きっと僕らは
そのおかげで、新商品は大ヒットした。
どういうことだろうか?
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
ライバル会社は重要ですか?
yesno……ライバル企業もある程度の役割を果たします。が、重要なのは㈱牛の塊だけです。
これは計画的な営業戦略でしたか?
no!
そもそも、宣伝は意図的に2週間遅らせましたか?
no! 発売日にオンエアを開始する予定でした。
発売日とはその新製品の発売日でしたか?
yes!
発売から1週間でもなく10日でもなく2週間でなければならない理由はありますか?
no! ある程度の時間が経過していればいいので、10日後でも1週間後でもいいです。明確な基準はありません。
季節イベントは関係しますか?
no!
新商品は2週間の間、何もトラブルなく順調に販売されていましたか?
yesno 新商品自体に問題はないですが、「順調」とは言い難いかもしれません。
新製品の特定は必要ですか?
no! 「牛の塊のあったかいスープ」という商品を想定しています。
どんな商品であるかは重要ですか?
no!
商品の特定は必要ですか?
no!
口コミは関係しますか?
no!
TVCMを打ちましたか?
yes!!!
宣伝媒体の特定は重要ですか?
yes! 12参照です。
宣伝が遅れた理由が重要ですか?
yeeees!!!
新商品は有形物ですか?
yesno 何でもいいですが、8参照です。
新商品は有形物ですか?
no! でもCM自粛はyes!
発売日に思わぬ事態(事件・事故など)が起き、CMを流せなくなりましたか?
yeeeeeees!!
2週間遅れが、むしろ話題になりましたか?
no!
その新商品は限定商品ですか?
no!
サイレンのCMのようにTVに流すには余りに怖すぎて不適当と判断されましたか?
no!
公共広告機構は関係しますか?
yeeeeeeeeeees!!!
誰かその商品を使いましたか?
yes!
CMに起用していたタレントが刑事事件を起こしましたか?
no!
TV局側の事故ですか?
no!
ACが勝手に自社の商品を連想させるようなCMを流していましたか?
no!
久しぶりのCMでやたらと印象に残りましたか?
yes! どういう風に?
CMのタレントが病気にかかったがその商品のおかげで治りましたか?
no!
1社だけCM解禁されましたか?
yes! この企業が解禁の先駆けとなりました!
事件、事故後も迅速に商品を出すようなイメージが付きましたか?
yesno これで正解でもいいんだけど、CMが視聴者に与えたのは即物的なイメージではなく……
自粛していた2週間の間に、他社のCMは流れていましたか?
no!
しつこいくらいのCMが流れて視聴者の脳裏に焼き付けましたか?
no!
自粛の前後でCMの内容に変更を加えましたか?
yes! 世相に合わせた明るい内容に変更されました。
AC→㈱牛→AC→㈱牛てな感じのCMですか?
no! 何だそりゃw
真っ先にCMが解禁されるほど優良な企業というイメージが付きましたか?
no! 企業イメージが良くなったのはその通りなんだけど、でもこの企業は人々にあるものを与えたのです。
自粛の原因となった事故に触れたCMを流しましたか?
no!
GReeeeNは関係ありますか?
no? すみません何か元ネタありですか?
大災害や訃報のあとですか?
yes!
核心生きる意味を探してた人々に希望を与えましたね?
yeeeeeeeeees!!!! キーワードは「希望」でした!
核心この企業はCMのある日常の尊さや温かさを与えましたか?
yes! 普段スキップしてるCMも、なくしてはじめてありがたさがわかるのです。
s◯ntoryの歌のリレー的なCMですか?
yes! そんなイメージです。
被災地の人々がその商品をつかいましたか?
yesno? そこまではわかりません。
オロナミン●や「ふぁいと~。いっぱぁ~つ!」みたいな元気が出るCMますか?
yes! 人々はこのCMで元気になりました。
答え
これを受け、各企業は広告活動を自粛、テレビに映るのはACばかりとなった。
この日に新商品を発売し、同時にCMのオンエア開始を予定していた㈱牛の塊も例外ではない。泣く泣く、工夫を凝らしたCMをすべてACに差し替えた。
悲劇から2週間が経過した。
人々は悲しむことに疲弊し、日本全体に停滞ムードが漂っていた。
テレビをつければ道徳的な広告が何度もリピートされ、ACはあの悲劇の象徴となった。
悲劇を思い出してしまうといってテレビを観られなくなる人も多かった。
そんな中、㈱牛の塊の社長、牛田は考えた。
──今こそ、俺たちが元気を出さなきゃダメなんじゃないか?
思い立ったが吉日の彼、早速2週間前にオンエア予定だったCMを見返し、明るく落ち着いた内容に作り直させた。
そしてどの企業よりも先に自粛を解き、オンエアを開始した。
『きっと僕らは立ち直れる。笑って食べよう、牛の塊のあったかいスープ』
穏やかな港町を背景に、優しく力強いナレーション。
静かなCMだった。
でもそれは、人々に希望をもたらした。
各企業はそれに続いた。
数日後、テレビからACは消え去っていた。
──日本はまた、立ち直っていける。きっと。
「牛の塊のあったかいスープ」は、悲劇からの復興を目指す人々のキャッチフレーズになった。
㈱牛の塊の各店舗には、連日長蛇の列が絶えなかったという。
簡易解説
大きな悲劇が起き、企業はCMを自粛。テレビで流れるのはACばかりとなった。
そんな中、いち早く放映を再開した㈱牛の塊のCMは、人々に希望を与え、
新商品は悲劇からの復興を象徴するアイテムとなり、大ヒットした。
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