「これは確かに豚の丸焼きかね」と聞いた。ウエイターは「さようでございます」と答えた。
その場で、男は発狂した。なぜ?
【ウミガメ】【闇スープ】

男はその豚を食べましたか?

No

男は人間ですか?

Yes

犯罪は関係ありますか?

Yes!

宗教で食べてはいけませんでしたか?

No

以前に食べていた味と同じでしたか?

No

その豚の丸焼きは、見た目だけでは豚の丸焼きであるとわからないものでしたか?

No

運ばれてきたそれは、豚の丸焼きでしたか?

Yes

豚とは動物の「豚」ですか?

Yes

発狂は演技ですか?

No

鳥の丸焼きだとしても、男は同じように発狂しますか?

No

生前の豚と男に接点はありますか? [編集済]

Yes! [良い質問]

出てきた丸焼きがグロかったので発狂しましたか?

No

男が想定していた「豚の丸焼き」とは、一般的な豚料理としての豚の丸焼きですか?

Yes

男は何か勘違いしましたか? [編集済]

No

男のかわいがっていた豚の特徴があって、「殺された!」と思いましたか?

Yes! [正解]

豚は男が飼っていた豚ですか?

Yes! [正解]

男は学校で解体シーンを見ていましたか? [編集済]

No

間違えました。 [編集済]

了解です

男の職業は関係ありますか?

No
ある日、その豚が水槽から居なくなっていた。男は必死でその行方を探したが、結局見つかることはなかった。
失意の中で、気分転換に男はレストランへ足を運んだ。食用としての豚も好きだった男は、メニューから豚の丸焼きを注文した。
運ばれてきたそれを目にした男は驚愕した。耳の形が、明らかに見覚えがあるものだったからだ。
しかし、もしかしたら豚ではないのかもしれない。ウエイターを呼んだ男は震え声で、「これは確かに豚の丸焼きかね」と聞いた。ウエイターは「さようでございます」と答えた。
男は悟った。自身の愛玩していた豚は盗まれ、既に調理されてしまったのだ。
男は発狂した。
「――って、話なんですけどね。どうでした? お客さん」
愛想の良いタクシーの運転手が、後席の男に話し掛ける。その男は眉をひそめて返事をした。
「非論理的が過ぎるな。あの問題文で、どうやってペットの豚がテーブルに出されたなんて気付けるんだ」
運転手は快活に笑った。
「それが、水平思考ですよ。お客さん、確か人探しでアルカーノに行くんでしょう?」
「ああ。ちょっと、『先生』を探しにね」
「それなら、水平思考は必要だ。あの町じゃ、垂直思考だけが絶対じゃありませんからね」
肩を落として、男は窓の外を眺めた。
事務所に届いた手紙には、アルカーノという街の館に丸がされた地図が同封されていた。果たして、そこに先生は居るのだろうか。
間もなくして、遠くに防壁が見えた。あの向こうにアルカーノがある。男――ライナーは、帽子の鍔を下げた。
ライナーを乗せたタクシーは、アルカーノへと近付いていく。