ウミガメのスープ

ウミガメのスープをどうぞ。

作者: 竹雅

男はレストランでウミガメのスープを頼んだ。
そのスープを一口飲むと、男は店の人間を呼んで「これはウミガメのスープか?」と尋ねた。
気まずそうに「はい」といったその店員を、男は涙を流しながら思い切り引っぱたいた。
何故?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

店の横に大量に積まれた「業務用スープの素」の空き箱を見てしまいましたか?

NOw ちゃんとレストランで調理されたものですw

いいえ

ウミガメ以外のスープを頼んだ客にも同じ鍋からスープ皿によそっているのを見てしまいましたか?

NO!

いいえ

店員は嘘をつきましたか?

NO ちゃんとウミガメのスープでした

店員は嘘をついていますか?

同上

はい

男と店員は知り合いですか?

YES!!

いいえ

「気まずそうに」というのは「不正がばれたか…」という表情を意味しますか?

NO

いいえ

一口飲むとわかるほど、本物の味とかけ離れていましたか?

NO!

はい

男の過去は重要ですか?

YES!!

いいえ

「涙を流しながら」は、あまりの味のひどさに悔し泣きしたということですか?

NO!

いいえ

男は、男にとって本物の「ウミガメのスープ」が出てくるはずはないと思っていたのに出てきたので愕然としましたか?

NO?

いいえ

カニバリますか?

NO

はい

男はレストランの元従業員ですか?

YES!!RIGHT!!

いいえ

男は今回味わったものと同じ味のウミガメのスープを昔味わったことがありましたか?

NO!!

はい

男は昔シェフをしていましたか?

YES!!RIGHT!!

はい

男は過去にウミガメのスープを飲んだことがありますから

YES!!RIGHT!!

いいえ

店員の性別は重要ですか?

NO

いいえ

男は、このレストランを退職するはめになったのに、オリジナルの自分のレシピはちゃっかりコピーされているのを知って激怒しましたか?

NO

はい

ウミガメのスープを作ったシェフは重要ですか?

YES!!RIGHT!!

いいえ

自分のレシピは残してくれる条件で退職したのに、すっかり変えられていたので怒りましたか?

NO

はい

退職後、スープの味が変わっていたからですか?

YES!!

いいえ

男とシェフは恋人関係ですか?

NO

いいえ

元のウミガメのスープのレシピは、この男以外の料理人が作ったものですか?

NO!

いいえ

師匠のスープのレシピが守られていくはずだったのに、約束が守られなかったのですか?

NO 約束などはしていませんでした

はい

元のスープは男が作っていましたか?

YES!!RIGHT!!

いいえ

悲しかったから泣きましたか?

NO!

いいえ

悔しくて泣きましたか?

NO!

はい

嬉しくて泣きましたか?

YES!!

はい

核心弟子の作るスープが自分のスープの味を超えたのですか?

YES!!!RIGHT!!!

いいえ

ひっぱたいた理由は店員への怒りですか?

NO

いいえ

自分の作った元のスープと同じ味が守られていることに感動したからですか?

NO!

はい

よく頑張ったな、と思いましたか?

YES!!!RIGHT!!!

答え

男はあるレストランの元料理長。
癌の末期患者だった男は抗がん剤治療を拒否、薬を用いた積極的安楽死を選んだ。
医師はそれを容認したが、こう尋ねた。
「君は何かやり残したことは無いのか?死ぬ前にやれることはやっておいた方がいい」
子も独立し妻も看取った男は特にやり残したことなど無いと思ったが、一つ思いついた。
それは自分の跡を継いだ現在の料理長の作るスープ。
覚えが悪く要領も悪いがただひたすらに真面目でひたむきだったあいつ。
何度も皿をひっくり返して説教してやったあいつはちゃんとやれているのか。
そして看護師に付き添われレストランに訪れた男はスープを頼んだ。
そして一口飲んで驚愕した。
今の料理長の作るスープはかつての男が作っていた頃より数段美味しいものだった。
しかも、ただ美味いだけでなく男の作ったスープを元に更に美味しくなるように作りこまれている。
そして、男はその料理長を呼んで「これはウミガメのスープか?」と尋ねた。
料理長はかつてのスパルタを思い出し、至らない点があったのかと恐怖しながら「はい」と答えるしかなかった。
しかし、それも杞憂に終わる。男は涙を流し笑いながら料理長の肩をばしばしと叩いた。
「俺の目に狂いは無かった!お前に料理長を任せて正解だったよ!」
料理長は一瞬ぽかんとしたが、すぐに目から涙を流しながら感謝の言葉を述べた。
男はそのスープをゆっくり味わい、料理長とひとしきり思い出話をすると、満足して店を後にしたのだった。
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