ウミガメのスープ

寂れたレストラン

作者: 笹アイス

帽子を目深に被った男がレストランに入った。
そして「ウミガメのスープ」を注文した。
しかし、彼はそれを一口飲んだところで止め、シェフを呼んだ。
「・・・すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はあ、ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ帰宅し、二日後、自殺をした。
何故か?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

ではまず…それは、本当にウミガメを材料にして作られたスープでしたか?

NO

はい

「二日後」という時間は重要ですか?

YES しかし結果的に時間が少しかかっただけです。あまり気にしなくてOKです

はい

男はウミガメのスープを飲んだ結果、自殺しましたか?

YES!

いいえ

帽子を目深に被った男は犯罪者ですか?

NO!

いいえ

人肉スープですか?

NO!人肉は登場しません

はい

男は人間ですかあ。

YES

はい

男はシェフと知り合いでしたか?

YES!

はい

男はシェフの家族ですか?

YES!

男はシェフの親父で、息子が偽造スープを作っているのが許せなかったのはあってますか?

親父ではないですがYES 兄でした。ただ、許せなかったのはシェフに対してではありません。なぜなら「偽造」というよりは・・・・・・

いいえ

シェフは目が見えなかった?

NO しかし近いです!

いいえ

シェフはウミガメではないと知っていましたか?

NO!

いいえ

昔兄がシェフに対し、ウミガメでないものをウミガメと偽って食べさせたことはありますか?

NO

はい

シェフは何かが不自由でしたか?

YES!

いいえ

シェフは脳に障害がありましたか?

NO

はい

味覚障害ですか?

YES!

はい

そのスープの味は不味かったですか?

YES!

いいえ

二日の間に、シェフに何か不幸なことがありましたか?

NO!不幸なことは起きていましたが。

はい

男に不幸なことがありましたか?

YES これ以前に男・シェフ二人に不幸なことがおきました。

不幸なことが起きたのは兄のほうですか?

二人ともかつて不幸な目に遭いました。

はい

事故っちゃいました?

YES!

はい

兄が弟に取り返しのつかないことをしましたか?

YES!

はい

事故で味覚が狂っちゃったか~

YES! 

はい

男はウミガメのスープを頼んだけど、シェフは味覚障害でウミガメのスープとは言えない別のスープを飲む事になりましたか?

YES!

いいえ

自殺に二日かかったのは、踏ん切りがつかなかったから?

NO 踏ん切りはつきました。しかし自殺の前にすることがあったようです

はい

自殺したのは男ですか?

YES!

はい

兄のせいで事故が起きたので、懺悔の気持ちで自殺した?

YES!!

はい

遺産の整理ですか?シェフに残すように。

YES!!

はい

自分だと解らせない為に?

YES!あわせて正解です!

いいえ

もしかして頭に傷を負っていた?

NO でもそっちもいいなぁ。正解でw

答え

ずいぶんと寂れた町だな。ここに弟の店があるのか。
久しぶりだなあ、あの事故からもう十年経つのか・・・
「まだ小さな店で、恥ずかしいから来ないでくれ」と言っていたが、こっそり来店しておどかしてやろう。
逸る気持ちを抑えながら男は帽子を目深にかぶった。


が、注文した「ウミガメのスープ」を飲んで彼は愕然とした。
これはウミガメじゃない、鳥肉だ!それもかなり質の低い。

「・・・すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はあ、ウミガメのスープに間違いございません。」

怪訝そうに答える弟の声に男は確信した。彼は五感、特に味覚に障害を来たしている。そして困窮している。
悪質な仲買人に騙され粗悪な素材を仕入れなければならないほどに。

全ては十年前に弟を事故に巻き込んだ自分のせいだ。弟は私に気づかれまいと、一人で艱難辛苦に耐えていたのだ。
あれほどの料理の腕前を持っていたのに、私がそれを奪ったのだ。
自責の念に耐えられなくなった男は、勘定を済ませて店を出ると身辺整理をし、
私財の全てを弟に譲り渡すと書き残して自殺した。

弟は唐突に莫大な遺産を手に入れ愕然としたが、兄の遺書を読んで全てを悟った。
後に彼はその金を資本に料理人を雇い、兄の名を冠した店を開いたという。
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