ウミガメのスープ

【還らぬ人】

作者: のりっこ。

愛する娘が還らぬ人となったので男は喜んだ。

一体なぜ?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

還らぬ人=死んだ ですか?

YES

はい

還らぬ人というのは、死んだということですか?

YES

いいえ

娘の年齢は重要ですか?

NO

はい

男と娘以外に登場キャラはいますか?

YES 街の人々が登場します。

はい

還らぬ・・・やっぱなんでもないです

YES

娘は自分の子供ですか?

YESNO ※ミスリード注意!

はい

男は生きていますか?

YES

いいえ

スマホ慣れましたか?

NO

いいえ

国境は関係ありますか?

NO

いいえ

娘の他にも死人は出ますか?

NO

いいえ

娘の死は、男以外の人にも喜ばれましたか?

NO 悲しまれました。

いいえ

娘の死因は重要ですか?

NO 解説では交通事故です。

娘の死を男は直接知りましたか?

YESNO 重要ではありません。

娘は男の、娘ですか?

6 参照

はい

男は、娘が死んだことを知っていますか?

YES

いいえ

娘は人間ですか?

NO “しかし…”

はい

愛する娘は死にましたか?

YES

いいえ

娘は死ぬ事を望んでいましたか?

NO

いいえ

娘が死んだことで、男に何か利益が生まれますか?

NO

はい

娘は還らぬ人となる前は生きていましたか?

YES

いいえ

娘が死ぬことで男は得をしましたか?

NO

いいえ

行方不明、は関係ありますか?

NO

いいえ

息子が戦争に行くことが決まったので、お国のために死ねてバンザイバンザイと、涙をこらえて喜んでいる……みたいな状況ですか?

NO

いいえ

娘は病気でずっとツライ思いをしていましたか?

NO しかし…

街の人々も娘の死を喜びましたか?

11 参照

いいえ

比喩表現はありますか?

NOとします。

いいえ

娘は幽霊で、やっと成仏しましたか?

NO

はい

非現実要素ありますか?

YES…?

いいえ

遺産相続は関係ありますか?

NO

娘の死後、娘の死体は普通に弔われましたか?

“YESとします”

いいえ

娘は禁忌な存在でしたか?

NO

いいえ

娘とは自分が創作したキャラクターということで、自分の作った作品で娘が死ぬ重要なシーンを書けたことに満足しましたか?

NO

いいえ

娘は妖怪人間なので死んだとは言え「人」になった事を喜びましたか?

NOYES!!! まとめてください!!!

いいえ

「男の娘」を「おとこのこ」と誤って読まないように配慮してみましたが気づきましたか?

NO

いいえ

16より、娘は動物ですか?

NO

はい

フリック入力大変ですか?

YES

いいえ

娘は人形ですか?

NO

はい

娘はクローンやロボットなどの、人工的な存在ですか?

YES

いいえ

娘は男が生み出した作品(小説など)の登場人物ですか?

NO

いいえ

死なないはずの娘が死んだので、人外から人間になったことを喜びましたか?

NOYES とても惜しいです。“街の人々”という存在を踏まえ、まとめてみてください。

いいえ

妖怪化(ゾンビ化?)した娘をなんとか仕留めたことで死亡したが、これ以上の被害拡大を防げたのに加え「人」として元に戻りながら死んだため男は喜びましたか?

NO

はい

核心娘が人として死んだ事を喜びましたか?

YES!!! 端的に言うとそういう事です!!!

核心街の人々からも人間として弔ってもらえたことを喜びましたか?

その通り!!!

街の人々に阻害されていたが、最後は丁重に人として扱われた事を喜びますか?

ほぼYES!!!

はい

アイボのように、ロボットだけど家族のように接してきた人々にとって人間と同じであり、葬式を行ってくれるほど愛着を持ってもらえたことが嬉しいですか?

YES!!!

答え

若くして妻に先立たれ、子供が出来なかった博士にとって、
自ら作った人間そっくりなアンドロイドの娘だけが唯一の支えだった。

街の人々は珍しいものを見る様な目で、
“ロボットだ”、“ロボットが博士と歩いてる”と口を揃え、
後ろ指をさしたりした。

大切な娘に“感情”というものを与えていた博士は、
いつも人前では明るく優しい娘が、ひとりでいる時には
“涙”というものを密かに流している事を知っていた。



ある日、娘は博士に“胸中”を打ち明けた。



“私もパパと同じニンゲンに生まれたかった”



溢れ出す涙を博士に見られまいと必死に両手で顔を塞ぐ娘を抱き締めながら、博士は言う。



“ごめんな………本当にごめんな………
 でも、お前はパパと同じニンゲンだよ。
 何ひとつ変わらないじゃないか。”





………それからも、娘はずっと明るく、優しい娘でいてくれた。

愛してくれた博士を愛し、
街の人々にもずっと、ずっと変わらない笑顔で接した。

そんな純粋な“心”を持ち合わせた娘の事を、
“ロボット”などと呼ぶ人はもう、いなくなっていた。

娘は“父親”だけではなく、街のみんなからも親しまれ、
とても愛される存在になっていた。





娘の“死”は突然だった。

道路に飛び出した子犬を助けようとして自らが犠牲になった交通事故。



“修復”可能だったかどうかは、わからない。



ただ、博士は哀しみに暮れながらも、

“修復”などという行為はしなかった。



沢山の花束を供え、街のみんなが涙を流した。



決して、“壊れたロボット”などではない。



“どうか、亡くなられた娘さんに、
 お線香を上げさせてください”

“本当に、可愛らしくて優しい、
 良い娘さんでしたね”



あたたかな街の人々の声を聴き、
涙を拭った博士は微笑みながら手を合わせた。



還らぬ“人”となった、愛する娘に。



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