ウミガメのスープ

最後に残った道しるべ

作者: 彩蓮燈

兎美ちゃんと亀夫君はラブラブカップル。
しかし兎美ちゃんの家族の都合で、離れ離れになってしまいました。
「すぐに戻ってくるから、心配しないで」
兎美ちゃんのその言葉に嘘はありませんでした。
しかし亀夫君は、その日の夕食を食べながら、兎美ちゃんが帰ってこないことを悟った。

どういうこと?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

兎美ちゃんは死にましたか?

Noです。

いいえ

夕食に兎美ちゃんを食べましたか?

No。なにそれこわい。

いいえ

亀夫君の利き腕に兎美ちゃんを移植しましたか?

Noです。

いいえ

二人は人間ですか?

No!ミスリード注意。

いいえ

亀夫君はどこか怪我をしていましたか?

Noです。

いいえ

夕食の内容は重要ですか?

Noです。

いいえ

クマ吉くんは登場しますか?

Noですwww 久しぶりだ絶対来るとおもった!

そもそも引越しは関係ありますか?

YesNoです。ミスリード注意

はい

「その日」は、兎美ちゃんと亀夫くんが離れ離れになった日ですか?

Yesです。

いいえ

兎美ちゃんと亀夫君はラブラブドールレトリーバーでも成立しますか?

Noです。

はい

どちらか1人は人間ですか?

Yes!

いいえ

兎美ちゃんは帰ってくる気満々だったけど、想定外の出来ごとが起こって亀夫君のもとへ帰ることができませんでしたか?

No!

いいえ

2人は動物ですか?

Noです。

いいえ

兎美ちゃんは解体されて離れ離れになりましたか?

No。ですが…

いいえ

亀夫君はペットですか?

Noです。

いいえ

ラテシンますか?

Noです。

はい

非現実要素はありますか?

Yes!

兎美ちゃんはこんなこともあろうかと夕食に自分の想いを綴っていましたか?

概ねYes!

いいえ

クワ美ちゃんは登場しますね?

Noです!2度目は流石にあげませんw

いいえ

兎美ちゃんは決まった台詞を喋る人形でしたか?

No!

いいえ

兎美ちゃん出荷されましたか?

Noです。

はい

亀夫君が手づかみで食事をしても成立しますか?

Yesですが、重要ではありません。

はい

亀夫君は人間ですね?

Yesです。

はい

とりあえず、亀夫君は人間ですか?

Yesです。

いいえ

兎美ちゃんが亀夫くん(の夕食)にメッセージを送りましたか?

Noです。

はい

兎美ちゃんはロボットでしたか?

Yes!Yes!Yes!

結局、兎美ちゃんは戻ってこれませんでしたか?

YesNo。重要ではありません。

結局、兎美ちゃんは戻ってこれませんでしたか?

そういうこともあります。

いいえ

うさみちゃんはホログラムですか?

Noです。それ別の問題です。

いいえ

兎美ちゃんから我が間者からの定期連絡が来ない場合は我は死んだものと思ってくれと申し遣っていましたか?

Noですwww 笑わせないでw

いいえ

兎美ちゃんは宇宙人ですか?

Noです。

いいえ

夕食はあらかじめ決まっていましたか?

Noです。

いいえ

兎美ちゃんが夕食を運んでくれるはずでしたか?

Noです。

兎美ちゃんの部品を再利用した別ものとなって帰ってきましたか?

YesNo。

はい

うさみちゃんは人型ロボットですか?

Yes!

いいえ

兎美ちゃんは電池が切れましたか?

Noです。

亀夫くんのお母さんとお父さんは兎美ちゃんが帰ってこないことを知っていますか?

重要ではありません。

全く同じ機種(?)だけど別の兎美ちゃんが来ましたか?

概ねYes!

いいえ

兎美ちゃんの大好物のどら焼きが亀夫君のお皿に置かれているのを見て 兎美ちゃんが帰ってこないことを知りましたか?

Noですw

はい

兎美ちゃんのロボットとしての用途(例:料理用ロボ、掃除用ロボなど)は重要ですか?

