ウミガメのスープ

煌びやかな地獄

作者: うえすぎ

ある者は卓越したセンスで絵を描き始めた。
ある者は美しい歌声を披露した。
ある者はその美しい容姿と肉体で見るものを惹きつけた。
ある者は楽器を奏で、ある者は生の息吹を感じる彫刻を、ある者は……

その者たちを見て回った『彼ら』はその美しき才能を称賛した。
しかし称賛を浴びた者たちの大多数は心が死んでいた。


いったいなぜか状況を補完しご説明ください。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

彼ら、は人間ですか?

NO

いいえ

作中作はありますか?

NO

いいえ

心は自ら殺したのですか?

NO[現実への絶望によるものです]

いいえ

心が死んでいるとは、心臓が止まっているということですか?

NO[3より]

はい

『彼ら』は機械ですか?

YES[解説では機械生命体と称しています]

いいえ

彼らは神ですか?

NO

はい

ある者達は人間ですか?

YES

彼らが絵を書いたり歌ったり彫刻をしたりするのは誰かからの指示ですか?

指示…だとニュアンスが違いますかね

この世界では機械生命体が人間を支配しており、「称賛を浴びた者たち」は人間で、機械生命体は人間の才能を認めていたが、人間たちは機械生命体に好きなように使役されて心が死んでしまいましたか?

YESNO[雰囲気は合ってます。機械たちは星からの侵略者です]

はい

機械によって優れた才能のみを選別しますか?

YES[人間の中から選ばれました、そして…]

いいえ

5より 機械生命体には心がありますか?

NOかな?[ある分野ができないので、それができる人間が集められました]

はい

ある者たちは支配されていますか?

YES

はい

機械によって優れた才能のみを選別し、それ以外の人間を殺しますか?

YES

核心9 機械生命体は宇宙から地球に来て地球人類を支配し、優れた才能のある者だけを生かして賞賛し、それ以外の人間は殺したので、生きている人間たちは絶望しましたか?

YEEES!

はい

人間たちは機械生命体に支配され、機械生命体は才能がない、必要がないなどと判断した人間を殺していき、それを見た人間は恐怖に怯えて心が死にながらも今を生きのびようとしている、ということですか?

YES[ですが惜しいです]

はい

11 機械生命体は芸術作品を作れないので、芸術作品を創作できる才能を持った人間だけを生かして自分たちのために芸術作品を作らせ、芸術家達は機械生命体に支配されて絶望しましたか?

YES!

答え

西暦2XXX年
地球が惑星ラテラルに占領され数年ーー

ある都市に巨大な施設が造られた。
その名も『人間美術館』。
人間の中から遺すべき才能をもった者たちを収集・保管・展示する施設である。

ラテラルには機械生命体という、
人間より強く、賢く、便利な生命体が惑星を支配していた。
そんな彼らにはひとつだけ人間たちに劣るものがあった。

芸術の創造である。

芸術という概念を持たなかった彼らは、
それを持つ弱き人間に執着にも似た関心をもった。
地球の全ての人間の中から選び抜いた者たちを集めると、
残りの必要のない人間は全て消した。
利用価値がないからだ。
こうして機械生命体たちの夢の施設は完成した。
彼らは初めて知った芸術というものに熱狂し、称賛した。

ーーーーすばらしい!!

一方、
称賛を受けた人間たちの心は死んでいた。
美術館なんて名ばかりの見世物小屋だからだ。
中には助かった、自分の活動に専念できるなど言う者もいたが、
だれがこんな怪物どもに管理されることを喜ぼうか?
衣食住も生殖行為も管理され、脅されるように才能を披露する。
一見平和に見えるこの施設は、機械生命体たちの関心の上で成り立っているのだ。
いつそれが消えてしまうのかなんて誰も知らない。

助けなどない、煌びやかな地獄に心は死んでいくのだった。


[要約解説]
芸術の才能を持った人間が宇宙人(機械生命体)によって集められ、管理されている状況と、
他の人間は皆殺しにされているため、助け出される希望のない事実に絶望しているから。

— 初ジャンルに挑戦、のち爆死

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