ウミガメのスープ

何も知らない可哀想なラプンツェル

作者: 花鳥

魔女に攫われ、高い塔の上に囚われた長い髪のラプンツェルは子供が出来たことを恋人の王子に告げると殺されてしまいました。
そして、その王子もラプンツェルを殺した後、塔の上から身を投げて死んでしまいました。

いったいなぜ王子はラプンツェルを殺したのでしょう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

子供の父は王子ですか?

YES!

はい

子供も共に王子に殺されましたか?

YES!

はい

王子様に殺意はありますか?

YES!

いいえ

死んで一緒になろうと思いましたか?

NO!

はい

王子は人間ですか?

YES!!

いいえ

王子様は嫉妬しましたか?

NO!!

いいえ

王子は無精子でしたか?

NO!

いいえ

王子は勘違いしましたか?

NO!

いいえ

魔女から会っているとバレるから殺しましたか?

NO!

はい

ラプンツェルは女ですか?

YES!!

いいえ

子供は生まれましたか?

NO!まだです

はい

魔女の魔法など関係なく王子様の意志で殺害しましたか?

YES!!

いいえ

王子は子供が出来ると喜びましたか?

NO!!

いいえ

子供の性別は重要ですか?

NO

はい

子供の母はラプンツェルですか?

YES!!

はい

ラプンツェルは王子と同じ人間ですか?

YES!

はい

子供が出来たため王子様は殺害しましたか?

YES!!

はい

王子に、自分の子供のできる心当たりはありましたか?

YES!自分の子供であることは確信しています

いいえ

王子様は浮気をしていましたか?

NO

いいえ

王子様は死ぬ気は無くラプンツェルの髪に絡まって一緒に死にましたか?

NO

はい

王子の家庭は重要ですか?

YES!!!!!!

はい

王子様は自分を守るためにラプンツェルを殺害しますか?

YES!!!(自分の命などではないですが)

はい

王子は自殺でしたか?

YES!!!

はい

王子様は子供が欲しくありませんでしたか?

YES!!!

いいえ

王子に兄弟はいましたか?

NO!!兄弟はいません

王子は両親に恨みがありますか?

YESNO関係ありません

いいえ

王子かラプンツェルに呪いがかかっていましたか?

NO!

いいえ

ラプンツェル以外にお付き合いしている女性か妻が居ましたか?

NO!

はい

ラプンツェルに子供ができたことがバレると、王家の名誉に関わりますか?

YES

家督争いが発生しますか?

YESNO 答えには関係はありません

いいえ

結婚前に子供を作ることを許されていませんか?

NO

いいえ

予言は関係ありますか?

NO

いいえ

王子は王家を絶えさせたかったのですか?

NO

王子は日本人ですか?

YESNO 関係ありません

いいえ

王子は子供のためを思って殺害しましたか?

NO わが身可愛さに殺しました

はい

ラプンツェルが魔女に攫われていた事は重要ですか?

YES!!!!

いいえ

親が決めた結婚相手とだけ結婚が許されるからですか?

NO

いいえ

王子は王家を守るために死にましたか?

NO

いいえ

ラプンツェルは巨人で大喰らいでとても王子様は養えませんか?

NO

いいえ

ラプンツェルは危険な存在ですか?

NO

いいえ

魔女から悪いものが感染すると考えられていましたか?

NO

はい

核心ラプンツェルは王子と血が繋がっていましたか? それが発覚するのを恐れて殺した?

YES!!!!!! YES!!!!

はい

ラプンツェルは魔女の箱入り娘ですか?

YES!

はい

25より。姉妹がいましたか?

YES!!!!!

いいえ

ラプンツェルは王子の実の母でしたか?

NO

いいえ

ラプンツェルは王子の孫でしたか?

NO

答え

解答
ラプンツェルと王子は生き別れの姉弟であったため

昔々、ある国にひどく嘘つきで身勝手な王子がおりました。
その王子は周りから嫌われ、赤ん坊の頃に死んだ姉と比べられ、影口を言われる毎日に嫌気がさし、旅に出ることにしました。
そこで王子は様々な人に出会いそのたびに嘘をつき自分を素晴らしい人間のように吹聴したが、それはすぐに周囲にばれてしまい王子は国中から「嘘つき王子」と言われるようになってしまいました。
そして、誰にも認められない王子はいっそう身勝手になっていきました。

そんな中で一人の女が王子に囁きました。
「あの森の中にある高い塔の上に、死んだことになっている貴方の姉が魔女によって閉じ込められているそうですよ」

そう囁くと女はどこかへ行ってしまいました。
王子は半信半疑でしたが早速その塔へ向かいました。
もしも、本当に姉がいたらいたぶって殺してしまおうとすら考えていました。
王子は自分と比較され褒められる死んだ姉に対して殺意の籠った憎悪を持っていたからです。

そんなことを思いながら森の中を探すと女の言った通り高い塔があり、そしてそこに長い髪を垂らす美しい娘がおりました。
王子は一目見た瞬間に自分の肉親であると確信しました。
なぜなら、その見た目は自分によく似ていたからです。

王子はいたぶって殺してやろうと、娘の髪を掴みするすると上へあがっていきました。
その娘ラプンツェルは突然髪を掴んで上がってきた王子に驚きましたが、次の瞬間には喜びました。

「ああ、お母様以外で初めて人で出会ったわ!!わたし、ラプンツェルといいますの。貴女のお名前は?」

「俺は・・・」

無邪気に喜ぶラプンツェルを見た王子は、殺してやろうと思っていたことなど忘れ、自分は王子で修行のために旅をしているのだと嘘をつきました。
そして、ありもしない自分の英雄譚をラプンツェルに聞かせました。
普通ならすぐにばれてしまう嘘でしたが、何も知らないラプンツェルはそれを本当のことだと思い王子の話を聞き喜びました。

ラプンツェルは純粋な尊敬を王子にむけるので、王子はラプンツェルのことが気に入りました。
そして、王子は毎日ラプンツェルの元へ通い、嘘の話を語り、
いつしか二人は恋仲になってしましました。
王子はこのことが知られたら身の破滅だと分かっていてもラプンツェルが向ける尊敬と恋人を得た快楽を失うことが怖く恋人の関係を止めることも真実を話すこともしませんでした。

そして、ラプンツェルは妊娠してしまいました。

「ねぇ、聞いて!!私、赤ちゃんが出来たの!お母様がね、赤ちゃんが出来たら結婚しないといけないって言うの。それで、それでね・・・貴方のお父様とお母様に会って、貴方と結婚のしたいの・・・っ!」

キラキラと美しく幸せそうに笑うラプンツェルは王子と結婚できるものだと信じ切っていました。
なぜなら、王子が語った王子は素晴らしく勇敢で誠実な人だったのだから。

しかし、現実の王子はひどい嘘つきで身勝手な男でした。

子供が出来たこと、それが周囲に知られることに王子は恐怖しました。
また、ラプンツェルに真実を知られ、自分が「嘘つき王子」であると蔑まれることにも恐怖しました。
王子にとって現実の自分を知られることはなによりも耐え難いことでした。
ラプンツェルと結婚することも真実を言うことも出来ない王子は思わず、結婚を迫るラプンツェルを子供ごと殺してしまいました。
けれど、殺してしまったことで自ら幸福を壊してしまった王子はそのまま塔から身を投げました。
もう、王子は何も考えたくなかったのです。


そして、塔の上から魔女の高笑いがいつまでも響き渡りましたとさ。

おしまい
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