Yes、でしょうか?

いいえ

ドラエーモン?

Noですw

はい

データが初期化されて帰ってきましたか?

Yes!

いいえ

兎美ちゃんは帰ってきましたが味の好みが変わっていたために外見だけ同じ偽物だと気づきましたか?

Noです。それでもよかったですが。

いいえ

42から、亀夫「僕、ピーマン嫌いって言ったじゃん!」兎美「データニアリマセン。」亀夫「え!?いつもピーマン抜いてくれたのに……もう前の兎美じゃないの……?」ですか?

Noです。

兎美ちゃんは起動していますか?

解説の

いいえ

亀夫君が食べた料理は兎美ちゃんが作りましたか?

Noです。

はい

亀男くんは新しく来た 兎美ちゃんを組み立てていませんか?

Yesです。そもそも…

いいえ

亀夫君が食べた料理はデータが初期化された兎美ちゃんが作りましたか?

Noです。そもそも…

いいえ

亀夫君は夕食を食べなけば、兎美ちゃんが帰ってこないことに気づきませんか?

Noです。

はい

料理は亀夫君自身が作りましたか?

Yes!

いいえ

兎美ちゃんは亀夫君に一人で生きられるように色んな事を教えましたか?

Noです。

亀夫君は独り言を言いながら料理を食べる一風変わった癖をお持ちですか?

重要ではありません。

はい

亀夫くんは、夕食を食べながら、何か別のことをしていましたか?

Yes!

いいえ

兎美ちゃんは亀夫くんの料理を食べますか?

Noです。

いいえ

兎美ちゃんは亀夫君に料理を教えていましたか?

No!

はい

ニュースで亀美ちゃんに関わることを報道していましたか?

Yes!

いいえ

兎美ちゃんの家族は重要ですか?

No。きっかけ程度です。

兎美ちゃんの家族は重要ですか?

ドンマイ。落ち着きましょう

いいえ

ニュースで「ロボットの修理中、誤ってデータが初期化される事故」が報道されていましたか?

No。そのニュースではありません。

いいえ

兎美ちゃんは軍用兵器ですか?

Noです。いわゆるお手伝いロボットです。

いいえ

兎美ちゃんには不具合がありましたか?

No。兎美ちゃんにはありませんでした。

いいえ

人間とロボットの恋愛を危険視するニュースが報道されていますか?

Noです。恋愛は

はい

核心不具合によるロボット回収が報道されましたか?

Yes!

いいえ

実は亀夫こそが兎美ちゃんの機種の不具合をでっち上げ、回収を促した張本人だった!亀夫「ククク…これでウミガメ社の信用は地に落ちた……これからは我がラテラル社の時代だ!すまないな兎美……私には我が社をトップにするという野望があるのだ!」 ですか?

Noです。いいから夕食の時に悟りなさいw

いいえ

もう亀夫は一人で生活できるぐらいになったので、兎美ちゃんは必要ないとされましたか?

Noです。まだまだ亀夫君は兎美ちゃんがいないとダメです。ジャイアンにも勝てません。

いいえ

亀夫君は自分の料理が美味しい事に気付きましたか?

Noです。不味いです。

不具合の特定は重要ですか?

重要ではありません。解説では単純に暴走としています。

いいえ

不具合から帰ってきた兎美はルンバになっていましたか?

Noですw なんでそうなったw

はい

亀夫は飯を食べながらやっていたことは、テレビを見ることですか?

Yesです。そしてもう一つ、やっていたことがあります。

いいえ

「しゃべる!DSお料理ナビ」で辻先生が教えてくれることで十分だということに気付いたんですね!?

No!お手伝いロボしょぼいな!

いいえ

兎美ちゃんは『もしも・・・』のときのために亀男君でも調理ができるように料理本を作っていましたか?

No!しかし『もしも』の発想は合ってます!

はい

「もう一つの原因」があれば、テレビでの報道がなくても亀夫くんは兎美ちゃんが帰ってこないと悟りましたか?

Yes。悟ったと思います。

はい

亀夫は兎美ちゃんがロボットだと気付いていますか?

