亀夫君問題

「好きな人の様子がおかしいんです」正

作者: 蒼井門


あー、困ったなー困ったなー。
え? 何がって? 良く聞いてくれたな。
実はな……。
「ねー、オト先輩聞いてくださいっスよぉ~~ねェ~~。なんでも屋でしょぉ~~~?」
「なんでも屋じゃなくて便利屋な。まあとりあえず水飲め水」

彼女は……ちょっと仕事先で出会った……まあ知人だ。
こいつが仕事を頼みたいっていうんだな。
けど、俺は『交信』のチカラと、『変装』のチカラ、この町の地理についてちょっと明るいくらいしか取り柄がなくてさ。

助けてくれるよな?この昼間っからクダまいてるやつとと俺を放置しないよな?ネッ?お願い!


※皆さんは、オトに話しかけて彼女の頼みを解決してください。



出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

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オトさんこんばんは、こちらは夜です。そちらも夜ですか?

いや。昼だ。まだ明るい。

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彼女のお名前を教えてくださいな。

彼女は風丹香仁華。ニカって気軽によんでやってくれ。ちょっとした仕事を請け負った時に出会って、それからなついてくる。メモにいろいろ書いてくからよろしくな。

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『交信』のチカラについて詳しくお願いします。

ん?今お前ら…失礼、皆と会話しているこのチカラさ。所長は「異世界の思念とつながる能力」って言ってた。俺はずっと霊能力だって思ってたけど、皆は幽霊じゃない…んだよな?

?

あなたの『変装』がどのくらいのレベルなのか教えて下さい。

へっへ~ん。女の子にだってなりきって見せるぜ……そぉれ。 「どうだ?」 ニ「先輩が美女になった~!すご~い……?……何がとは言わないが負けたッス。いいもん。どうせあれつめものだもん」

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とりあえず何頼まれたか教えてもらえますか?

ニ「そういえばちゃんと話してなかったッス~……。ええと、好きな人がね、いましてね。ええと……その人の様子が~その、おかしくてですね。どうしてかなって、思ってですね?」 さっきまで酔っぱらってたとは思えない恥ずかしがり方だ。

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5 あ、やっぱ聞かなきゃよかった。。

ニ「ひどいッス!ひどいッス~!!!」 同感だ。(どちらの方にとは言わない)

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そこどこ?

おう。便利屋ブルーズゲートのまあ、会社っつうか。その一室。

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今日の年月日を教えてください。

2016年3月8日。

?

今日の年月日を教えてください。

ニ「前はよく一緒に話してくれたんですよ。けど最近なんか無口になって、でも変なことはつぶやいてて。…それにいつも同じ場所にいたのに最近はいないこともあって。当たり前っちゃ当たり前なんスけどね。なんだか顔色が悪かったから心配で…。それから友達にも…」 長いからまとメモいき!

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好きな人の特徴を教えて下さい。

ニ「お?先輩気になる?気になっちゃうッス?…けどあんまり話せることはないですよぅ。 黒髪で、優し気な年上の人で。眼鏡をかけてるのが特徴といえば特徴?」

?

今事務所にはオトさん、ニカさん、所長の他にどなたかいらっしゃいますか?

所長もでかけてっから、俺とニカだけだぜ。あ、出かけるなら留守番とかは問題ねーことになってるよ。

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とりあえずニカの想い人に変装してみてください。

無理。さすがに詳しい容姿わからねえと。

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好きな人の様子がおかしいことについて、具体的にどうおかしいか分かりますか?

まとメモにかいとくぜ。

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ニカさんの好きな人はどんなふうに様子がおかしいのかな?

まとメモに書いたぜ。

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10 その人のプロフィールとか教えてもらえません?

詳しいことはわからんが、とりあえずニカから聞き出せたことについてはメモにかいとくぜ。

?

念の為に確認しますが、酉実さんは男性ですよね?

ニ「そうッスよう。ちょ~っと頼りない感じはしますけど、女の子では絶対ないッス」

?

好きな人の名前を教えてください。まあ、本名でなくてもよいのだけど。質問しにくいので。

ニ「酉実って名乗ってたッス。下の名前がわからないッス…」 ニカはしょんもりしている。

?

酉実さんが民俗学教授室の前にいた理由が分かるかニカさんに聞いてください。

ニ「さあ?わかんないッス…。酉実さん、聞き上手で…なんか思い出したら私ばっかり話してたッス。…反省……」

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ニカさん、酉実さんの絵描いてみてくれます?

ニ「ラジャ!」 へたくそすぎてなんの参考にもならない。

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異変が起こったきっかけに何か心当たりはありますか?

ニ「全然です」

?

7 地球上?

