ウミガメのスープ

てろりずむ。

作者: えねこー☆

壁を破壊した少年と少女。
壁の向こうは、
少女の目には荒れ果てた場所に。
少年の目には理想郷に映った。

泣き出した少年を、少女は慰めた。


状況を補完してください。



☆挿絵提供…さるぼぼさん
ありがとうございました!

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

少年は嬉し泣きしましたか?

No!悲しんでいます

いいえ

壁を破壊する前、少年と少女は壁の同じ側にいましたか?

No!

壁の向こうの状況は、荒れ果てた場所でしたか?

Yes、No

いいえ

宗教は関係ありますか?

No!

はい

壁は、ベルリンの壁で成立しますか?

Yes?

はい

壁に実態はありますか?

Yes!!

いいえ

壁の向こうにあるのは客観実在のものですか?

No!!

少年にとって破壊する前の壁のこちら側は地獄でしたか?

YesNo!

はい

非現実要素はありますか?

Yes?フィクションです。(魔法とかの非現実ではありません。)

いいえ

少女と少年の間には血縁関係がありますか?

No!

いいえ

二人の顔は関係ありますか?

No!

いいえ

戦争は関係ありますか?

No!

はい

少年が破壊した壁と少女が破壊した壁は裏表ですか?

Yes!!

はい

少年のいた場所が荒れ果てていて、少女のいた場所が理想郷、二人を隔てる壁が破壊され、出会えた、ということですか?

Yes!!

いいえ

二人は同じ光景をみて、それぞれの感想を思いましたか?

No!

はい

少年と少女は、壁の反対側からそれぞれ壁を壊しましたか?

Yes!!13参照!

いいえ

理想郷だと思った時と泣き出した時の間では、長い時間が経過してますか?

No!すぐです。

はい

3より 少女の側は荒れ果てた場所で、少女の側は理想郷ですか?

Yes!

はい

少年と少女は生きていますか?

Yes!

いいえ

黄泉の国と現実をつなぐ壁ですか?

No!

いいえ

二人は元いた場所と、自由に行き来できますか?

No!!壊すまでは出来ませんでした。そもそも…

はい

14より、残る謎は、それぞれのいた場所の具体的な様子と、壁が破壊された理由、および少女が少年を慰めた理由ですか?

Yesかな。壁が破壊された理由は特定不要です

少年は、壁の向こう側理想郷じゃなければ泣かずに済みましたか?

YesNo!理想郷以外では成り立ちません

いいえ

少年と少女は、壁を壊す前、壁の向こうに何があるか知っていましたか?

No!!!

はい

少年少女はともに人間ですか?

Yes!

いいえ

少年と少女以外のキャラは重要ですか?

No!

いいえ

二人はそれぞれ顔見知りでしたか?

No!初めて会いました

いいえ

二人を隔てる壁はトイレのドアで、少年はトイレの外で漏らしそうになって暴れたため辺りが荒れ果て、ドアの向こうは理想郷に見えたものの安心感で漏らしてしまい泣き出し、少女はそれを慰めてあげますか?

Now

いいえ

少年はそれまで辛い生活を送っていましたか?

No!

いいえ

童話や昔話などの有名なお話は関係ありますか?

No!私の知る限りではないです。

いいえ

28の回答はつまり、今まさにその状況にいる、ということですか?

No!なぜそうなるww

はい

理想郷とは少年にとっての理想郷であり、少女にとっては理想郷とは思えなかったですか?

Yes!!!少女にとっては普通の街です。

いいえ

少年は理想郷を見たことで、今まで自分がいかに辛い生活をしていたのかに気がついて悲しみましたか?

No!自分の辛さと言うよりは…

いいえ

二人のいた場所は別々の国ですか?

No!!しかし、問題文時点では、Yesと化していました。

はい

27 二人の関係は特定不要ですか?

Yes!初めて会った人です

はい

少女は、少年がなぜ泣いているのか分かりましたか?

Yes!!

絵が結構ホラーチック

ですねー。でも私は好きですよ☆

いいえ

二人は幻の中にいますか?

No!

はい

少女は普通、少年は貧困でしたか?

