走れ、私
雨が降り、風も決して弱くはなかったが、おかまいなしだ。
目的地に着くと、私は、安堵の表情をうかべつつ、しばしの間、雨風に濡れ続けた。
なぜ、私はこんな行動をしたのだろう。
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
目的地には磔にされた友人がいますか?
いいえ。
雨が降っていることは、私が走ることの一因になっていますか?
いいえ。
私の職業は重要ですか?
いいえ。
私が背広の上に雨合羽を着ていても成立しますか?
はい? 成立はしますが、この筋を正解とするならば、解説を全部書き換えることになりそうです・・・。
友人が乗った船が出航するのを見送りますか?
いいえ。
他に重要人物はいますか?
いいえ。
目的地の場所は重要ですか?
はい。
背広は重要ですか?
いいえ。 イメージしやすさ重視で選んだだけの単語です。
目的地は屋外ですか?
はい!
私は屋内にいましたか?
いいえ。 問題文に描写されている風景は、すべて屋外です。 なお、問題文の描写の前には屋内にいました。
火事ですか?
いいえ。
目的地には雨宿りをする場所はありましたか?
いいえ。
解説には重要なアイテムとして傘が登場しますか?
はい! ただし・・・
目的地について何らかの用事をすませましたか?
はい。 ただし、済ませたのは用事の一部分だけです。
元いた場所(室内)から離れる必要がありましたか?
はい! 至急、離れる必要がありました。
問題文の出来事が起きた時を私の勤務時間内だと考えても自然に成立しますか?
はい? 牛削りさんの勤務時間を存じ上げないので、断言はできませんが、よほどの時間でない限り成立すると思われます。
傘を誰かに渡しますか?
いいえ。
13 その傘の所有者は私ですか?
はい。
走っていた時私は傘を持っていましたか?
はい。 (※ミスリード注意)
犯罪は関係ありますか?
いいえ。 ただ、強いていうなら倫理的な問題が発生する可能性はありました。
津波が襲いましたか?
いいえ。
走っていた私は傘をさしていましたか?
いいえ!
夜ですか?
解説では「いいえ」ですが、夜でも成立する話ではあります。
傘は壊れたりしてませんか?
いいえ。
傘をさして走ったらマズかったですか?
はい。 「私」は、本来ならば傘をさしたかったのですが・・・
雨風に濡れ続けたのは傘を持っていたのを忘れていたからですか?
いいえ。
傘をさしていたら間に合いませんか?
はいいいえ? やってみなければわからないのですが、「私」は今回はリスク重視で傘をささなかったようです。
25 傘をさすと私(仮にモハメドとする)にとって不都合なことが起きる可能性がありましたか?
はい。 目的地についても、目的を果たせない可能性がありました。
台風でしたか?
はいいいえ。 台風でも成立しますが、今回は普通のよくある雨でイメージしていただければ、と。
何かに傘をさすのが目的ですか?
いいえ。
傘は折り畳み傘ですか?
はい!
荷物の中に傘を入れていましたか?
はい。
荷物を預けるのが目的ですか?
いいえ。
乗り物に乗りますか?
はい! 『私』は、しばし濡れた後、乗り物に乗ります。
船着き場ですか?
いいえ。
ヒントより、目的地はバス停で、乗り物はバスですか?
はい!!! そろそろまとめられそうです!
ヒントより、目的地はバス停で、乗り物はバスですか?
よくあることです、お気になさらず。
風が強い中で傘を差していると走りにくいのでバスに間に合わないかもと思いましたか?
走っていた理由は「いいえ」です! もっと重大な理由がありました。 バスに間に合わないかもと思って走っていたのは「はい」です!
走っていた理由は、男のエゴですか?
いいえ。 男の信頼に関わる大問題でした。
何かから逃げていますか?
いいえ。
男の仕事は関係ありますか?
いいえ。
私が雨に濡れてしまったことによるデメリットは関係ありますか?