そうだよ。在狩野町一丁目。ゆりかごから墓場までどんなことでも青き門は開かれている!便利屋ブルーズゲートをぜひよろしくだぜ!

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酉実さんはプラネタリウムが好きなのですか?

ニ「星が見えるから。とは言ってたッスけど、プラネタリウムとかの話はきいたことがないッスね」

?

ニカさん、「冷たい、暗い、狭い、冷たい」は、酉実さんが言っていたことそのままですか? 聞き間違いの可能性や、勝手に解釈・翻訳してしまった可能性が気になります。

ニ「なにかの言葉の途中って感じはしなかったッス。私がいるのにもその時気が付いてなかったみたいですし」

?

トリは昼間も星座を眺めてたの?

ニ「うう~~わからないッス。けど、昼でも星はあるんだっていってましたよ!」

?

民俗学の教授の研究内容はわかりますか?

ニ「私も授業とってますからね。狐ヵ咲教授は。この町の独自性を生かしたフィールドワークが有名ッス」

?

オトさん以外にも似たような能力を持っている人はいるのでしょうか?

さあ?いるんじゃない? 詳しくは知らない。

?

「冷たい水は万華鏡のように変わる」とは、凍り付いて雪の結晶に変化することを指しているのではないかと思いつきましたが、ニカさんに心当たりはあるでしょうか?

ニ「全くないッス。雪もこっち降らないじゃないッスかぁ」

?

初めてトリさんと出会ってから、変化が起きるまで、どれくらいの期間がかかりましたか?

ニ「えーっと、最初にみかけたのは私が入学してからだから…二年くらいになるッスかねえ」

?

夜中に野外で星空を見ていたり、時間はともかく冷たい場所にいたなら、風邪の一つも引きそうなものですが、異変後の酉実さんに風邪っぽい兆候は出ていましたか?

ニ「風邪ってよりもっと顔色が悪かったッス。けど、せき込んだりはしてなかったですよ」

?

酉実さんがあまり話してくれなくなったというのは、話しかけても返事がないとか、そんな感じですか?

ニ「そもそもあんまり見かけなくなったッス。それから生返事が多いッスね」

?

最後に酉実さんを見たのはいつですか?

ニ「結構最近、姿だけは見ましたよ。今日ももしかしたら……いるのかもしれないけど……」

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25 町の独自性とは?

ああ、在狩野町は不思議なことが昔からよくおこるらしくてな。一定のマニアにはかなり名が知られてる。 妖怪ブームとか都市伝説ブームとあわさって一時期すごかったんだぜ。雑誌にとりあげられたりな。特に七不思議とかさ。

?

民俗学のレポートについての文章、題材を考えている、とかでしょうか?

ニ「でも授業でみかけたことないッス…」

?

25より この町の独自性、とは?

32 と同様だ。

?

込み入ったことをお聞きするようで恐縮ですが、酉実さんと初めて出会ったときのことをお聞かせ願えれば。

ニ「えへへ、いつも同じ場所にいるんで気になって話しかけたッス。そしたら民俗学を取ってるんだねって聞いてきて。そこから話がいろいろ盛り上がってです」

?

酉実さんは「星が見えるから」といって青空を見上げていたのですか?

ニ「いつも構内にいたスから、青空を見上げてるところはみたことがないッス」

?

この近くに本当の星が見える場所ってどこかありますか?

いや、夜になれば星は見えるけど…昼はどうだろうなあ。

?

酉実さん、外国語堪能だったりしません?

ニ「わからないッスけど、そんなことは聞いたことないッスね」

?

酉実さんと話した授業の話について、詳しくお聞かせください。特に、民俗学の授業について語っていたことがあればそれを聞きたいです。

ニ「え~、霧の発生条件とか理科っぽい話から、地形における錯覚の話、伝承の伝播とかッスかね。 あ、でも酉実さん、この町の七不思議については興味をしめしてたッスよ!」

?

32 その七不思議の内容を教えていただいてもいいですか?

オッケー。メモにかいとくな。

?

酉実さんの写真とかないんですか?

ニ「写真キライらしくて…まあ、私もツーショット取りたいとかそんな…そんなことかんがえたことなくて///」 はいはい

?

もしかしたら、酉実さんは人間ではないのでしょうか?

ニ「え!?あんなにはっきりみえてたのに!? ないッス!ないッス!」 ニカはこういってるが、可能性は考えておいても損はないな。

?

31 その時のトリミさんの様子を詳しくお願いします。

ニ「生返事だったッス…」 ご主人とわかれた犬のようなしょんもり加減だ。

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42 おそらく、昼間にも星が見えるような特殊な目or視力を持っていると思います。

いや…昼でも星が見える条件があるってどっかで聞いた気が…

?