Yes!!少女は富裕、少年は貧困です!

いいえ

「家柄」は重要なキーワードですか?

No…かな

いいえ

34 国同士の合併は関係ありますか?

No!!合併と言うよりはむしろ…

いいえ

少年には理想郷なのにそこから逃げ出そうとする少女がいるのだから理想郷なんてありませんか?

No!少女は壁の向こう側のことが知りたくて壊した、と考えて下さい(解説では少しちがいますが)

いいえ

少年は難民ですか?

No!

はい

顔見知りではないのにそれぞれが壁を破壊したのは偶然ですか?

Yes!!それは偶然です

はい

41 国が二つに裂けてましたか?

Yes!ただし、問題文時点では…

ところでいまさらですが、タイトルは重要ですか?

YesNo!

はい

少年と少年がいた場所は、昔は一つの国だったのが二つに分けられてしまった場所ですか?

Yes!しかも…

いいえ

それぞれの場所の、指導者(国や政治家など)は重要ですか?

No!ただし…

はい

ベルリンの壁を両方から壊しましたか?

Yes!そのイメージで構いません。ただし…

少年の家族は全員死にましたか?

YesNo解説で死人はでません。

いいえ

しかも・・・4つに分けられた?

Nowww

いいえ

少年の国は併呑されましたか?

No!

いいえ

少年がいた国と少年がいた国が一つになることになったのだけれど、二つの国は経済レベルが違いすぎるため、裕福な国の住人が貧しい国の住人よりも優位に立つことが目に見えており、それを悟ったために少年は泣きましたか?

No!しかし、裕福な地と、貧乏な地が重要です

いいえ

38度線のように、同一国が二つに分けられて、また再び統一されたけど、分断期間中の豊かさの違いはどうにもなりませんでしたか?

No!そのわけかたでは、成立しません!

47 国の特産物である鹿も2つに分けられましたか?

YesNow

いいえ

少女は「私の下で働くぅ?(ニヤ」と慰めましたか?

Now

いいえ

少年は逃げる為に壁を破壊しましたか?

No!少年は壁の向こう側のことが知りたくて壊した、と考えて下さい

いいえ

元は同じ国だったのに、つまらない争いのせいで自分達はこれほど過酷な環境を強いられていたのかと、死んでいった家族や仲間を想い悲しみにくれますか?

No!戦争は関係しません。

はい

少年が泣いたのは、壁の向こうを見て自分(自国)の貧しさを実感したからですか?

Yes!!というよりは、その格差に絶望しました。そもそも…

いいえ

隣国だったのに、これまで国交がありませんでしたか?

No!

裕福な地と貧乏な地は、壁が壊されたことでこれから交流が盛んになりますか?

YesNo

いいえ

「独立」は重要なキーワードですか?

No!

はい

少年と少女は壁が何のためにあるか知りませんでしたか?

Yes!!!!!さらに…まとめて下さい

はい

少年少女はともに善良ですか?

Yes!

いいえ

お互いに、壁の向こうは悲惨な世界だと教えられていましたか?

No!!そもそも…

いいえ

45 国が分断されたのは、少年少女により壁が壊された後の出来事ですか?

No!300年前の話です!

はい

少年側の地域は、災害等(原発事故含む)のため隔絶されていたまるで死の世界のようなところでしたか?

Yes!!感染病が流行していました。

はい

少女は壁の向こうに人が住む世界があるなんて、知りませんでしたか?

Yes!!!あとは、壁ができた理由・状況を含めてまとめて下さい

はい

貧乏な国は、裕福な国に切り捨てられた人たちが放り込まれた、人間のゴミ捨て場のような場所ですか?

Yes!!!300年前、それが起こった地です!

はい

300年という年月は重要ですか?

Yes!その出来事が、無かったことにされました!

はい

66 時系列をまとめると、「国の分断(600年前)」→「少年少女による壁破壊(現在、ただしこの時点では『分断されている』状態ではなく、『合併』もされていない)」でいいですか?

Yes!

はい

300年で、感染菌が絶滅したと想定されましたか?

Yes!現在では絶滅しています!

