ウミガメのスープ

とある女の契約違反

作者: ノックスR

女とある約束をした男。

しかし彼女とは全く違う人が約束を果たそうとしにきた為に、彼は後に後悔することになった。



状況を説明してください。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

登場キャラの中に、約束の内容を勘違いしていたキャラはいますか?

No!!

はい

約束とは結婚の約束ですか?

Yes!!! *ミスリード注意!!

いいえ

エロますか?

No!!

いいえ

彼女とは全く違う人が約束を果たそうとしにきたタイミングで、彼は後悔しましたか?

No!!! *ミスリード注意

はい

登場人物は男、女、全く違う人の三名ですか?

Yes!!! ただしモブがあと一人必要です。

いいえ

男が約束を果たしていれば後悔はしなかったですか?

Noでしょう! そもそも…

はい

登場人物は約束をした彼女と全く違う人と男の3人ですか?

Yes!!! ただしモブがあと一人必要です。

はい

人死にますか?

Yes!!!

いいえ

非現実要素はありますか?

No!! ただし、日常的ではないでしょう

いいえ

約束は金銭の流れを伴いましたか?

No!!

いいえ

初めから約束をしなければ後悔する事はありませんでしたか?

Noかな? 状況により後悔していた可能性は高いです!

いいえ

女と男は年が離れていますか?

No!! ただし…

はい

8より、 死んだのは最初に約束した女ですか?

Yes!!! ただし…

いいえ

男が後悔したのは、自分の犯した殺人がばれてしまったからですか?

No!!

いいえ

8より、殺人ますか?

No!! 違います!

はい

6、そもそも、約束を果たすべきは女でしたか?

Yes!!!

いいえ

「彼女とは全く違う人」の性別は男性ですか?

No!!!

はい

ズバリ! 三角関係ますね?(今更

Yes!! そう言えるかもしれないです。ただし……

いいえ

約束の内容を忘れた人物はいますか?

No!!

いいえ

男が女との約束を守らなかったために、女が自殺してしまいましたか?

No!!

いいえ

15、では自殺ますか?

No!!

はい

13 病死ますか?

Yes!!!

いいえ

13より 結婚の約束をした為に女は死ぬ事になりますか?

No!!! ただし、重要ワードでました!

いいえ

13 事故死ますか?

No!

いいえ

双子は登場しますか?

No!! ただし、少し惜しいです

いいえ

「彼は後に後悔」の後とは、すぐ後ですか?

No!!! ずっと後です!

いいえ

男と女は約束を果たしましたか?

No!!

はい

最初に約束した女と、全く違う人の間に、血縁関係はありますか?

Yes!!!

いいえ

結婚詐欺ますか

No!! 詐欺ではないです!

はい

26,一年以上後ですか?

Yes!! もっと後です!

はい

まったく違う女と男は結婚しますか?

Yes!!

いいえ

25、では兄弟姉妹ですか?

No!!

はい

女の性別は本当に女性ですか?

Yes!!

いいえ

28より。女は自分がすぐに死ぬので約束を果たせないことを隠したまま男と結婚の約束をし、彼女の死後彼女の母親がそのことを知らせに来たので、男は彼女に死期が迫っていたことを気付けなかったことを後悔しましたか?

No!! 違います! 死ぬから約束を果たせないのでなく、むしろ……

いいえ

約束していた彼女が病気で亡くなった為男はそれを伝えにきた彼女の姉妹と結婚しますか?

No!! ただところどころ惜しい!

はい

約束を果たそうとしたとき最初の女は死んでいますか?

Yes!!!

死ぬ人は一人ですか?

YesNo!!! 二人でも成り立ちますし、後一人危篤でもいいです!

いいえ

男は、女が病死したことを知って後悔しましたか?

No!! 違います!

はい

4より。男は、全く違う人と結婚した後に、後悔しましたか?

Yes!!

はい

男が結婚したのは、女の娘ですか?

Yes!!! なぜ結婚したのでしょう!?

いいえ

31より 男が全く別の人と結婚した後亡くなった彼女そっくりな彼女の姉妹が約束を果たそうと現れたので、その前に結婚してしまった事を後悔しましたか?

No!! 違います!

いいえ

男と女約束→男と第三者結婚→女が病死→男は後悔  の順ですか?