酉実さんから宇宙人についての話を聞いたことはありますか?

ニ「そんなこときいたことないッスよ!」

?

32 謎の建築物とか、洞窟とかありませんか?

あはは、公園の地下帝国って話があるくらいだからあるかもしれないな。

?

オトさんやかにかさんはかぐや姫の話はご存知ですか?もしかしたらトリミさんがそれに近い可能性もあるのですが。

ええー、そんな感じの話…似合わないな。

?

ずばり、酉実さんはオトさんの変装だと見た!

してないしてないw

?

トリミさんは理科とか好きなんですか?

ニ「まあでも、そういういろんな知識が必要ッスからねえ…。あんまり聞いたことはないッスけど」

?

「霧呑みの井戸」の話が気になります。井戸の中は、冷たくて暗くて狭いのではないでしょうか。

おう…あっそれだ!星が見える条件!井戸の中なら深いほどに星が見えるってなんかで聞いた!

?

オトさんは霧呑みの井戸に行ったことありますか?

あるけど、ふたがしてあるなんの変哲もない、忘れ去られた井戸だ。

?

44 白い月が青空に見えることがありますが、そのことでしょうか。

うーん。わからん。

?

44 その条件とは?

50で思い出したぞ!

?

良ければ在狩野町二丁目の井戸『蒼井』に移動してみてください。

へーい。よし、ニカいくぞ。 ※以下、移動先での話になります。

?

井戸の底から空を見ると、星が見えたりしないかしら?

うんうん!それだよ俺がきいたの!金〇一少年のゲームだっけ?

?

「狐面の子供」のモデルとされる知り合いに連絡つきませんか?

さあ。忙しいからな。…あと、話しかけると非常にめんどい。

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井戸の中ってどのぐらい深いんですか?

知らん。ふたがしてあるし……のぞいたこともねえし。

?

七不思議を調べるうちに霧呑みの井戸を覗いてしまったのかもしれませんね。

うーん。ちょっと覗いてみたが、光が反射してちょっと水面が輝いてるくらいしかないぞ。

?

とりあえず民族教授室までテレポートしましょうか。 え?無理?嘘でしょ??

よし!走るか! ニ「体力勝負で先輩には負けねえッス」 ※以下、在狩野大学に移動します

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霧呑みの井戸を覗いてみてください。どんな感じですか?

光が反射してちょっと水面が輝いてる程度だったぞ。

?

井戸の蓋を開けてみませんか?

びくともしなかった。どうなってんだろうな。あれ。

?

民俗学の教授は在室ですか?

いや、いねえ。 どうする…部屋の中…のぞいてみるか…?

?

単刀直入に聞きます、大学に酉実さんらしき方いらっしゃいますか?

うーん、もう人が少ないからな。 いつもはここにいるんスよー!とニカにも案内してもらったが、今は姿かたちもない。ちょっと日陰だな。窓もねえし。

?

できれば民俗学の教授に霧呑みの井戸について詳しい話を聞いてください。

ちょっと今、見当たらないな。

?

井戸って、いつから蓋されているかわかりますか?

ニ「江戸時代の後からってきいたことあるッス。つかわれなくなってすぐだって」

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58 むしろ黒衣の人物が酉実さんなのではないかと思ったです。

ニ「うーん。黒い服は着たところをみてないッスねえ」 黒衣か…違いそうだな。

?

図書館でこの町の民俗に関する本を探せますか?

オッケー。まずはへやのぞいてからでいいか?

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36より いつも構内にいたのなら、太陽光がダメな可能性がありますね。霧の中から現れる黒衣の人物、という噂と組み合わせると、酉実さんは吸血鬼の可能性があると思います。

どうだろう……吸血鬼ってマジでいるの? ニ「いや、太陽の光は好きって言ってたッスから、そういうことはないんじゃないかと」

?

62 部屋の中に入ってみましょう。何か気になるモノはありますか?

資料があるのでめくる。 「今な×清きをたたえ××戸こそ ×華鏡  ×く扉 引:神出 李『羅照…』」 かなり黒ずんでいて読み難い。 ニ「教授が帰ってきたッス!」

?

62 ドアをたたいてみたらどうですか?

すまん。もう入ってみつかった。

?

60 ん? 蓋してあっても水面はみえるの??

小さな隙間があったんだ。人なんかはどう頑張っても通れないが、まあ、のぞくくらいならできるやつはな。

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酉実さんは太陽が好きという話ですが、具体的に太陽についてどんな話をしていましたか?あるいはひなたぼっこが好きだったのですか?