Yesです。

いいえ

登録されていたレシピが間違っていたのが、最大のバグだったのを、兎美ちゃんのではない料理をたべてきづきましたか?

Noです。レシピに間違いはありませんでした。

はい

離れ離れ→夕食の時に2つの理由から不具合回収で離れ離れになったと気づく→初期化されて返ってくる、の時系列であってますか?

Yesです。帰ってくるまでは描かれていませんが。

核心兎美ちゃんは、自分がいなくなったら亀夫が見るであろうレシピに、自分の想いを綴っていましたか?

亀夫へのメッセージではありませんが、概ね正解です!

核心お別れの手紙のようなものを、亀夫が料理するときに目にするもの(レシピ本など)に隠していましたか?

同じく正解とします!

答え

~1日目~
兎美「おはようございます、マスター。私はUSA-M1型アンドロイド、型式名は【兎美】です。当機は皆様の快適な生活を支えるパートナーとして、数々のスキルを習得しており、また、マスターの話し相手も勤まるように人間に近い思考ルーチンで心穏やかな時間を…」
亀夫「ああ、そういうのいいから。家事だけしてくれたら。余計なことは喋らないでくれ。騒がしいのは嫌いだ」
兎美「自己紹介の最中に口を挟まないでください。そんなことだから友達ができなくて、『別に俺はぼっちなわけではなく、孤独を愛しているだけなんだ』とか自分に言い聞かせるようになるんですよ」
亀夫「おいいぃぃ!?心穏やかな時間はどうした!?」

~2日目~
兎美「マスター。そろそろ私に仕事をさせてください。家の中が腐海みたいになってるじゃないですか。いつまで拗ねているんです」
亀夫「拗ねてねーし!これが快適なだけだし!」
兎美「あ。ゴキブリ」
亀夫「ぎゃああああ!?助けて!助けて兎美!」
兎美「はいはい」

~3日目~
兎美「今日こそご飯を作りますよ。レトルトばかりなんて、お手伝いアンドロイドとして許せません」
亀夫「ふん、機械に味なんてわかるのかよ」
兎美「馬鹿にしないでください。私の脳内には10万通りのレシピが記憶済み。そのすべてを正確に再現できます」
亀夫「じゃあやってみろよ。味見してやる」
兎美「いいでしょう。では部屋からレシピをとってきます」
亀夫「記憶してねーじゃねえか!!」

~30日目~
亀夫「兎美。あれとって、あれ」
兎美「はい。醤油ですね」
亀夫「兎美ー。あれとって、あれ」
兎美「はい。リモコンですね」
亀夫「兎美ー」
兎美「はい。お茶のお代わりをどうぞ」
亀夫「お前はすごいなぁ」
兎美「マスターはダメ人間ですね」

~75日目~
亀夫「兎美。明日って暇か?」
兎美「暇かと言われれば、マスターの子守をするくらいですが、何か?」
亀夫「いや、友達に映画のチケットもらったんだけど、一緒にどうかなって」
兎美「そんなドッキリには引っかかりません」
亀夫「いや、マジでチケットもらって…」
兎美「友達料はいくらですか?」
亀夫「そこかよ!!」

~150日目~
亀夫「……なあ兎美」
兎美「はいはい。なんですかマスター」
亀夫「最近、アンドロイドと恋をするやつが増えてるんだってな」
兎美「そういうニュースを聞きますね」
亀夫「あれって、アンドロイドの方はどう感じてるんだろうな。恋ってわかるのか?」
兎美「そうですね。悪い気持ちではないです」
亀夫「え?」

~250日目~
亀夫「兎美いいいいいいい!!」
兎美「どうしましたか、マスター」
亀夫「お前!俺の部屋を掃除しただろ!集めたゴミはどうしたぁ!」
兎美「天井裏に隠していた本なら燃やしました」
亀夫「Nooooooooooo!?」
兎美「巨乳の本ばかり……私だって……」
亀夫「うおおおおお!マイラバーたちいいいいい!」
兎美「どうしてこんなのを私は…」