No!! それでは絶対に成り立ちません!

はい

男が、全く別の女と出会ったとき、最初の女が亡くなったことを知っていましたか?

Yes!!! 風の噂で知ってました。重要です!

いいえ

37 男は危篤ですか?

No!! ということは…

31より。男は全く違う人のことが恋愛の意味で好きなので、その人と結婚することにしましたか?

YesNo!! 微妙な所です! Noよりかも

はい

男の結婚の回数は1回ですか?

Yes!!

いいえ

相続は関係しますか?

No!!

いいえ

40より。娘は実は、最初の女と男との娘だったので、男は実の娘と結婚してしまったことに気がついて後悔しましたか?

No!! 男と娘に直接の血縁関係はないです!

いいえ

娘が結婚したのは、最初の女の指示ですか?

No!! 娘が自分で決めました

いいえ

最初の女と2番目の女の母娘関係を、男は知っていましたか?

No!!! 知りませんでした!

いいえ

43より、母娘は別居してましたね?

No!! 女の生前は同居してました

いいえ

40より、男は、女の娘を、実の娘として引き取るような気持ちで結婚し、家族となりましたか?

No!!! 決してそんな気ではないです!

男の後悔は、結婚したことですか?

YesNo!! ただ結婚したことだけを悔いたのではなく……

いいえ

40より女の娘は実は男の娘だった事が後にわかり後悔しましたか?

No!!

もしや、母娘はそっくりでしたか?

YesNo!! 多少似てましたが、関係ないかな?

いいえ

男は、最初の女との結婚の約束を反故にしたため、娘は男のことを恨んでいますか?

No!!

54補足 結婚してしまった後わかり後悔しましたか?

54についてはNo!! ただし…

はい

約束には死ぬことも含まれていましたか?

Yes!!! 男よりは永く生きられないから…

いいえ

最終的に、女の娘を一人で遺すことになってしまいましたか?

No!! 危篤なのは男でなく…

この問題に、人の心のどす黒い部分は関わりますか?

YesNo?w 人の解釈によるかも^^;

いいえ

女は自分が死んでしまうから女の娘が結婚するまで面倒見てねって約束しましたか?

No!!!

いいえ

ヒントより。最初の女と男は、ロミジュリ的に、結ばれることを許されない間柄の関係だったので、死んだ後にあの世で結ばれようと思いましたか?

No!!! ただし結ばれない運命にあったYes!!! 女は別の所に嫁ぐことになっていました そしてあの世ではなく……

いいえ

移植に関係はありますか?

No!!

2より、約束の内容とは「結婚する」というはっきりした約束ではなく、「私をあなたに捧げます」のような詩的(狂的?)なものでしたか?

YesNo!! どちらでもいいかな?

はい

娘が危篤状態ですか?

Yes!!! そのとき、あることが分かり……

はい

女の娘は危篤状態ですか?

Yes!!! そのとき、あることが分かり……

いいえ

62 むしろ、二人は天国で約束を交わしていたので、この世で再会しようとしますか?

No!! この世で約束しました。ただしこの世で再開Yes!!! つまり…

いいえ

62より 女は結ばれることのない愛する男と自分の娘を結婚させることにより家族になろうとしましたか?

No!!

いいえ

男と最初の女は駆け落ちするつもりでいましたか?

No!!

いいえ

62より。女は、自分が死んだら来世で結ばれましょうと約束し、65の危篤状態の際に、娘が女の生まれ変わりだと分かりましたか?

No!!!! すごく惜しい! 最期に分かったのはむしろ……

いいえ

エイズでしたか?

No! 違います!

はい

核心70より、娘を女の生まれ変わりだと思ったのに、そうではなかったことに気付いてしまったのですか?

Yes!!! 正解とします!

同じお墓に入りますか?

YesNo!! どちらでもかまいません!

はい

核心70より。むしろ、男は女の生まれ変わりだと思って娘と結婚したけれど、それが実は生まれ変わりではなく、単に娘なので似ていただけだと知ってショック!ですか?

Yes!!! 正解とします!

はい

70より? 娘は子を残せませんでしたか?

Yesかな? 今でいう血友病などの遺伝子疾患があったことは予測できます

はい

「来世であいましょう」ですか?

Yes!!!