ニ「かもしれないッスね。 「暖かくて、ほんわかした気持ちになって、ああ、明るいんだなって思うんだ」 って言ってたッス」

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69 さっそく教授に七不思議のことを話しましょう。

狐「ああ。それならよく知っている。それがどうやって広まったのか。どこからでたのか調べるのもまた一つだし、個人的にも興味があって調べているしな」 おっとそうだ、教授についてもメモに書いておくぜ。

?

69より 「万華鏡」という単語らしきものがありますね。酉実さんも同じ資料を読んだのかもしれません。

そうだな。教授に聞くことがなければ図書館で調べてみるか。

?

()

(((≡□♀□≡))今回は特にかんがえてないです)

?

もしかして黒衣の人物=トリミさんという可能性は考えられますか?

違う気がするなあ。

?

69「今なお清きをたたえる井戸こそ 万華鏡  開く扉」でしょうか?

たぶんそうだな。

?

酉実さんは目に障がいがあるとか、そういう様子はないですか?

ニ「眼鏡はかけてたッスけど、普通だったッスよ。隠されてたらさすがにわからないッスけど。」

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部屋に万華鏡はありますか?

いや、ないみたいだ。

?

69 資料名を教えてください。

引:神出 李『羅照…』 までしかみえなかったんだ。 神出 李ってのが著者名か?

?

狐ヶ咲さん、右耳が気になるんですか?

狐「?あ?……ああ、まあ、ちょっとな。昔の名残だ。気にすることじゃない」

?

教授に、井戸について詳しく説明してもらってください。

狐「昔、この町が国だったころの話だ。この井戸の水は清涼でとても役立っていたらしい。霧呑みの井戸って呼ばれるようになったのは、黒衣の人物が出る以外は清涼な雰囲気だからだ」

?

井戸の蓋の隙間から水面を覗く行為を万華鏡に喩えているのではないでしょうか。

かもなあ。

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井戸は丸いですか?万華鏡みたいに三角だったりしませんか?

いや、普通に円柱だった。

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井戸の中は水がいっぱいありますか?

わからん。そこまでは。なみなみにははいってないぜ、井戸だしな。

?

教授は井戸の蓋の開け方を御存知なのではないでしょうか?

狐「分ったら苦労しないよ。聞きたいのはそれだけか?」 ニ「うー…」

?

81 フミさん、昔の名残って?

狐「いや、まあ、けがをしたことがあって、それだけだ」 確かに、色味がちょっと違う。

?

では、おいとまして図書館に行ってみましょうか。

よーし、じゃあ移動するぞ。

?

フミさん、もしかしてあなた前に「霧呑みの井戸」について調べたのでは?

……さてね。

?

とりあえず図書館にパソコンがあるなら「神出李」で調べて「羅照」から始まる本を探しましょう。

よーし、神出李……っと。 ん?検索で二人の人物が出てきたぞ。 神出李はわかるが…… ニ「酉実亀雄!?」

?

あ、フミさんに酉実さんについての質問するのを忘れてた……

……後で聞こうか。

△

酉実亀雄さんの本は何かありますか?

いや、本はないが…研究について少し残ってる…何々…? 酉実はどうやら神出関係から協力者とこの街を調べていたらしい。 本来はアル大の教授になるはずだったが六年前から行方不明!? ニ「うそッスよね…? だって、私、一緒にしゃべって……」

?

検索で出てきた「酉実亀雄」について、一緒に書き添えられていることがあれば教えてください。

92の通りだ……なんてこったい。

?

酉実亀雄さんについての情報はありますか?所属とか、生まれた年とか。酉実さん本人か家族である可能性がありますよね。

うーん、一般人だからな。図書館のパソコンでは限界がある。 酉実さん方面からいくのは難しいか…?

?

酉実亀雄さんがかにかさんのいう「酉実さん」の可能性はありますか?

ニ「あうあう……」 可能性はあるんじゃないかな。

?

90 それらの著書がいつ書かれたものか判りますか?

明治から大正にかけての本らしい。神出 李(かみで すもも)歴史学者。すでに亡くなっているが、この町出身だったらしく残っているぞ。 何か見てみるか?

?

とりあえず『羅照神信仰(らてしんしんこう)』『羅照進町備忘録(らてしんちょうびぼうろく)』の2つを借りてみましょう。

オッケー。おい、俺は部外者だからお前がかりないと ニ「あうう…(ショックを受けながらも手続きをする)」 …『羅照神信仰』は貸し出し中のようだ。『備忘録』だけだが読むぞ

?

オト君、もしかしたら酉実さんは君が『交信』で語りかけられる先の世界にいるのかもしれない。

いや、俺ってばさ~、そういう、なんていうか……相手を選ぶことができなくって…(テヘペロ☆) ニ「先輩役立たずッス!」

?

酉実さんって幽霊なのでは?

その可能性が出てきたなあ……

?