~365日目~
兎美「マスター。食事の支度ができましたよ」
亀夫「あ、あぁ。わかった、すぐにもらうよ、兎美」
兎美「なに隠してるんですか?」
亀夫「な、ななななにも隠して…ない、わけじゃないけど…」
兎美「私に隠し事なんてできるわけないでしょう。どんな悪巧みですか。白状してください」
亀夫「……わかった。白状する」
兎美「素直でよろし…」
亀夫「兎美。好きだ。結婚してくれ」
兎美「………は?」
亀夫「出会って一年。どんどんお前を好きになる。もう人間とかアンドロイドとかどうでもいい。お前と結婚したい」
兎美「ぁ、ちょ、ぇ?」
亀夫「俺は兎美と添い遂げる!!」
兎美「ちょっと黙ってください!」
亀夫「白状しろって言われたのに!?」

~366日目~
兎美「……マスターは変態です」
亀夫「いや、別に変態じゃないって。男はみんなこうだって」
兎美「裸で飽き足らず、コアエンジンまで見たがるなんて!」
亀夫「恥じらいポイントそこ!?なんでだよコアかっこいいじゃん!」
兎美「関節部だって他の機体より綺麗じゃないから隠していたのに!」
亀夫「ごめん、そこはちょっとマニアックだったと自覚してる」

~450日目~
亀夫「兎美。俺、真面目に働こうと思う」
兎美「ついにこの時が!」
亀夫「いつかお前のデータを継承した、子供のアンドロイドも欲しいし。そうなると定職につかないと」
兎美「愛は人を変えるのですね。感動しました」
亀夫「サッカーチーム作れるくらいほしいな!」
兎美「石油でも掘る気ですか」

~495日目~
TV『--この件を受けて、ウミガメ社では同機の回収作業を始め……』
兎美「…………っ」
亀夫「兎美?」
兎美「マスター!いつからそこに!?」
亀夫「え、さっきだけど…どうしたんだ。急にテレビ消して」
兎美「何でもないです」
亀夫「いや、でも…何か様子が変だぞ」
兎美「マスター」
亀夫「…なんだ」
兎美「愛してください」

~500日目~
-15:00 亀夫宅玄関-
黒服「大海亀夫さんですね。初めまして。私はウミガメ社の者です」
亀夫「ウミガメ社って、確か兎美の…」
黒服「はい。このたびは例の件で…」
兎美「お待ちしていました。早くいきましょう」
亀夫「え、ちょ、兎美!?どういうことだ!?」
兎美「ちょっとしたメンテナンスですよ。マスター」
亀夫「メンテナンスって…そんなのあったのか?俺は聞いてないぞ!」
兎美「…私の姉妹機にちょっと不具合があったんです。だから念のために同型機は全部、同じことが起きないように検査を行うことが決まったんですよ」
亀夫「そんな…でも、それじゃあ…!」
兎美「大丈夫ですよ。パフォーマンスとしての、簡単な検査ですから。明日には終わります」
黒服「…………」
亀夫「そう、なのか…?」
兎美「はい。ですから…だから、すぐに戻ってくるから、心配しないで」
亀夫「………わかった。すぐに戻ってくるんだな」
兎美「うん」
亀夫「早くしろよ。俺、家事とかなんにもできないからな」
兎美「知ってるよ。ずっと一緒だったんだから」
亀夫「あと、明日はクリスマスだし!それまでには帰ってこいよ!」
兎美「一人のクリスマスとか、寂しいもんね」
亀夫「そうだよ。すっげー寂しいんだ。今夜のイヴも泣きそうだ。だから…」
兎美「うん…約束するよ」
黒服「……そろそろ、よろしいでしょうか?」
兎美「はい。お願いします」

-16:00 移動中の車内-
黒服「……よかったのですか?本当のことを言わなくて…貴女の記憶は……」
兎美「いいんです。彼を悲しませたくないし、それに…」
黒服「それに…?」
兎美「私、諦めたわけじゃないですから」

