ウミガメのスープ

無価値なお宝

作者: フィーカス

カメオは有名で高級な骨董品「マコマコの壺」を手に入れた。本物なら1億円はくだらないと言われる名品だ。

しばらくしてお金に困ったカメオは、マコマコの壺を手放すことにした。しかし、友人のカメタに買い取りを依頼したところ、「この壺の買い取り額は1000円だ」と答えた。

マコマコの壺が本物であり、カメオもカメタも壺の価値が1億はくだらないと知っているとすれば、何故カメタはこんな値段を提示したのだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

カメオとしても、ツボの買取額が1000円であることは妥当だと考えますか?

NO

はい

くだらないとは、「下ではない」の意味ですか?

YES 単純に「1億円くらいの価値がある」と考えてもらえれば

いいえ

結局カメオはカメタに壺を売りますか?

NO 恐らくは

はい

カメオが手に入れたマコマコの壺は、本物ですか?

YES 問題文の通りです。

「しばらく」の時間は重要ですか?

YESNO! 時間としてはあまり重要ではないですが、「手に入れて即座に」だとあまり都合がよいとは言えないのではないかと思います。

いいえ

カメタはカメオが壺の価値を理解していないと思ったので、1000円だと金額を騙して、高価な壺を安く手に入れようと企みましたか?

NO! 【そんなわけありません】。

はい

カメオがどこから壺を手に入れたのかは重要ですか?

YES! 【超重要】です。

はい

壺は盗品ですか?

YES! 壺は盗品です。GJ! 【超重要!】

いいえ

カメタは、壺の所有者だったことがありますか?

NO! 手に入れた時以前は【一度もありません】。重要!

はい

カメタ以外の人間に買取りを依頼しても1000円と言われますか?

YES 同様の理由なら

いいえ

壺が有名な理由は、純粋に、高価な骨董品であるからですか?

NO! それだけではありません。重要!

はい

カメタは、壺が盗品であることを理解した上で1000円だと言いましたか?

YES

はい

壺が有名すぎて、お金に変えようにもすぐに盗品だと足がついてしまう面倒な品なので、1000円だと言いましたか?

YES! では何故「盗品だということが分かった」のでしょう? 重要!

いいえ

マコマコの壺は複数存在しますか?

NO! 国指定の重要文化財である一点モノです。GJ! まとめられますか?

いいえ

11より。壺は「しょっちゅう盗まれる壺だ」という評判で有名であり、カメタは、どうせ一億かけて買い取ってもすぐにまた盗まれるだろうと予想したので、買い取るとしたらせいぜい1000円だと言いましたか?

NO

はい

核心14より。マコマコの壺は世界に一つしかない有名な壺なので、売ろうとしても盗品であることが丸わかりで始末が悪いので、一億円で買い取るのは馬鹿らしいから、1000円だと言いましたか?

YES! その通り! 正解とします。

答え

マコマコの壺。それはラテラル村にいる壺づくりの巨匠、テントリー・マァコの渾身の作であり、歴史によればラテラル王朝時代の王に献上されたこともある品だという。それゆえに、マコマコの壺は重要文化財に指定されており、ラテラル美術館に保管されていた。
そしてカメオはお宝を盗む泥棒。数々のお宝を盗んでは、それを売って豪遊していた。

さて、これまではせいぜい数百万のお宝を盗んでいたカメオだったが、もっと大きなお宝が欲しいと考えた。そこで、ラテラル美術館に飾られている「マコマコの壺」を盗むことにしたのだ。

いつも通り手際よく壺を盗んだカメオ。これでまたしばらく豪遊生活ができると内心ニヤニヤしていた。

しばらくして、今まで稼いで来た資金も底をついてきた。マコマコの壺盗難事件も徐々に沈静化してきたので、ここぞとばかりにいつもお宝を買い取ってもらっているカメタに鑑定を依頼した。

カメタ「ようカメオ、久々だな。今日はどんなお宝を持ってきたんだい?」
カメオ「驚くなよ。今回はあの伝説の重要文化財、マコマコの壺だ」
カメタ「な、なんだって!? しかしあの壺は、ラテラル博物館が保管しているはず……まさか、偽物じゃないだろうな?」
カメオ「これを見ても、そう言えるかな?」

カメオはカメタに、マコマコの壺を手渡す。隅々まで見渡すカメタ。本物であることは間違いない。

カメタ「すごいな、資料では何度か見たことがあるが、本物は初めてだ。博物館でもめったに飾られない品だからな」
カメオ「そうだろう? 今の価値にしたらどれほどになるか……」
カメタ「そうだな……ちょっと待っていてくれ」

そう言うと、カメタは奥に引っ込んだ。買い取り額の計算をしているのか、少し時間がかかっている。
しばらくすると、カメタはため息をつきながら奥から出てきた。

カメタ「……悪いな、この壺の買い取り額は1000円だ」
カメオ「は? 何を言っているんだい? これが本物だってことは分かるだろう? 偽物だって、そんな値段じゃ売らないぜ?」
カメタ「そうだよ、本物だ。だからこそだよ」
カメオ「……?」
カメタ「君も知っているだろう? この壺が重要文化財だって。重要文化財は所有者が公表されている、こんなもの持っていたら盗品だってことがすぐにばれてしまうじゃないか。一応所有者は売買が可能みたいだけど、さっき調べたらやっぱり盗品じゃないか」
カメオ「なっ……」
カメタ「本来ならこんなもの買い取るわけにはいかないけれど、友人だからね。博物館の入館料ってことで1000円なら払ってもいいけれどね。この後博物館に報告したり返したりすることを考えると、頭が痛くなるよ。どう言い訳すればいいのやら」
カメオ「うぅ……」

やはりお宝の価値というものは、正当な所有者あってこそのものだろう。

要約:マコマコの壺は重要文化財級の一点モノであり、所有者が決まっている上によく知られている物である。カメオはそれをカメタに売りつけようとしたが、盗品であることは明らかであり、買いとる意思が無かったため(所有している博物館の入館料分の金額を提示した)
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