はい

女の娘は「自分は女の生まれかわりである」という嘘を、男につきましたか?

Yes!!!

答え

これは、今となってはもう昔の話であります。
ある村にカメタという男がおりました。
これはその昔、私のご先祖様がカメタ本人から聞いた話だといいます。


〜〜〜

「カーメーターさんっ」
「またお前は邪魔しにきよったのか」

畑仕事中。駆け寄ってきた女を見て、俺はそう悪態をついた。
嘘だ。
本当は今日も姿を見れてほっとしているし、嬉しい。
だが、そんな本音をすらりと言えるほど、俺は素直ではなかった。
「あら、ひどいわね。せっかく応援しにきたのに」
そう言って目の前の女、カメミはくすくすと笑った。
カメミはこんな辺鄙な村の女であるが、間違いなく都に行っても匹敵するほどの美人だ。
つやとした黒い髪に雪のような白い肌。彼女が着ると、どんな小汚い麻の着物でも、貴族のきるような十二単のような華やかさを持たせてしまうようであった。
見た目はおしとやかで繊細な女性で今日のような太陽のしたではすぐに参ってしまうように見えるのに、中身は他の女性よりも元気で、天真爛漫であった。

「応援? 冷やかしの間違いのような」
「まあ、ひどい」
そう言って、彼女は俺の近くにすっとしゃがんで、両手で顔を抱えるような仕草をしながら、再びふふと笑った。

そんな様子に、思わずドキリと胸が高鳴る。

俺と彼女は、同じ年にこの村で生まれて、同じくこの村で育った。そう、今でいうと幼馴染のようなものであった。

そして、俺は彼女に恋をしていた。
将来は、嫁にしたいとも考えていた。

いつかは、この気持ちを伝えて。
そう、いつかは。




「お嫁に行くことになったの」
とある夏の日。畑仕事から二人して帰る途中。彼女が突如、そう告げた。
蒸し暑い、そんな日だった。
聞くと、どうも遠くの都のそこそこの身分の人との縁談があったらしい。
「あはは、まさか私にこんな話が来るなんてね]
彼女はそうからりと笑って言った。

俺は黙ることしか出来なかった。

「うん……私にはもったいない話だね。でもほら、私。お父さん一人で育ててくれているじゃない。だから、これで少しは恩返しできるかな、ってね」

夕日が二人を照らし出す。前を歩いている彼女が今どのような表情をしているのかは分からない。
ただ、今俺がどんな表情をしているのかは知られたくなかった。

「ね? そう思うでしょ?」
そのとき、そう言って、彼女はくるりと振り返って笑顔を見せた。

「あ……」

思わずさっと俯いたが、もちろん遅かった。

「泣いてるの……?」
そう言って、彼女が近づく。

やめてくれ……こっちに、来ないでくれ……
「よ、よかったじゃないか。今よりもいい生活できるだろ。いや、羨ましいよ……」
「ねえ」
す、と彼女手が俺の頬を撫でた。
「な、なん……」
顔を上げると、彼女は泣いていた。

俺は一度目をそらす。でも、もう耐えられなかった。

俺は今まで胸に秘めていたこと。彼女への想い。それを全て話した。

言い切った。 

そして、また泣いた。

「そっか……」
彼女が頭を俺の胸にぽす、とぶつける。彼女の重みが、胸にのしかかる。
「私も……。私も、好き」
「……」
「でも、ごめんなさい。私には、この縁談はもう断れない」
「っ」

少しの間。俺たちの間に静寂が訪れる。
遠くでひぐらしが鳴いている。俺は何も言うことが出来ず、そのひぐらしの声をぼんやりと聞いているしかなかった。

「あのね……」
静寂を破ったのは、彼女の方だった。

「私は、あなたより永くは生きられない」
「え?」
「私の家系は、皆長生きしないんだって、お母さんが……」
そういえば、カメミのお母さんは早いうちに亡くなっていた。