-17:00 亀夫宅-
亀夫「………」
亀夫「…静かだな」
亀夫「…俺の家ってこんなに広かったっけ」
亀夫「…なんか腹減ったな」
亀夫「兎美…は、今日はいないんだっけ。じゃあレトルトで…」
亀夫「…いや、明日帰ってきたときに怒られるな…仕方ない。自分でやってみるか」
亀夫「えっと…確か兎美はこの辺に置いてたよな。レシピ本…あったあった」
亀夫「よーし、せっかくのイヴだし、好物のハンバーグでも作っちゃうぞー……って、うわなんだこれ、書き込みすごっ! …これ、全部俺の好みに合わせて直してるのか」
亀夫「…あいつ、簡単そうな顔して、結構頑張ってくれてたんだな…」
亀夫「…負けてられないな。俺もやってみるか」

-18:20 亀夫宅リビング-
亀夫「………(もぐもぐ)」
亀夫「不味い…」
亀夫「料理なんて本の通りに作れば簡単と思ってたけど…全然違うな…」
亀夫「…俺もこのレシピ全部作ったら、兎美くらいになれるのかな…(ぺらぺら)」
亀夫「……静かだな」
亀夫「テレビでもつけるか。そういえば兎美が来てからあんまり見てなかったな…」
TV『--原因不明の暴走を起こし、3名を殺傷したアンドロイド、USA-M1型の事件から一週間が過ぎようとしています。ウミガメ社が行っている同型機の回収はすでに完了しており……』
亀夫「……え?」
TV『ウミガメ社では同様の事故が起こらないようにシステム、ハード両面からの徹底的見直しを行うとともに、今回のきっかけとなったUSA-M1型の……』
亀夫「……いや、おい、待て。冗談だろ……」

―――全データの初期化が決定しました。

亀夫「…………なんで」
亀夫「…そうか。ウミガメ社の連中…検査とか嘘ついて兎美を…!(ガタンッ!…バサッ)」
亀夫「……あれ…なんだこの、レシピの最後のページ…何かびっしり書いて……」
亀夫「…これは」

《マスター。28歳。ぼさぼさの黒髪。身長173cm→175㎝。痩せ形。変態。捻くれ者の寂しがりや。家事能力なし。好物はハンバーグ。ピーマンが嫌い。ベタなロボが好き。虫が苦手。変態。猫よりは犬派(だけど本人は嫌われる)。巨乳好き(矯正中)。エロ本の隠し場所は机の後ろ、天井裏、クローゼットの中が多い。素直じゃない(ツンデレ?)。好みの髪型はポニーテール。メイドより女給派(矯正中)。好みのタイプはお姉さん系。コンビニでアルバイト中(正社員に昇格。やったね!)。関節フェチ。変態。目玉焼きには醤油派。変態。友達がいない(現在は5人)。雷が苦手。機械に強い。父、母、姉と死別。灯りがついていると眠れない。変態。etc…》

亀夫「俺の、記録…なんでこんなレシピの最後なんかに…え?」

《ここなら、どの私でも目を通すと信じて、メッセージを残します。
これを読んでいる私は、果たしてこれを書いている私でしょうか?
もしそうなら、それはとても幸福なことで、この記録は意味のないものと笑ってください。
けれど、もし、もし違う私なら。
どうか今、ここに記していることを心に刻んでください。
この手紙は…今の私が未来に託せる、最後に残った道しるべ。
願わくば…思い出してください。
彼と過ごした、馬鹿馬鹿しくも幸せな日々を。
私からの、初めてのお願いです。
…最後に。
もし他の全てを忘れても、これだけは忘れないでください。

私のマスターは、大海亀夫さん。
世界で一番大好きな…私の旦那様》

亀夫「………なんでだよ」
亀夫「俺に隠し事するなとか言ってて…これかよ…」
亀夫「全部知ってて…覚悟して…そのくせこんな手紙残して…!」
亀夫「どうして……」
亀夫「最後かもしれないのに…嘘つくんだよぉ…」
亀夫「……ちくしょぉ……!」

………BAD END。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

この後は問題とは関係のない、後日談となります。
バッドエンドは嫌だ!という方はお進みください。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

…NO! TO BE CONTINUED!!

