ウミガメのスープ

チコニン

作者: 牛削り

地獄のように苦いが、摂取すれば天国のような恍惚感を得られる薬草"トバコ"。
それに含まれるチコニンという物質は依存性が高く、健康被害も大きい。

この度モー社は、禁トバコのためのグッズ"チコレット"を発売した。
チコレットはトバコと似ているが、チコニンの含有量が調整してある。
そのため、トバコの代わりにこれを服用すれば、禁断症状を抑えることができるのだ。
継続して使用することで徐々にチコニン摂取量が減り、数週間後には依存症から脱出できるという寸法である。

チコニン依存症患者の増加に業を煮やしていた政府は、チコレットの威力を高く評価し、モー社にチコレットの販売中止を命じた。


……?


あれ、なんか変だね。
一体どういうことだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

政府の意地悪ですか?

no! 正当な判断です。

はい

人々が、チコレットを使用することによるデメリットはありますか?

yes! ※ただしメリットかデメリットかは視点によります。

いいえ

トバコを摂取する方法は重要ですか?

no! わかりやすく経口摂取と考えてください。

トバコは合法な薬草ですか?

真相には直接関係ありませんが、一応、非合法にはいたっていないものとします。

はい

チコレットには依存性がありますか?

yes! ただし依存症から抜け出すため、依存性がトバコより低くなるよう調整されています。

いいえ

タイトルを見て一瞬ドキっとしました。エロますか?

no! どの辺からw

いいえ

国家間の争いは

no!

モー社は実際にチコレットの販売を中止しましたか?

関係ありません。

はい

チコレットのチコニン含有量はトバコの含有量より低く設定されていましたか?

yes!

チコニンにお昼頃挨拶するとコンニチハチコニンになりますが重要ですか?

おお、回文だ! ラテシンしてら!!

いいえ

政府が販売中止を勧告したのは、チコレット販売開始からすぐですか?

no!

はい

チコニンが含まれていることに変わりはなく、結果的に依存症患者を増やすことになってしまいましたか?

yes! 因果関係を含めてまとめてください。

はい

政府はチコレットを普及させまいとしていますか?

yes!

いいえ

トバコは政府の重要な収入源になっていましたか?

no! トバコはその辺に自生する雑草とでもお考えください。

いいえ

モー社はトバコも販売していますか?

no!

いいえ

税収上の問題でしょうか?

no!

地獄のように苦いことは重要ですか?

yeeees!

いいえ

問題文7行目の「チコレットの威力」とは、チコニン依存症から脱却できる威力のことですか?

no!

17 恋愛が地獄のように甘いことは重要ですか?

その質問に答えるためには3つの哲学的論題をクリアしなければならない。つまり、「恋愛は甘いのか」「地獄は甘いのか」「恋愛は地獄のようなのか」の3つである。出題者には未だ経験が足りず、1つ目の論題にしか答えることができない。それはすなわちyesである。

いいえ

チコレットはトバコを摂取するときと同じように地獄のような苦さを感じますか?

no! 苦味はトバコより弱いです。

チコレットはトバコより高額であり、継続して使用する人が少ないので、依存症患者を増やしてしまいましたか?

? 高額で苦いと依存症を助長?

チコレットは医薬品として発売されましたか?

医薬品か機能性表示食品かその他かは関係ありません。

はい

チコレットは甘くて美味しいし摂取しやすい。チコレットを大量摂取してトバコと同じ恍惚感を得ようとしますか?

yes! そこからもう少し進めてみて!

苦くないトバコとしてチコレットが普及してしまいましたか?

yesno……

核心23からの12ですか?

んー、正解でいいかな。

チコレットの販売中止が命じられた頃、人々は既にトバコよりチコレットを継続的に利用するようになっていましたか?

yesno そういう段階の人も多かったことでしょう。

バレンタインチコレットは関係ありますか?

なんだそれ!?

はい

チコレットはタバコと同じようなものですか?

yes!

核心23 初めてのチコニン摂取にチコレットを選ぶ人が増え、かえって常習者のスタートラインが増えたことになってしまいましたか・

yeeeeees! 完璧です!!!

いいえ

トバコの依存者をチコレットに移行させたあと、チコレットを販売中止させることで、依存者たちへのチコニンの供給を絶とうという算段ですか?

no!

核心トバコより苦くないチコレットを初めの一歩として使用する人たちが増え、結果としてチコニン依存症患者が増えてしまい、政府が販売を中止させましたか?

yeeeees! そうそれ!

チコレットのエチケットがマスカレードしますか?

仮面かぶってそう。

販売中止命令のあと、モー社は苦みをもう少し強めにした改良型チコレットを開発するつもりですか?

あ、それいいですね。採用。

答え

トバコは地獄のように苦いが、摂取すれば天国のような恍惚感を得られる。

これは言い換えれば、こうなる。

天国のような恍惚感を得られるが、摂取するには地獄のような苦味を乗り越えなければならない。


チコニンには想像を絶する苦味があり、経験のない者が摂取しようとすると、ほぼ例外なく吐き出してしまうという。天国のような恍惚感を得るに至るためには、何度も何度も嘔吐しながら、身体を地獄のような苦味に慣らしていくほかない。
したがって、元来、チコニン依存症患者はそう多くはなかった。たいていの人が、興味を持ちはしても、数回トバコに挑戦し、すぐに挫折してしまうのである。
政府はトバコの健康被害を警戒しつつも、依存症患者の少なさから、具体的な対策など立てずにいた。それで特に、国を揺るがすほどの重大な問題は起きなかった。

そんな折、モー社がわずかな依存症患者をターゲットとして、チコレットを発売した。
これは、チコニン含有量が数十段階に調整された錠剤のセットで、含有量の多い方から順番に使用していくことで、徐々にチコニン摂取量を減らしていけるという代物である。
チコレットによって、ある程度の依存症患者はチコニン中毒から抜け出すことができた。
しかしそれ以上に、予期せぬ弊害が生じた。

チコレットのメイン購買層は、チコニン依存症患者ではなかった。
これまでトバコに挑戦しながら、その苦味に耐えきれず断念してきた連中が、こぞってチコレットを買い求めたのだ。

どういうことか。

彼らは、チコレットを本来とは逆の順番、つまり、チコニン含有量の少ない方から順に使用した。
徐々に身体を慣らしていき、最終的にはトバコ常用者になるのである。
そう、チコレットは、トバコの入門用に使われたのだ。

こうして、チコレット発売後、チコニン依存症患者が急増した。
この事態を重くみた政府は、モー社に対し、チコレットの販売中止を命じたのだった。



【要約解説】
チコレットはトバコの入門用に使われた。
チコレット発売後、依存症患者が急激に増えたことを受け、
政府は販売中止を命じたのである。
保存しました

参加者に解説を表示中。各自が封を開けます。

💬 参加者チャット

この問題、気に入りましたか?

📺 配信・対面での出題にご利用いただけます。ご利用のルール(出典・改変について)