ウミガメのスープ

1,豚の丸焼き

作者: たこやきDJ

男がレストランで、豚の丸焼きを注文した。運ばれてきたそれを目にした男はウエイターを呼び、
「これは確かに豚の丸焼きかね」と聞いた。ウエイターは「さようでございます」と答えた。

その場で、男は発狂した。なぜ?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

男はその豚を食べましたか?

No

はい

男は人間ですか?

Yes

はい

犯罪は関係ありますか?

Yes!

いいえ

宗教で食べてはいけませんでしたか?

No

いいえ

以前に食べていた味と同じでしたか?

No

いいえ

その豚の丸焼きは、見た目だけでは豚の丸焼きであるとわからないものでしたか?

No

はい

運ばれてきたそれは、豚の丸焼きでしたか?

Yes

はい

豚とは動物の「豚」ですか?

Yes

いいえ

発狂は演技ですか?

No

いいえ

鳥の丸焼きだとしても、男は同じように発狂しますか?

No

はい

鳥の丸焼きだとしても、男は同じように発狂しますか?

Yes!

いいえ

出てきた丸焼きがグロかったので発狂しましたか?

No

はい

男が想定していた「豚の丸焼き」とは、一般的な豚料理としての豚の丸焼きですか?

Yes

いいえ

ウエイターの回答を男は勘違いしましたか?

No

はい

核心男のかわいがっていた豚の特徴があって、「殺された!」と思いましたか?

Yes!

はい

核心豚は男が飼っていた豚ですか?

Yes!

いいえ

言葉遊びはありますか?

No

言葉遊びはありますか?

了解です

いいえ

男の職業は関係ありますか?

No

答え

男には、ペットとして愛玩している一匹の豚が居た。その豚は特徴的な形の珍しい耳をしていて、男は愛情を込めて世話をしていた。
ある日、その豚が水槽から居なくなっていた。男は必死でその行方を探したが、結局見つかることはなかった。
失意の中で、気分転換に男はレストランへ足を運んだ。食用としての豚も好きだった男は、メニューから豚の丸焼きを注文した。
運ばれてきたそれを目にした男は驚愕した。耳の形が、明らかに見覚えがあるものだったからだ。
しかし、もしかしたら豚ではないのかもしれない。ウエイターを呼んだ男は震え声で、「これは確かに豚の丸焼きかね」と聞いた。ウエイターは「さようでございます」と答えた。
男は悟った。自身の愛玩していた豚は盗まれ、既に調理されてしまったのだ。
男は発狂した。


「――って、話なんですけどね。どうでした? お客さん」
 愛想の良いタクシーの運転手が、後席の男に話し掛ける。その男は眉をひそめて返事をした。
「非論理的が過ぎるな。あの問題文で、どうやってペットの豚がテーブルに出されたなんて気付けるんだ」
 運転手は快活に笑った。
「それが、水平思考ですよ。お客さん、確か人探しでアルカーノに行くんでしょう?」
「ああ。ちょっと、『先生』を探しにね」
「それなら、水平思考は必要だ。あの町じゃ、垂直思考だけが絶対じゃありませんからね」
 肩を落として、男は窓の外を眺めた。
 事務所に届いた手紙には、アルカーノという街の館に丸がされた地図が同封されていた。果たして、そこに先生は居るのだろうか。
 間もなくして、遠くに防壁が見えた。あの向こうにアルカーノがある。男――ライナーは、帽子の鍔を下げた。
 ライナーを乗せたタクシーは、アルカーノへと近付いていく。
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