井戸に何か宝物があるということかな?

かもしれねえな!お宝! ニ「それよりも酉実さんッス!」 そうだったそうだった…

?

92 「協力者」っていったい誰なんでしょうかね?

誰なんだろう……。うーむ。詳しい情報はない。 ……そういえば……

?

さて、もう一度井戸に行くか、フミさんに質問してみるか、どちらがいいと思います?(すげー反則くさい質問)

決めるのはお前らだぜ。……ん!?大宇宙からの意思が! (((≡□♀□≡))今回はマルチエンドではないので、結局回数をかさねる遠回りか、ルート通りに順序良くかしかないです) ……!?今までの交信とは感じがちがった…俺、今なんか口走った?

?

101 そういえば?

いや、ここには研究途中の酉実さんの話でさえあった。 ってことは、大学教授になれるくらいの功績があるあの人のは…?

?

酉実亀雄氏の肖像画が検索で出ていたりしませんか?

あくまでまだ一般人だからな…あと、図書館の限られた昨日のパソコンだし…

?

フミさんならもしかして酉実亀雄さんのことを知っているのでは?

聞きに戻るか? 図書館はここで終わるか?

△

103 パソコンに「狐ヶ咲 史仲」と入れて検索してみましょうか。

えっと、き・つ・が・さ・き・ふ・み・な・か…っと、おお、彼のレポと論文……ふむふむ。霧が関係する謎が多いからそこに焦点を当てて調査か…。 ニ「これ、これって!」

?

フミさんの書いた本があるかどうかも調べてみましょうか。

ニ「あわわわわ」 おちつけニカ。

?

106 論文読んでみましょう。

ニ「この写真ー!この写真ー!」 おちつけ落ち着け。 ニ「この証拠のための写真!教授と一緒にうつってるの酉実さんッス!」 な、なんだってー!教授の隣にうつってるやつか!

?

106 ニカさんに落ち着いてもらって、詳しく吐いて…いや、話してもらいましょう。

ニ「教授と一緒にうつってるのが酉実さんッス!」 ということは教授が協力者……?

?

あと図書館でフミさんや酉実亀雄さんらしき人が写っているアルバムって探せますか?

まさに魂消てる状態のニカの話を要約すると。 ニ「……教授はここの大学卒じゃないッスから……ないと思うッス…」 らしい。

?

写真の撮られた時期はわかりますか?

六年前の二月だ。 行方不明になった日がその一か月後……って、いなくなったの、六年前の今日あたりかよ!

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フミ教授の年齢はわかりますか?

ニ「えっとぉ、30代は越えてるとおもうッス……若いとはきいてたッスけど…」

?

写真を見れば、オトさんは酉実さんに化けられますよね? 教授に話を聞きにいくなら、酉実さんに化けたオトさんが単独で行った方がいいと思います。教授が酉実さん失踪の真相を知りながらも隠している可能性を考えると。

オッケー。 「ドヤッ」 ニ「酉実さんはそんなドヤ顔しないッス。とりあえず【見た目だけは!】完璧ッス…くやしいけどかっこいいッス…」 平凡なおっさんにしか見えないんだけどなあ…。

?

まさかフミさんも幽霊ではないですよね?

講義もしてるだろうし、部屋は彼の私物らしきものがあった。さすがにそれはないんじゃないか?

?

酉実さんは自分の命日が近くなっているから態度が変わったのではないでしょうか。

ニ「えっえっ、でも、去年の今頃にはそんなことなかったッスよ!?」 六年前か……

?

フミさんに会いに行きましょう。

オッケー。了解したぜ。 ニ「もうちょっと態度をそれっぽくしてくださいッス」 だって俺、酉実さんの性格しらんもん。

?

113 ではいきましょう。教授のもとへ。

了解。 そろそろつ…… 「うわー!」 「うわー!」

?

6年前に亡くなったなら、今年は七回忌ですねえ。

そうか! ……七回忌以降は独特の文化らしい。 そう考えると、ここまでが本来の時間での拘束時間……?

?

去年と今年でフミさんに何か変わったことはありますか。昇進したとか。

ニ「別にそんなことはないッス」

?

117 誰が叫んだのですか?

俺と… 「僕!?」 ……今の俺と同じ背格好。つまり、今、俺は酉実さんと出会ってる。

?

フミさん、酉実さんについて聞かせてください。

ちょっとごめん。今それどころじゃねえの! 酉「うわーーー!七不思議のドッペルゲンガーだ!僕死んでしまう!」 いや、もうお前死んでるんじゃねの!?

?

115 七年経ったら、失踪宣告で死亡扱いにされてしまいます。

名実ともに死んだわけだ…

?

酉実さんの死体は井戸の中にあるのでは・・・・?