はい

核心少年は初めて壁の外の世界を目にして、自分が惨めな場所に閉じ込められていたことを知りましたか?

Yes!!!正解とします。

はい

確認 300年前、国は二つに裂けた、そして問題文の時点で1つになりましたか?

Yes!

感染病が起きた原因は少女側の国にありますか?

YesNo

はい

早すぎたんだ、腐ってやがりますか?

Yes!同感です

はい

核心謎の伝染病が流行したある国は、患者を一か所に集め、そこをコンクリートで多い隔離し見捨てた。壁の外の誰もが中の人々は死に絶え、やがて病原菌も死に絶えるだろうと思ったが、人々は生きていた!ますか?

Yes!正解です!

いいえ

進撃の巨人ですか?

Now

いいえ

そして、壁の中にいた少年は、その悲惨な世界の外に、こんな素晴らしい世界があっただなんて!と、数百年に及ぶ無念を噛みしめましたか?

No!むしろ、憎しみを覚えます

はい

核心少年は生まれてこの方隔離された地帯から出たことはなく、貧しい暮らしを強いられてきた。壁の内側の荒れ果てた光景を世界の全てだと思ってきた。ある日壁の向こうから少女の声を聞き、好奇心から壁を壊した。するとその向こうには、今までに見たこともないほど美しい世界が広がっていた。少年は自分が閉じ込められていたのだということを知り涙し、少女はそんなかわいそうな少年を慰めましたか?

Yes!!ほぼ合っているので正解です!

答え

壁。



ずっと昔からあった壁。



それはあまりにも身勝手な壁。



この壁を



この壁をうち壊す。



それが僕等のてろりずむだ。



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西暦2386年、地球には再び氷河期が訪れた。
それにより、人間がすめる範囲は極端に狭まり、赤道付近の国々に人々が大移動した。
世界人口は105億人。化学力を結集させた最新鋭の食品供給システムによって、まだ大きな食糧難は起こっていない。しかし、いつ破綻してもおかしくない状況だった。

生き残るため、人々の間には激しい貧富の差が生まれ、やがて、富裕層は都市部に。貧乏人は郊外に住んで出稼ぎをするのが定着してきた。


ある日事件は起こった。


郊外で極めて致死率の高い感染病が蔓延したのだ。

そして政府のとった行動。それは


都市部と郊外の間に壁を建てることだった。

出稼ぎに来ていた貧乏人たちは菌を持っているかもしれないと都市部からつまみ出され、

一日もかからず、都市部と郊外の間にそれはそれは大きくて頑丈な壁ができた。

人々の間に生まれた【目に見える壁】


これは、その壁が出来てから300年後の話である。


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「ねえお母さん、あの壁の向こうには何があるの?」
「壁の外にはね、何もないのよ。地面もなんにも。だから、誰かが落ちちゃわないように壁があるの。」
「ふーん…」


なんだってできる生活。何一つ不自由ない生活。お金も、楽しいことも、私のまわりにはいっぱいあった。

でもなんで…「つまらないなぁ…」…なんて気持ちばかりがあふれでてくるんだろう…

なんだってできるはずなのに。何一つ不自由ないはずなのに。

TVをつければ『光化学スモッグ…加害者…被害者…凶器…テロル…』そんな言葉ばかりが聞こえてくる。
ニュースキャスターは暗いニュースをつらつらと読んだあと笑顔でアホみたいなニュースを読み始める。慈しみなのか物笑いかも分からない笑顔で。

学校へ行けば『不登校…流行…不合格…いじめ…学歴…』気が狂いそうだ。
リストカットを冷やかされていた彼は、ある日本当に飛び降りた。
でも皆そんなことも気にせず手元の携帯に夢中だ。それが普通だ。


おかしい。

おかしいよ。

何故か皆が皆、変わり映えもなく何でも持っているのが当たり前のこの社会は。何故か皆が皆、幸福を装っているのか、分からないよ。


壁の向こうに真実があるのなら、私はそれを見てから死にたい。
私は何もないことを知りたいんだ。
私の違和感が何なのか知りたいんだ。

優しい人になりたいんだ。


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「ねえママ、あの壁の向こうには何があるの?」
「何もないよ。地球に穴が空いたようになっているだけさ…」
「そうなんだ…」


