ウミガメのスープ

江戸の夜桜(カクテル人気投票 3位 その二)

作者: ツォン


らっしゃいませ、BAR LATEthinkへようこそ。

早速ですが、新作カクテル「江戸の夜桜」をご賞味ください。
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さくらリキュール(色が赤いもの) 20ml
ブルーキュラソー 10ml
レモンジュース 30ml
カンパリ 1tsp
レモン(16分の一の櫛切りにしたもの)
さくらの塩漬け 1~2枚

さくらリキュール、ブルーキュラソー、レモンジュースをシェイクしカクテルグラスに注ぐ。
バースプーンをグラスの底にあて、軸を通してそっとカンパリを沈めます。
ふちに月、そして月明かりに照らされたに見立てたレモンを差し、さくらの花びらを浮かべます。


薄紫色の空に浮かぶ月と桜、足元には血だまりのような赤…。

妖艶、その一言に尽きるカクテルにございます。
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と、一言添えてこのカクテルを、衛符亭たま五(えふてい たまご)さんという常連の噺家さんにお出ししたのですが、カクテルの味そっちのけで私を質問攻めにしてきました。

一体どういうことでしょう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

たま五さんはカクテルを飲みましたか?

イエス!

レモン汁で色が変わるお酒ですか?アサガオの色水みたいな……

ノーですね。

たま五さんはまだ子供なので「なんで~」と質問攻めしてきますか

ノーです。

噺家だけに口がよく回りますか?

イエス、ですがその内容が重要なのです[゚д゚]

アルコールに弱くてろれつは回りませんか?

ノー、お酒はお強いです。重要ではありません

カクテルの見た目が重要ですか?

ノーです

たま五さんは愚痴りますか?

ノーです

ラテシンますか?

ノーです。が、ラテシンの用語で大変重要なものがあります。

質問はマスターについてのでしたか?

イエス。

噺家さんは質問によって得た知識を、自分で何かに活用するつもりでいますか?

イエス!GJ!

飲んだのが噺家さんであることは重要ですか?

イエス!

たま五さんは未成年ですか?

ノー、40代と思ってください。

たま五さんは、過去にこのカクテルを飲んだことがありますか?

重要ではありません

刀は関係ありますか?

イエス、私(マスター)は刀が足りない、と解説で申しました

桜の下には死体が埋まっていますか?

重要ではありませんが、少なくとも血をすってはいますね

核心新しい噺が思い付いたので、マスターに披露してますか?

もう正解でいいよ!ナイススナイプ!

バックストーリーをウミガメ風に伝え、真相を確認させるラテシンますか?

あ、それはノーです。

既出でないか確認しましたか?

それも含めて、便利な言葉がラテシンには…

ねえ、 おもしろかった? おもしろかった?? ますか?

イエスですが、便利な言葉がラテシンには…

カニバリますか?(゚д゚)

ノーですw

「イイネ!(味が)」ですか?

ノーです

核心SPを募集しましたか?

そのとおり!つまり、創作落語のSPを私(マスター)に頼まれていたのです。

一言添えたことが重要ですか?

イエス?当店の新作カクテルのイメージを聞いて、創作落語を作っていました。

オマージュ出題していい? ます?

ラテシンそのものではありませんが、限りなく近いのです。

答え

薄い月明かりに照らされた、桜吹雪の散る夜。
静かに、しかし確実に、ひとつの命が散った。

辻斬り 七天抜刀斎...

このあたりでは、ちょっとは名の馳せたお尋ね者だ。

夜中出歩いている者を見つけては、謎掛けを問いかける。

「桜とかけて、主と説く。その心は?」

そして、すれ違いざまに切り伏せる。

「その心は、散り逝くが定めなり…」

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たま五「って噺を演って見ようと思うんだ、どうだろう?マスター。」

マスター「左様にございますねぇ。物語は興味をそそりますね。後は月明かりをたたえた刀を登場させていただければ完璧でしょうね。」

たま五「なるほどねぇ。そうだ。妖刀村正の伝説に絡めるってのはどうだい?最後にはより強いものと斬り合って、折れた村正の刃が刺さって死ぬ…とか。」

マスター「それではありきたりすぎますね。むしろ、せっかく謎掛けをしているわけですから、鮮やかに説いた相手に驚いている隙に、その村正を奪われて…、というのはいかがですか?」

たま五「おお、そりゃいいねぇ。さすがマスターだ。やっぱりここでマスターと放してるといいアイディアが浮かんでくらぁ」

マスター「恐縮です。」

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え?何をしているのかって?

ラテシンで言うスープパートナー、物語の添削といいますか、校正にご協力させていただいているのでございます。

創作落語を得意とされているそうで、たいていはお一人で作られるのですが、たまに私のカクテルを飲みながら噺を作られるのです。

いい酒はいい噺を作るんだそうです。
気分よくお飲みいただければ、自然とアイディアもわいてくるということでしょうか。

さて、私は一体いくつ、カクテルを造れるのでしょうか…。

発想に終わりがきません。

次はどれを作ろうかな…。
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