酉「……そうだよ」 でもふたがあかないのにどうやって?

?

120 鉢合わせした場所はどこだい?

教授室前。ニカがよく見かけるって言ってた場所。

?

その酉実さんは本物ですか?オトさんと同じ能力保持者じゃなくて??

酉「本物……って言っていいのかな。僕は、僕さ」

?

ねえ酉実さん、フミさんがあなたを殺したのでは?

酉「そう。そうだよ。フミくんが僕をね……これ以上は言えない」 いえない? 酉「死に関しては僕は肯定か否定かしかできないんだ」

?

とりあえず、酉実さんに井戸の開け方を教えてもらいましょう。

酉「それも死に関するから、肯定か否定かのことしかできないんだ…期限間際までいた代償みたいなもんだね。ごめん…」

△

酉実さん、件の井戸ってどこかと繋がっていたりしませんか?

酉「うん。つながってるよ。けど僕のこととは関係ないかな」 関係ないのは本当らしいな。もっとかんけいしてるなら「うん」しかいえないはずだから

?

フミさんは、酉実さんを殺した時に耳にケガをしましたか?

酉「うん!そうだよ!」 うん?何かこっちを指している…あっ、さっきの写真印刷したんだった。 よく見てみると、ピアスしたりして派手な格好だ。……あの教授、今ピアスしてなかったよな?

△

井戸の蓋を開けることは可能ですか?

酉「うん…といっていいのかな」 ふたじゃない場所があきそうだ。でも、あけ方にふたは関係するらしい。

?

フミさんに井戸の開け方をそれとなく聞きましょう。

答えてくれるかなあ。 酉「無理じゃないかな。だって…」 それ以上は言えないみたいだが察せたぞ。酉実さんが殺された動機。

?

酉実さんはフミさんに復讐をしたのですか?

酉「今はどっちともいえないな……」 なるほど、捕まってほしいが、復讐かときかれると違う感じかな?

?

酉実さん、もしかして狐ヶ咲教授に食事に誘われていませんか?

酉「フミくんは僕のことが見えてないよ」

?

フミさんは井戸の蓋の開け方を知っているのでしょうか?

酉「うん!そりゃそうさ」 どうやら投げ込んだのはあの先生らしいな。

?

129 そのピアス、今は井戸の中の遺体(酉実さん)が持っていますか?

酉「……うん。実はね」

?

フミさんは酉実さんの研究成果を奪うために殺しましたね?

酉「うーん?どうだろう」 研究成果というより財宝のほうだろうな。

?

フミさんが右耳を気にするのは、右耳を手術したからなのでしょうかね…

ピアスを耳ごと引きちぎったんだな? 酉「…とっさだったからね」

?

フミさんが右耳を気にするのは、右耳を手術したからなのでしょうかね…?

酉「うん。大ありだよ。それをまとめなおした紙は……フミくんに奪われちゃったけど」 研究所でみたあの紙か!……もしかしてあの黒ずみ、酉実さんの血とか…さわちゃったぜ?俺…

?

酉実さんはフミさんより先に財宝を探し当てましたか?

酉「ううん」 どうやら井戸の入口を見つけ出しただけらしい。

?

酉実さん、井戸のふたに何らかの暗号がありますか?

酉「ううん」 ふたには暗号はないらしい。 開ける方法だけかな?

?

今、フミさんは教授室にいますか?

…音がする。いるだろうな。 もう酉実さんに聞くことがなければ突入するぞ!

?

フミさんに揺さぶりをかけに行きましょうか。

よっしゃー!ちょっと会話できて性格つかめたしカチこみじゃー! フミくーん! 狐「だ、誰だ!?」

?

とりあえず手伝いをするふりをして資料を覗き見しましょう

「フミくん今教授なんだって?大変だね、手伝うよ」 狐「おま、お前は……いや、誰だ!」 資料はやっぱりあの時見えた時くらいのものしか判別できない。

?

142 僕のこと覚えてるー?って訊いてみよう!

「フミくん、久しぶり。僕のこと覚えてるー?」 狐「知らん知らん!」 「酉実亀雄だよ、ひどいなあ」 狐「からかっているのか?通報するぞ…?帰ってくれ…」 声がふるえているが、意固地になっているようだ。もうちょと酉実さん自身だってわかるような発言をするしか…。

?

フミくん、耳が治ってるねえ。僕がちぎったのになあ……って言ってみよう!

言ってみた。 狐「お前は……お前は何がしたいんだ……?」

?

オト君気をつけろ、相手はオラついていた過去すらある(おそらく)人殺しだ。格闘の心得とかあるか?

ふええ…って言葉が似合う系男子ですごめんなさい

?