いいえ。
やらかしたのは、時間に関することですか?
大きく言うならば「はい」です!
傘を差していなくてずぶ濡れならバスの運転手さんが同情してくれますか?
いいえ。 バスの運転手さんは、「私」の事情に関係なくバスを運行しています。
私は持っている傘を使う事はできましたか?
はい。 できたことはできましたが、使わなかっただけです。
折り畳み傘を開くのに時間がかかりますか?
はい!! その点も踏まえていただくと、さらにまとめやすなるはずです!
時計を忘れたので正確な時間が分かりませんか?
いいえ。 この問題中、男が「時間をわからなかった」という時間帯は、「やらかしたとき」を除いてありません。
バス停は男のいた屋内から近いので、もたもたと折りたたみ傘を開いているより、そのまま走った方が早いのですか?
はい!! その部分は正解です! あとはバス停で傘をささなかった理由だけです!
やらかしたのは時間を間違えましたか?
はい!! 男は起きる時間を間違えました! あとはバス停で傘をささなかった理由だけです!
寝坊しましたか?
はい!!
カバンの中にパソコンが入ってますか?
いいえ。
バスがきているのが見えましたか?
はい! その結果、男は何を思ったのでしょう?
48補足で、時刻表に従うなら、あと10秒ほどでバスが来るからですか?もしくは、みえていたからですか?
はい! その結果、男は何を思ったのでしょう?
バスがきているのが見えていて、もうすぐ来るならわざわざ傘出すのは面倒でしたか?
はい!! これでパーツは全部そろいました!!
その短いあいだに傘を開閉するのは無駄であると思ったからですか?
はい!
隣に並んでいる人の傘に入れたからですか?
いいえ。
核心寝坊した私は傘をさす時間も惜しんで慌ててバス停に向かい、ついたらバスが向かってくるのが見えたので、もうすぐ来るなら傘出すのは面倒だと思い傘を差しませんでしたか?
はい!! まとめ、ありがとうございました! 解説へまいりましょう。
間に合ったと思い、安堵してほうけてしまったからですか?
呆けたわけではないのです・・・
答え
私は寝坊した。時計の針が、無情に時を告げる。
・・・しかし、急げば間に合う。急げば、会社にギリギリ遅刻しないバスに乗れる。
着替えを済ませると、私は外に飛び出した。
私は、外が雨だということに、この瞬間気づいた。しかし、傘をさしている余裕はなかった。
私は、いわゆる「折り畳み傘」しか持っていない。この手の傘は、開くのに意外と手間と時間がかかる。走りながら、ならなおさらだ。
ここで時間をロスしてしまうと、会社での信用を大きくロスしてしまう・・・
私は、諦めた。諦めて、濡れながら走る道を選んだ。
私は、目的地、すなわち、住処の最寄りのバス停についた。バス停は、残念ながら野ざらしである。
腕時計を見ると、少なくとも時刻表の時間には間に合ったようだ。あとは、バスが時間通りにくるかどうか・・・私はまわりを一瞥すると、安堵の表情を浮かべた。乗りたいバスが、すぐそこまで来ていたのだ。
それを確かめた私は、傘をさすのをやめた。
なぜ傘をさすのをやめたか? 現状、わざわざ折り畳み傘を開かなくとも、ものの十秒も待てば、バスの内部に入れてしまうからだ。折り畳み傘は、開くのも大変だが、元の状態に閉じるのも、それはそれで面倒な作業である。ならば、特別に開く必要がある場合でもなければ、最初から折り畳み傘を開かぬのも手・・・。
という、ですます調をわざとやめてみた解説でした。
【解説要約】
寝坊した → 頑張れば間に合う → 外は風雨 → でも折り畳み傘を開いてる時間はない →
傘をささずにダッシュ → バス停に無事到着 → 乗りたいバスがすぐそこにいた → 折り畳み傘をわざわざ開くまでもないと判断した
— 夕食にスープはいかがですか
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