「今の世であなたと結ばれることは出来ない。だけど、私が死んだら……生まれ変わってもう一度、あなたのもとに来るわ」
「生まれ変わってって」

「もしその時にあなたが結婚していたら、私は諦める。でも、まだ独り身だったら嫁にもらってください」

戸惑う俺に、彼女は身体を離してうっすらと美しい笑みを浮かべていった。

「私、生まれ変わって、きっとあなたに会いに行くわ」

そしてその翌日。
彼女は村から出ていった。





***

それから、十数年になった。
俺は青年から完全な大人になっていた。そして、風の噂で彼女が死んだことを聞いた。
青年の頃の淡い想いはまだ胸に持ったままであった。

「カーメーターさんっ」
「またお前は邪魔しにきよったのか」

畑仕事中。駆け寄ってきた女を見て、俺はそう悪態をついた。
そこには、一人の少女がいた。
少し前に、この村に来た少女であった。
「私はカメミの生まれ変わりよ」
そう言って。

「えー。昔もよくしてたじゃない」
「う……」
彼女はどこかカメミの面影をもっており、また俺たちしか知らないようなこともよく知っていた。

「それで、結婚してくれるの?」
「結婚って、お前はまだ子どもじゃないか」
俺がそう言うと、彼女はぷうと顔を膨らませた。

「もう! 結婚してくれるって言ってたじゃない!」
「それは……」

「身体もこんなに元気。ね、お願い。あなたをこんなに待たせてしまって……償わせてよ」


それから少しして、俺たちは結婚した。
それなり、いや、かなり幸せな生活であった。


そう、それから十年後、彼女が倒れるまでは。

彼女の看病中、私は見てしまった。
読んでしまった。

禁断の書物を。


「あ、あら……カメタさん。今日はね……いつもより調子がいいの」

「お前……」
「?」

「カメミの、娘だな?」
「っ……!」

「この本に、全部書かれてあった。初めから、生まれ変わりなんて、ない……」

「……」

俺はそっと、彼女のもとまで歩み寄った。
「どうして……」
俺がそう言うと、彼女はゆっくりと口を開いた。

「あなたのことは、小さい頃から母に聞かされていました。一緒に遊んだこと、思いで、そして、母の気持ち……。
今思うと、母はどこかずっと後悔しているように見えました。父は、いい人とは言えませんでしたから……。でも私はふーん、と。そんな人がいるのか程度に思っておりました。
でもそんな時。母は死に、父は遊び歩くようになり、仕舞いには蒸発しました。
一人になった私は、不意に母の話を思い出し、そして日記を見つけたのです。そこには、話で聞いていた以上の、母の気持ちが詰まっていました。
最初は、誰でも良かった……でも、家族が欲しかったの。そして、興味もあった。だから、私はあなたの基に訪れました。

でも、日々を過ごしていくうちに、母の想いや願いは、いつしか私自身の想いや願いに変わってしまった! 変わっちゃったの……ごめんなさい……ごめんなさい。母の幻影に、あなたを縛ってしまって……」

「馬鹿野郎。違う、違うだろ!? 縛ってたのはお前じゃない。俺だ! 俺はずっと、お前を愛してたわけじゃなかった。カメミを愛していたんだ。もっと……おれがもっと早く気付けていたら。俺はお前をお前のまま、愛せていたのに!」

「ううん。私……幸せでした」


彼女が亡くなったのは、それから間もなくだったといいます。カメタはそう語り終わると、最後に言ったそうです。

「俺はいつも、遅すぎたんだ。遅すぎる行動は、後悔しか生まない。ただそれをいつまでも悔いてると、また遅れる。私は彼女達のためにも悔いの無いよう生きていこうと思ったが、やはりどこかでまだ彼女のことを待っておる。人間は罪深い」






さくらばな うるはしくもとく 散りぬれば 永くあらばや にくさげなるとも
(どんなに美しくあっても、薄命であっては意味がない。美しくなくてもいいから、あなたにはもっと生きていて欲しかったです)


さくらばな にくさげなれば 誰がみむ とく散りぬるより わびしきことかな
(醜くかったのなら、あなたは私のことを見向きもしなかったでしょう。それは早く死んでしまうことより辛いことでありますよ)






簡易解説
昔の話。
他の人と結婚することになり、男と結ばれなかった女は二人で「生まれ変わったら結ばれよう」と約束する。
数十年経って、彼女の娘が彼に「生まれ変わった」と偽って約束を果たそうとする。
しかし彼女の最期にそのことが発覚。彼は彼女を死んだ女として愛していたので、もっと早くそのことに気付いて、彼女を彼女として愛せば良かったと後悔した。






— イラストde講座第三講完成記念

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