144 君のピアスは僕が持ってるよーって言ってみ。

「ピアスは僕が持ってる…」 狐「じゃあ、見せてみろ!そこまでいうからにはお前が!亀雄だって証拠を見せてみろ!じゃなけりゃお前はただのそっくりの!偽物だ!」 どうする?

?

井戸の中の僕の遺体を一緒に見に行かないか?君の耳をあのままにしていたら、いつか君の犯行がバレてしまうだろう?……と言ってみようか。

狐「……やっぱりお前は偽物だな?はは、そんなものはないのだろう?井戸を開けて、お前はありもしない財宝を…ッ!……いや、なんでもない。今なら見逃してやる。帰れ」 これは先に井戸を見に行くべきだったか…?

?

ということは、財宝は見つかっていないのですね。

狐「……お前は、見つけられるのか? 亀雄、お前がいるということは道が開かれたのか?」

?

ニカさん出番ですよー!フミさんを井戸まで連れて行きましょう!

ニ「まかせるッスー!」 狐「か、風丹!?ってことはもしかしてこいつさっきの…やめろ!成人男性をかつぐな!」 …頼んだものの、こいつの力はどうなってるんだ? とりあえず井戸に移動…ダジャレじゃないぞ!もっかい調べてみよう

?

酉実さん、井戸の入り口の扉は蓋とは別にありますか?

130の時の感触からするに、蓋をつかって蓋いがいの場所あけるんじゃねえ?知らんけど。

?

酉実さんはついてきてくれますかね?

地縛霊みたいなもんじゃねえかなあ、あれ。 無理じゃないだろうか。まあ、今からその酉実さんのとこに向かうんだけどな!

?

井戸に水を足す必要はあるのでしょうか?

「今なお清きをたたえる井戸こそ 万華鏡  開く扉」が酉実さんが、あの本からまとめなおした方法らしいからな。ちがうんじゃねえか。

?

井戸周辺の地形について教えてください。

まわりには木々がある。別段かわってるところはないようだが、何人か足をふみいれた後があるな。おなじ場所が特に。…黒衣の人物は実態をもった人間か?

?

蓋は回せますか?

井戸の蓋……ん?この一番上に積まれている石、なんか違和感が……

?

ニカちゃん聞こえるか、教授がいらんことしないようにしっかり関節を極めておけ!

ニ「はずしたッス」 狐「暴力沙汰だ!」 遺体だろうに元気だなこいつ…。

?

155 石動かせますか?

この一番上の列の石の色が違う!それから隙間からのぞいた時のきらめき!これが万華鏡!つまり! ニカたのむ! ニ「さっきから思ってたッスけど!女の子にふつう力仕事任せるッスか!? …ふんぬぬぬ」 結局やるんだ……アッ 側面に穴が開いた。下に階段が続いているぞ!

?

核心階段降りてみましょう。

ニ「あうあう……階段に赤い跡があるッス…」 もしかしたら教授はここから亀雄さんを転がり落としたのだろう。 ……階段の下にほぼ骨になった遺体がある…。

★
?

ニカさん、110番してください! オトさんまで同じように殺されたら不味いので。

いや、俺がやるよ……。 しかし、数体遺体があるんだが…これはかなり古い……。財宝をもとめた人間かそれとも…

?

フミさんに、酉実さんの御命日を訊いてください。

狐「……明日、亀雄をここに落としたのは……六年前の、明日だ……」

?

では、明日、酉実さんを丁重に弔って差し上げましょう。

ニ「…そうッスね」 警察が到着した。いくつもの遺体に向こうも驚いているようだ。 ……俺たちは少しだけわがままを言って、亀雄さんの遺体ともう少しだけお別れの時間をもらうことにした。

答え

条件
・酉実は教授に殺されていたのだと暴き、死体を発見する。

一番近くの遺体の手を開く。
中に握られているのは小さなピアス。写真と同じ……、そう。狐ヶ崎教授のものだ。

「……フミくんをつれて、ここまできてくれたんだね」

それを見下ろして立ち上がると声がする。
目の前には酉実亀雄の姿があった。構内から、狐ヶ崎への恨んでいいのかどうしたらいいのかわからない思いからようやく解き放たれたのだろう。
ニカは突然目の前に現れた彼を見て驚いた顔をした後、とっても穏やかな声で言った。

「……そうかあ……。ほんとに……酉実さん幽霊だったんスね。あは、私、霊能力者ってやつになったんスかね!」

なんてことないように笑いながらニカは言ったが、いつも慌てると出る口癖が出ている。
いつもなら「ッスッスうるさい」とでも言うところだろうが、今日の俺は流石に空気を読んだ。

