ウミガメのスープ

【ラテクエ65リサイクル】素敵なあなた

作者: えぜりん

ペットショップで恋に落ちたカメオ。
しかも相思相愛らしい。

でもカメオの顔色は冴えない。
どうしてだろうか?





ラテクエ65 自己リサイクルなのです。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

カメオと恋の相手は、どちらも人間ですか?

Yes! どちらも人間なのです。

いいえ

職業が重要なキャラは登場しますか?

No 職業はどうでもいいのです。

はい

カメオは、相手と自分が相思相愛であることを理解していますか?

Yes 告白したらOKしてもらいました。

はい

カメオの顔色が冴えない理由にペットは関係しますか?

Yes! 大いに関係するのです!

はい

カメオと恋の相手以外に重要なキャラはいますか?

Yes! ペットが重要です!

3より。告白もペットショップでしましたか?

YesNo 解説ではYesですが、どこでも構いません。

カメオは、恋の相手に何か秘密にしていることがありますか?

YesNo 秘密にするつもりはあるかもしれませんが、解説ではどうせバレてます。

いいえ

オウムがずっと告白を繰り返しますか?

No 喋るペットは出てきません。

カメオと恋の相手は、どちらもペットを飼っていますか?

YesNo どちらでも構いませんが、相手は飼っています。

いいえ

両想いになる為に着いた嘘のせいで顔色が悪いですか?

No 嘘をついてはいないのです。

いいえ

恋の相手が飼っているのが猿、カメオが飼っているのが犬、のように、一緒に仲良く暮らすのが難しい組み合わせのペットだったので悩んでいますか?

No ですが……

いいえ

爬虫類が苦手なのに、好きな相手が爬虫類が好きで、嘘をついて自分も爬虫類が好きと言って両想いになったが、無理して爬虫類を可愛がるふりをするので顔色が悪いですか?

No! でも、とっても近いのです。

いいえ

彼女が猫を飼っているよに、カメオは猫アレルギーなので困っていますか?

No! アレルギーではないのです!

はい

核心両想いになってから、彼女のペットを知り、その動物が苦手なので青くなってますか?

Yes! 正解です!

答え

.
恋人のペットが、自分のトラウマに関わる動物であると知り、
カメオはトラウマの克服法に頭を悩ませている。





以下、少々長い解説です。
読まなくても誰も困らないのです。





カメオはペットショップの店員である。
彼が恋に落ちたお相手は、店の常連客である美しい娘であった。



娘は数日に1回店を訪れ、店内の動物たちを一通り愛でてからペットフードを買っていく。

たまにカメオと目が合って、あわててそらして顔を赤らめる様子から、カメオは「脈ありなのかな?」と思って胸を高鳴らせていた。



ある日、カメオは、店の片隅で思い切って娘に告白した。
娘は耳まで赤く染め、カメオの恋人になることを同意した。

天にも昇る心地のカメオ。

……しかし、それが地獄の入り口だったとは……



娘の買ったペットフードをカートに載せ、カメオはいそいそと娘の後をついて行った。

イヤな予感がした。
娘は、大木の幹に鎖でつながれた騎乗用の翼竜に向かって歩いているのだ。



そしてカメオは気がついた。
娘の買っていたペットフードが、「繁殖力の高く飼育の容易な小動物用」であることの意味を。

「翼竜の餌を繁殖させていたのか……」



ペットショップの店員をやっているだけあって、カメオはたいていの動物は大丈夫である。
足の無いのも多いのも、「ぬるぬる」も「てらてら」も問題ない。
少々の気性の荒さも意に介さない。
動物の扱いに熟練の技が光る。

「だが、こいつだけはダメだ」
幼い頃、野生の翼竜に襲われたトラウマが蘇り、カメオの全身に鳥肌が立った。



見れば、娘は優良な飼い主であるらしい。
口輪等の装備の手入れや、爪の処理など、肉食竜の危険防止対策は充分なレベルに達していると思われた。

……しかし、それでも怖いものは怖い。
カメオの目に、うっすらと涙がにじむ。



娘は翼竜の背中にくくられた籠にペットフードを積み込むと、輝く笑顔をカメオに向け、透き通るような声で言った。
「今度、我が家にご招待しますね。」

本来なら天使の呼び声とも聞こえるその言葉が、カメオの表情をひきつらせる。



娘はひらりと翼竜にまたがり、空高く舞い上がって去った。





再び店内に戻ったカメオは、ため息をつきつつ、浮かない顔で仕事を続けていた。
「何とかしてトラウマを克服しないと、彼女とは付き合えないよな」と思いながら。





一方その頃、娘はカメオの表情を思い出してクスクスと笑っていた。

「おびえている顔も素敵だったわ。涙ぐんでしまうなんて可愛らしい。」

いつものことではあるが、娘の美貌にホイホイついてくる男性が、翼竜を見た途端に顔色を変えるのを見るのはなかなか楽しい。
だが、肝心なのはこれからなのだ。



「あの人は来てくれるかしら? ねえ、ポチ。」
翼竜に呼び掛けながら娘は言う。

「そろそろ大きい動物も食べたいわよね。」



娘は、愛しい人が真っ赤に染まる光景を想像し、うっとりと微笑んだ。
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