神様の四割引
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
カメオがお使いに行ったら、いつもの洗剤は売り切れてましたか?
いいえ!
おかげで結婚できましたか?
いいえ!
おつかいに行った先で、カメオが洗剤を購入したのとは別の何かの出来事が起こりましたか?
いいえ!
消費税は関係ありますか?
いいえ!
カメオは、いつもの洗剤を購入しましたか?
はい!
特売品の最後の1個を、誰かと同時に手に取りましたが、後々、それがお嫁さんとの最初の出会いだったますか?
いいえ!
洗剤の4割の金額で、カメオはなにか別のものを買いましたか?
いいえ!
カメオが感謝したのは、洗剤が4割引きだったことについてですか?
はい!(ミスリード注意)
誰かの命が救われましたか?
はい! 重要です。
いつもより多くの洗剤を購入できましたか?
いいえ!
カメオ以外に重要な人物がいますか?
はい! います!
お釣りを募金しましたか?
いいえ!
9、11より、洗剤が4割引きだったことでカメオの家族の命が助かりましたか?
はい!(ミスリード注意)
洗剤を買ったとき浮いたお金で何か別のものを買いましたか?
いいえ!
カメオは子供でしたか?
はい!
10年後に災害が起こりますか?
いいえ!
次の日などではなく、十年後なのは重要ですか?
はいいえ、そのときのカメオには、よくわからなかったのです。
4割引きだったことで、金銭的に助かったことが命が助かることに繋がりましたか?
はいいえ! 直接的な原因ではありませんが、直接的な理由ではあります!
洗剤を買った日、カメオの家族は心中を考えていましたか?
はいいえ、心中ではなく……!
カメオは割引の意味が分かりませんでしたか?
いいえ! わかりました!
浮いたお金で公衆電話から電話して、助かりましたか?
いいえ!
4割引きだったおかげで、おつかいを済ませることができましたか?
いいえ!
3割引きや2割引き、半額でもこの問題は成り立ちますか?
はい、成り立ちます!
洗剤は食器洗い用洗剤ですか?
いいえ! 成立しにくいでしょう!
お釣りに高額硬貨が含まれていたのでしょうか?
関係ありません!
カメオの家は裕福ではなかったのですか?
はいいえ、さほど重要ではありません!
酸素系と塩素系の洗剤を混ぜてはいけないのは重要ですか?
はいいえ! 酸素系と塩素系は混ぜても酸素が発生するだけですが、重要です!
27間違えました 「酸性の洗剤」と塩素系洗剤を混ぜてはいけないのは重要ですか?
はい、重要です!
いつもの酸性洗剤が4割引でなければ、1割引の塩素系洗剤を買うところでしたか?
はいいえ! 塩素系洗剤は特に安いわけではありませんでした。が重要です! 19あたりと合わせてくたさい。
トイレの掃除用洗剤でしたか?
はいいえ、お風呂の洗剤でした!
その日、カメオが買う予定だったのはいつもの洗剤じゃなかった?
はい、そうなのです!
核心19より 家族は事故ではなく自殺の未遂でしたか?
はい、重要です!
19より家族は自殺ではなく事故の未遂でしたか?
はいいえ、洗剤が無くなりそうではありませんでした!
核心13.19.29.より。カメオの家族は洗剤まぜまぜガスを利用した殺人を企てていたが、酸性が安かったのでカメオが酸性洗剤を買ってきた結果、明るみに出る事なく失敗に終わった。殺人なんかなかった。よってカメオの家族は死刑にならずに済みますか?
はいいえ、他人は関係ありません!
おつかいで持たしてくれたお金がいつもの洗剤の値段で買えなかったため、割り引きがなければ他の洗剤を買って、お風呂場を掃除することになり、そのときに酸素系と塩素系の洗剤が混ざって死ぬ可能性があったからですか?
いいえ!
33の「洗剤がなくなりそう」の一文を消すとほぼ正解だったりする?
はい、「洗剤が無くなりそう~」を消して、別の理由と組み合わせると正解です!
CMをみて新発売の洗剤が気になり、おつかいを頼みました?
いいえ!
核心自殺をしようとしていたカメオの家族は、自殺するためにいつものじゃない洗剤をカメオくんに頼んだが、カメオくんが4割引きされたいつもの洗剤を買ってきたので考えなおし、やめましたか?
正解です!
核心自殺をしようとした家族はカメオにいつもと違う洗剤を頼んだが、かめお4割引につられていつものを購入し
正解です! 十年後のことまで正解です!
答え
そんな状況に耐えかねて、カメオの母は死のうとしていた。
その日、カメオが本来「おつかい」で頼まれていたのは、いつものものではない洗剤だった。
家にあるいつものお風呂用『アルカリ性』洗剤と、カメオが買ってくるはずの「『酸性』洗剤」とを混ぜて有毒ガスを発生させ、母は自殺しようと考えていたのだ。
だが、幼いカメオが買ってきたのはいつもどおりの洗剤だった。
間違えてしまったのだろうか、と母が失望しながら理由を訊くと、カメオは言った。
「だってね、すごいんだよ! このいつものやつ、『4わりびき』だったんだ! すごいでしょ! やすかったからこっちにしちゃった! おかあさん、うれしい?」
まだ子供ながらに母を喜ばせようと、褒めてもらおうと嬉しげなカメオを見て、母は我に返り、涙した。
自分はなんてことをしようとしていたのだろう。こんなに幼い、いい子の、かわいいカメオに自分の親が死ぬための道具を買わせようとするなんて。
「ごめんね、ごめんねカメオ、ありがとう。……きっと神様が、まだ死ぬなって言ってくれてるのね」
当時のカメオには意味がわからなかったが、十年後、化学の授業を受けていたときに理解した。
あのとき、いつもの洗剤が四割引ではなかったら、カメオは母に頼まれた通りのものを買ってきていただろう。家にある洗剤と混ぜれば毒ガスの発生してしまう洗剤を。
カメオは十年前の真実に気付いて恐怖し、それから深く感謝をした。他でもないあの日に、自分にいつもどおりの洗剤を選ばせてくれた「神様」の奇跡に。
要約解説
いつもの洗剤が通常価格の四割引で売られていたことで、幼いカメオはそれに惹かれ、母から頼まれた違うタイプの「いつものものと混ぜると毒ガスの出る」洗剤を買わずに済んだ。そのため母は希望を取り戻し、当時はなにがなんだかわからなかったカメオは、十年後、化学の授業ですべてに気が付き感謝した。
ざっくり言うと、母の「死」を免れたのだ。「四」割引だけに。(重要ではありません)
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