「……そうッスかあ……」
「ごめんね、ニカちゃん。こんな顔させて」

亀雄さんは困ったように笑って、それから流れるのを踏みとどまっているニカの涙をぬぐうそぶりを見せた。
ただ、その手はすり抜けてしまったけど。
こんなにはっきりと見えるのに。こんなにはっきりと聞こえるのに。この人の遺体が回収される場面を俺達は見た。この人は、もう死んでいるのだ。

「本当は……本当は、僕が見えれば。見えたならちょうどいいから早く助けてもらおうと思っていたんだ。
フミが僕を殺したんだって暴いてもらって。井戸の中で腐ってく僕をひきあげてもらおうと思って。
……井戸の中は、とても冷たかった。蓋の隙間からのぞく光を僕はただ見てた。
太陽が出ているのに暗くて、とても凍える、北の夜空のようだった。だから早くここから出たいと――」

どうしてなんですか、と俺は聞いた。
明日が彼の七回忌である。彼が死んで六年だ。ニカと出会ったのは一年前。
今までずっとその環境にいたのに、消えてしまうそのぎりぎりまで。いや、ニカが様子がおかしいことに気が付かなきゃそのまま消えてしまうだけだったのに。
どうしてさっき話してくれたみたいなことをニカに伝えなかったのだろうか。

「……笑顔、かな」
「笑顔?」
「うん。ニカちゃんの笑顔が、太陽みたいだったんだ」

亀雄さんの顔はひどく安らかだった。

「ずっと隙間から漏れ出る光だけを見てたと言っただろう? 僕の意識はずっとあの井戸の中だけだった。
縁があるから、この場所にはこれたけど、ここには窓がない。僕は太陽をこの六年、まともに拝めやしなかった。
けど、ニカちゃんの笑顔は暖かくて、眩しくて。だから、こんな、僕の死なんかにかかわらせちゃいけないと思ったんだ。
僕の死に関係したら、フミくんが彼女に危害を与えるかもしれないと思った。僕が死んでると知られたらきっと怖がらせてしまうと思った。
それくらいなら――最後にずっと見たかった太陽みたいなその笑顔を見て終われるのなら――それはそれでいいのかもしれないと思って」

ああ、時間だ。亀雄さんがつぶやく。
見てわかるほどに体が透けている。だんだんと薄く背景と同化していく。
「行かないで」なんて言葉をニカはつぶやこうとしたみたいだったが、それは出来なかった。
これはどうみても完全なる成仏だ。
それをもう人がとどめておくなんてことはできやしないから。
全く、いつもは鬱陶しいくらい元気なのに、こういう時ばかり遠慮するんだから世話がやけるやつだぜ。
俺は背中をドンと押してやった。
よろけたニカは亀雄さんの体をすり抜ける直前でなんとか踏みとどまって、その顔を見上げた。

「……笑って、ニカちゃん。僕はその笑顔が好きで、そしてその笑顔に救われたんだから。死人が消えるのを悲しむ必要はない――」

はい、ってか細い声だけが聞こえた。
その時にはもうその場にいるのはぐっと服の裾をつかんで耐えてるらしいニカの姿しかなかった。
俺はやっぱりなんていっていいかわからなくて、距離をつめることもないまま、無難な言葉しか投げてやれなかった。

「……よかったな、両想いで」
「……そうッスね」
「……あー、なんだ。その……悲しむ必要はないって、笑って欲しいって亀雄さん言ってたけどよ。……今くらい泣いても、いいんじゃねえの」
「……泣かないッスよ。私は」

折角親切心で言ったってのに。
けど、ニカはそのまま振り向いた。

「笑顔でいてほしいって言われたから笑うッス。酉実さんがいなくなるところに立ち会えた。彼の死を解明できた。悲しいことは何も無いんスから」

その時の笑顔は確かに眩しくて、亀雄さんの言ってたことがなんとなくわかった気がした。
だから、まあ。今日は何か美味しい飯でもご馳走してやろうかな、と思ったのだった。

END


おまけのおまけ

オト「あ~疲れた…って所長!?」
所「お帰り。いろいろ大変だったっぽいね」
オト「そうなんですよ。結局教授が亀雄さんを殺す前から黒衣の人物の噂はあったわけで…」
所「…あ、それ私」
オト「えっ」
所「城からの裏口ってのはホント。でもあれを地下通路に改造したの私。殿様の財宝つかってね」
オト「えっ?」
所「ハッハッハ~便利だったんだけどな、あの通路。あの死体が見つかったんじゃしょうがないか」
オト「全部…知ってたんですか!?死体も含めて!?」
所「ハッハッハ~」
オト「笑ってもごまかされませんよ!?」
オト(っていうか七不思議中三つが俺含めた知り合いってなんなんだよ!)



— 長丁場おつかれさまでした!

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