今日を生き抜かなければならない生活。自由なんてない生活。

昔流行った感染病のせいで人も少なく、町はいつも薄暗い。

子供から大人まで、近くの人皆で畑で汗水流して働いて、僅かな米や麦を貰ってその日の糧にする。


こんなことを言ってはいけないのだろうけど、俺は自分が大嫌いだ。
これを毎日毎日文句も言わず続けてるやつらも大嫌いだ。
誰もが悲しみの波に溺れなければならないこの町が大嫌いだ。

手足二つづつ生えている程度じゃこれくらいしかできないのか。
何も変えられないのか。
どうして皆が貧しいんだ苦しいのか。
何故変えようとしないのか。
ああ、悔しい虚しい歯がゆい!!


あんな壁に囲まれたところには本当に何もないのか。
大人たちは何かを隠しているんじゃないか。


もう嫌なんだ。生きるために大事なものを捨てすぎる生活は。


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壁を壊したい。

私が子どもの頃から思っていたこと。

なりたくない自分になりたくないから。

六畳に立て篭り続けてやっと作ったこの爆弾。これがあれば壁なんて木端微塵にできるはずだ。

ただ、こちら側で爆発させても貫通する保証はない。それどころか街が滅茶苦茶になってしまうだろう。

壁の中に埋め込んで起爆しなければ…


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壁を壊したい。

子どもの頃からずっと思っていたこと。

心ひとつない群衆の声にも負けず、あの日からずっと壁を砕いてきた。恥ずかしげも後ろめたさもなくただ必死にやった。

今日で、やっと、小さいが穴があくはずだ。まだ通ることはできないが。

いつか、壁を全て取り去ってやる。


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壁に、昨日までは無かった、小さな穴が開いていた。

こんな穴、一体誰が!?

恐る恐る穴を覗いた先には、
知らない少年がいた。


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やっとのことで開けた穴を覗くと、そこには、一人の少女がいた。

「誰だ!?」
「あなたが…穴を開けてくれたの…ありがとう…」
「俺は壁を壊したい。そっちから何か出来ないか!?」
「壁を壊せる爆弾を持っているわ。…っ!ついにこの日が来たのね…!?」


「さあ、壁から離れて。」

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ボロボロになってでも奪い返せ
君のココロは君だけのもの
命は、輝いてこそ命だ。


さあ、
自由に腐ったココロを
不自由に殺されたココロを


その鎖を。その壁を。


ぶち壊せ!!



これが、僕等の、想いのてろりずむだ。





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少年の目の前に広がった光景は、理想郷だった。


立ち並ぶ立派な建築物。
色とりどりに輝く町並み。

そして、聞いたこともないような笑い声。



少年は、もう言葉が出なかった。
状況が理解できないまま、ただ、そこにある格差に、絶望した。


目から涙が止まらなかった。



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少女の目の前に広がった光景は、荒れ果てた土地だった。


あるのはボロボロのテントのようなものと、畑だけ。


人の声も、活力もない場所だ。



少女は悟った。
なぜ大人たちが壁の向こうのことを隠していたのかを。
なぜもとの世界が、そしてこちらの世界がこの有り様なのかを。

少女は悟った。

名も知らない、ただ、必死に何かを変えようとした少年のことを。




少女は少年に寄り添い、号哭する少年をただ抱き止めた。



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「…ありがとう。」
「うん」



深呼吸をして、立ち上がった。



「狂った世界はもうないよ。」



だって、ココロの壁は
二人の優しいてろりずむで
とりはらわれたのだから。







☆要約解説☆
ここは、遥か昔、富裕層と貧乏人が壁によって仕切られた国。

壁の向こう側のことを名にも知らない、貧乏な少年と豊かな少女。
それぞれがそれぞれの側から、壁を破壊した。
少年の目の前には豊かな国が。
少女の目の前には荒れ果てた場所が。

真実を知って格差に絶望する少年に、少女は寄り添った。

— 命は、輝いてこそ命だ。

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