ウミガメのスープ

【ラテクエ煮】自由と暖かさ

作者: ふわっふぁするよ

クリスマスを意外な人と過ごすことになった。
…翌日以降、その日の話を持ち出すことはなかった。
状況を推理せよ。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

登場人物は二人ですか?

yes

オカルト・ファンタジー・ふわさん要素はありますか?

ふわ要素yes,あとno

いいえ

職業特定は重要ですか?

no

はい

二人は知り合いでしたか?

yes

はい

誰か死にますか?

yes!!二人以外でね。

はい

恋愛は関係しますか?

yes

はい

2人は男女ですか?

yes(*'-'*)

いいえ

「実はあたし人殺しで追われているの!かくまって頂戴!」ですか?

no

いいえ

2人のいる場所は重要ですか?

no

二人が誰かを殺しますか?

二人が?no

はい

二人の少なくとも片方は、殺人に加担していますか?

yes!

いいえ

アリバイ作りのためにもう一人が利用されていますか?

no

いいえ

その殺人は計画的でしたか?

no

いいえ

殺してしまったのはどちらかの元恋人ですか?

no

はい

殺すつもりがなかったのに殺してしまいましたか?

yes!

はい

死んだ人は事故死ですか?

yes!!

いいえ

殺してしまったのはクリスマス当日ですか?

no!

いいえ

クリスマスは、殺してしまった人の命日ですか?

no

いいえ

死んだ人が殺した人の恋人ですか?

no

はい

「その日の話」とは、事故を起こした日のことですよね?

yesでもいいよ

いいえ

死んだ人はもう一人の恋人ですか?

no

はい

クリスマスに心境の変化がありましたか?

yes!

はい

では、一緒に過ごしたものたちは恋人か恋人関係になる二人ですか?

yesで

はい

犯人は自首しますか?

yesで

いいえ

犯人じゃない方が自首を進めますか?

noで、どっちでもいいです

いいえ

クリスマスに何かが届きますか?

no

いいえ

大切な人を巻き込まないために自首しますか?

no

いいえ

教会は関係ありますか?

no

はい

自首した先の出来事ですか?

yes!!

いいえ

サンタクロースが死にましたか?

no

いいえ

警察官にほれられて、無かったことにされましたか?

no,あらさんならそうなのかもね(*^^*)

二人はプリキュアデスか?

絶対!絶対言うと思ったよψ(`∇´)ψ,noだ!

いいえ

二人とも同じ牢屋に閉じ込められそのままラブらぶな展開になりましたか?

no

いいえ

警察官と犯人ですか?

no

犯人ともう一人は既に顔見知りでしたか?

既にってのは問題文時点だよね?yes

いいえ

もう一人が何かかっこいいことしてそれが円で結ばれるんですか?

no?ちょっと状況が掴みにくい。

はい

遺族と犯人ですか?

yes!!

いいえ

遺族は死んだ人と仲が悪かったですか?

no!!

はい

では、当初は犯人をかなり憎んでいたととっていいですか?

yes!!

いいえ

犯人に好意を持ち始めたきっかけはクリスマスに起きましたか?

no!!

いいえ

では、きっかけは法廷の中ですか?

no,きっかけは瞬間的なものではありません

はい

犯人はすぐに自由な身になれましたか?

yesの方が考えやすいです

いいえ

では、遺族は犯人のことを追い回し始めましたか?

no

はい

逆に犯人の方が遺族に罪滅ぼしのために何か持ちかけましたか?

yes!!

はい

遺族の人は事故当時未成年でしたか?

yes!!

いいえ

2人がクリスマスにいた場所は重要ですか?

no

いいえ

2人はクリスマスに偶然出会いましたか?

no!

遺族には事故当時身寄りが無かったんですか?

あー、どうしよう。yesの方が考えやすいかも。

いいえ

では、犯人は罪滅ぼしのために遺族を引き取りましたか?

no!!ですが、近いことをして行きました。

はい

クリスマスは2人っきりで会いましたか?

yes!!

いいえ

では、罪滅ぼしのために誘拐しちゃったんですか?

no( ̄▽ ̄)

はい

クリスマスに、単にお祝いするだけではなく何か特別なことをしましたか?

yes!

はい

プロポーズですか?(*‘ω‘ *)

yes!!さあどうなった?

いいえ

返事はもちろん・・・YESで (*ノノ)キャー

noψ(`∇´)ψ

はい

ガ━━(゚д゚;)━━ン!! プロポーズを断った理由は重要ですか?

yes!!それが今回の鍵です

はい

その理由は、相手を思う良い理由ですか?

yes!!

はい

罪の意識は重要ですか?

yes!!!

はい

女性の方が断りましたか?

yes!!!

「貴方が罪滅ぼしのためじゃなく私を本当に愛してくれたなら、その時は快く受け取ります」ですか?