亀夫「…舐めんじゃねーぞ」
亀夫「こんな手紙残して、取り繕って、騙せると思ってたのかよ!俺のためとか思ってたのかよ!ふざけんなっ!」
亀夫「俺は確かに兎美がいないと飯も作れないダメ人間だけど…」
亀夫「あいつ一人に全部任せて終われるほど、腐っちゃいねぇ!」
亀夫「みてろよ兎美…お前のメモにはなかったけどなぁ…」
亀夫「俺も諦めが悪いんだ!」

-22:15 ウミガメ社研究所入口-
ジングルベール…♪ ジングルベール…♪

警備A「ふぁ〜っ…イヴに仕事とか、ついてないよなぁ…」
警備B「いいじゃないか。どうせ彼女とも別れたばかりなんだろ?虚しさを忘れられるってもんだぜ?」
警備A「おまっ、なんでそれを!」
警備B「知ってるさ…ずっとお前を、見てきたから…」
警備A「えっ…!(ドキン)」
警備B「俺…お前のことが前から…」
亀夫「続きは夢の中でやれ」
警備A「な、なにっ…ぐわあ!」
警備B「き、貴様何者…ぎゃあ!」
亀夫「サンタクロースさ」

-22:20 ウミガメ社研究所最奥-
黒服「…貴女で最後。記憶処理を開始するわ」
兎美「約束通り…初期化されても、私を彼のところに届けてくださいね」
黒服「……ええ。どんな手を使っても」
兎美「ありがとう」
兎美「(…マスター。怒ってるかな…嘘ついちゃったからな…)」
兎美「(戻った時に…怒られないといいな…許してくれかな…)」
兎美「(……忘たくないよ)」
警備Z「黒服様!緊急事態です!」 バンッ
黒服「…何事なの。今ここは立入禁止よ」
警備Z「す、すみません!しかし、侵入者です!既に警備部隊の6割が継戦不能!」
黒服「そんな…賊は何人なの?」
警備Z「そ、それが…1人です!」
亀夫「兎美ぃぃぃ!!」 ガンッ!
警備Z「ぷべらっ!」
兎美「マスター!?」

-23:55 雪の降る道-
兎美「マスターは馬鹿です。大馬鹿です」
亀夫「なんでだよ!なんとかなったじゃん!覚醒した俺の愛の力で!」
兎美「何が覚醒ですか。結果的には、黒服さんに手引きしてもらって逃げられたにすぎません」
亀夫「あのお姉さん、絶対ラスボスと思ってたけどいい人だったな。びっくりした」
兎美「私の開発者ですから…お母さんみたいな人です」
亀夫「そっか、それでなんか嬉しそうだったのか」
兎美「…私は恩を仇で返すことしかできませんでした。今回の責任を取らされるのは明白なのに…」
亀夫「それを分かった上で、あの人はお前を助けたんだ。胸を張れよ」
兎美「マスター……私におんぶされていなければいい台詞なのに」
亀夫「仕方ないだろ!めちゃくちゃ体痛いの!一夜限りの奇跡だったの!あ、ちょ、やめてー!揺らさないでー!」
兎美「もう、本当に貴方は…それで、これからどうするんですか?これだけの騒ぎを起こした以上、本社も黙っていませんよ」
亀夫「そのことだけどさ、兎美。ハネムーンいこうぜ」
兎美「………はい?」
亀夫「だーかーらー、新婚旅行。まだ正式に行ってなかっただろ?貯金全部おろしてきたからさ。期限はほとぼりが冷めるまで」
兎美「………ぷっ……くくっ…あはは、本当にマスターは馬鹿です!」
亀夫「うるせー。嫌って言ってもついてこさせるぞ。俺はお前がいないとダメだからな!」
兎美「はいはい、わかりましたよマスター…私も貴方がいないと、ダメみたいですから」
亀夫「…兎美」
兎美「…なんですか?」

亀夫「メリークリスマス」


……HAPPY END!

— 世界の全てが、ハッピーエンドになりますように。

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