しくて泣きましたか?

yes

はい

彼は入院していましたか?

yes

いいえ

彼は医者ですか?

no

はい

退院は、一般的な意味の退院ですか?

yes

はい

退院は、彼の退院ですか?

yes

いいえ

彼が退院したことでもう毎日会えないことを悲しがりますか?」

no

△

私は、彼の「付き合ってくれ」という告白は嬉しかったですか?

yesno

いいえ

彼は不治の病で、退院するということはもう彼は長く生きていられないということを悟りましたか?

no

はい

人が死にますか?

yes

はい

私が入院した理由は重要ですか?

yes?

△

彼と私の関係は重要ですか?

yesno

いいえ

彼も私も先が長くないので,彼からの心中のお誘いがきて,悲しくなりましたか?

no

いいえ

二人とも死にますか?

no

いいえ

私には、別の恋人がいますか?

no

いいえ

2日後の誕生日は命日になりますか?

no

いいえ

私は不治の病にかかってて、彼から付き合おうと言われたのは嬉しかったが自分がどうせ死ぬとわかっていたのでそれと同時に悲しかったんですか?

no

いいえ

私は明日、手術で死にますか?

no

いいえ

彼の姿が見えた時、彼は実際に私と同じ場所にいましたか?

no

いいえ

私と彼以外に重要人物はいますか?

no

いいえ

9 私が死にますか?

no

いいえ

彼は私の血縁者ですか

no

△

私に会いに来た時、彼はもう死んでいましたか?

yesno……根本から違ってたり?

はい

20で彼のほうが死ぬんですか?

yes?……ぬ?

はい

18、テレビやテレビ電話などの液晶ごしですか?

yes! 22――

はい

退院は、彼の方がですか?

yes!

はい

私は、彼の命日を知っていますか?

yes!

はい

彼はすでに死んでいて、ビデオレター等でモニター越しに一方的に話しかけてきていますか?

yes!

いいえ

私は出産のため入院していたが、生まれたての息子が生後2日にして「よっ、久しぶり」とか「つきあってくれないか」などとしゃべり始めたので、恐ろしさのあまり泣き出しましたか?

no……怖!

いいえ

ドナーは関係ありますか?

no

いいえ

彼は快復したのに死んでしまいましたか?

no

△

誰かが彼に嘘をついて、彼はもうじき退院できると思い私にビデオレターを送ったが、その後死んでしまう。私は彼の死後にビデオレターを受け取り、大好きだった彼から告白されて泣いてしまいましたか?

yesno...

いいえ

退院=彼の死 でしたか?

no...?

はい

彼は病死しましたか?

yes

いいえ

彼が死んで退院した病室に、私が入院してきましたか?

no

はい

核心彼は自分が病気から回復できると思ってビデオレターで告白メッセージを残したのに死んでしまい,私は悲しみましたか?

yes!

★

答え

彼は元々病弱だった。学校はほぼ不登校。家にも帰らないで、ずっと病室で暮らしていた。
だから、いつ死んでもおかしくはない。その時には、彼を笑顔で見送ってやろう。そう考えていた。
いや、そんな事はほとんど考えてもいなかった。ただ、もしも、本当に起きるのなら、そうしてあげたい。と、少しは思っていた。
――本当は、このまま彼は生き続けると信じていた。303号室のドアを開ければ、本を読んでいる彼にいつでも会えるのかと思っていた。
でも、"もしも"は起きた。
三日後にも、五日後にも、303号室に、彼の姿は無かった。

そして一週間が過ぎたころ、私は道で倒れた。原因はストレスなどによる過労らしい。

入院してから二日後、彼からビデオメッセージが届いた。恐らく、タイマー式のメッセージで、彼が私の誕生日にセットしたものだろう。
彼の退院が決まっていたことには驚いた。不思議だ。病気は快方に向かっていたならなんで、なんでこうなっちゃうんだろう。
――「だから、俺と付き合ってくれないか?」
その声が頭にフラッシュバッグするたび、胸が痛む。
「嘘つき」
私はそう言って、泣くことしか出来なかった。

— 私は目をそらさない。だけど、それじゃ立派とは言えないかな。

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