解説いこう(((o(*゚▽゚*)o)))すぐいこう!!

答え

女ははクリスマスに意外な男に呼び出された。
父を殺した男だ。

少年は15歳のその当時不良だった。
何かに対して不満を持っていた訳では無いのだが、とにかく"自由"が欲しかった。

やれることは何でもやった。
酒にタバコに、盗みもやった。
彼にとって悪事は自分が生きている証であり、存在そのものだと思っていた。


その日彼は人を殺した。
盗んだ軽トラックで、出来もしない運転で。
その日は雪の日であり、ブレーキが効かなかった。



少女はその時10歳であり、大好きな父親との遊園地の帰りであった。
雪の降る夜、お父さんの"暖かい"指先を擦りながら、沢山話して歩いていた。

「お化け屋敷怖かったよね〜、お父さん。」
「お父さん、あの船がぶらーんってなるやつ凄かったよね!!」
「お父さん、また一緒に行こうね」
少女にとって夢のような楽しい時だった。


そして父は死んだ。
青信号の横断歩道で、軽トラックに轢き殺された。

少年は立ち尽くした。少女も立ち尽くした。
一人は"自由"を失った。一人は"暖かさ"を失った。

少年は償った。
少年院を出て、真面目に働いた。
そして働いた金を少女に手渡し続けた。
浪費は一切せず、生きる分以外のお金を全額。
「お金なんていらない」
そう少女が言うと、今度はその時少女が必要な物を与え続けた。

少女が今持っている高額のクラリネットや、宝石、鞄は全て少年が買い与えたものだ。
初めはそれらを突き返していたのだが、あまりのしつこさにどうでもよくなってしまった。

少年は少女にたくさん話しかけた。
迷惑そうにする少女を気にせず、笑わせようとしたり、相談にのろうとしたり。
別に少年が無神経な訳では無い。
少年はもう決めてしまっていたのだ。

彼女に生涯を尽くす。

そんなことをしても少女の"暖かさ"が戻ってくる訳でも無い。
そんなことをしたら少年の"自由"が戻ってくる訳が無い。

それでも彼は決めてしまっていた。
恋愛感情では無く、同情でも無い。
彼の強さであり、それは弱さだ。
自らの全てを委ねようとしていた。


少女はというと、実は少年に惹かれ始めていた。
その時彼女は18歳。お年頃だった。
自分の事を常に気にかけ、お姫様のように扱ってくれる彼を好きにならない訳が無い。
例え父を殺した相手でも。

勿論そんな馬鹿な感情は表には出せない。
何よりも彼女は気づいていた。
彼の背負っているその重い決意を。
自分の事を愛する対象として見ず、彼自身が自由になれずにいることを。

二人はそのまま大人になった。

男が25歳のクリスマス。女が20歳のクリスマス。
その日男は女を呼び出した。

「千代ちゃん、急に呼び出してゴメンね。」
「いいですよ。でもこんな日に呼び出すなんて……。下心がおあり?」
「……うん、あるよ。」
男の真剣な目に、女も真剣になった。
「君と一緒に暮らして生きたい。君が大人になるまで待ってた。ずっとそうしたいと思っていた。」
「…………………………」
「僕は……君を愛している。」嘘だ。
「僕には君しかいない。」本当だ。
「僕と結婚してくれないか?」

女は思った。この人はずるい。
この男と暮らせるなら、きっと幸せになれるだろう。
暖かさもきっと貰える。
だけど……自由は………。
女は男を愛していた。
だからこの言葉を男に返すのだ。
「せっかくですが、お断りします。」

「そんな嘘の告白で私が落ちるとでも思ったか!!」
「とっくの昔に気づいてるんだよ!!あなたが私に一生を捧げようとしているのを!!」
「もういいよ、私のことなんて!自由になんなよ!自由になってよぉ。」

「……それでも僕は君しかいない。僕は君に許されるために告白した訳じゃない。」
「僕の意思で、本心で、結婚したいんだ。」

「……私も貴方が好きだよ。でも今の貴方とは結婚出来ない。」
「今日の事は忘れよう。貴方が父を殺した事は変わらないけれど、私への償いはこれで終わり。」
「あと五年間、じっくり付き合って下さい。その時は貴方が私のことを好きになってくれるよう頑張るから。二人が絶対幸せになれるように頑張るから。」


男はそれを受け入れた。

彼らは二度とその日の話を持ち出すことはなかった。

二人は今付き合っている。
しかしその心の隙間にある壁を取り払う事は出来ない。

女は父のことを、男はそれを殺したことを、ふと思い出すのだ。
その時は二人抱きしめあう。
二人が"自由"と"暖かさ"を再び手に入れたことを、必死で確かめ合うかのように。
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