牛の首 〜地獄編〜
これを聞いた者は恐怖のあまり身震いが止まらず、三日と経たずに死んでしまう。
なのに、この話を聞いた者は生きている。
なぜか?
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
三日たってないからですか?
No
「牛の首」の内容の掘り下げは重要ですか?
No
非現実要素ありますか?
Yes
聞いたことのある人がいないからですか?
No
「この話を聞いた者」とは、
No その発想はなかったので、良差し上げます
『「牛の首」…死んでしまう。」という話を聞いても死なないからですか?
No
毎日聞くことで延命し続けていますか?
No
怪談を話す側なので、死にませんか?
No
「これ」と「この話」は同じですか?
Yes
「三日と経たずに死んでしまう」のは「牛の首」の怪談を聞いた人ですか?
Yes
本当にそれで死ぬなら、その怪談がされた場所にいる人は全員死んでしまうので確認できないからですか?
No
「牛の首」の話を聞くと3日以内に死んでしまう、ということ以外に非現実要素がありますか?
Yes!
言語の違いなどで話の内容が理解できないので怖くないからですか?
No
「牛の首」の話を聞くと時の流れが遅くなるので、なかなか3日経ちませんか?
No
「恐怖のあまり身震いが止まらず」は重要ですか?
No 「牛の首」を聞くと必ず死ぬのが重要です
問題の舞台となっている天体では3日がめっちゃ長いですか?
No
不死身なので死なないからですか?
No 「この話を聞いた者」は、不死身ではないです。
怪談の内容は重要ですか?
Yes 問題文二行目に書いてあるとおりです。
聞いた者は、寝ていましたか?
No ちゃんと話を理解していました。
牛の首の話が2種類あることは重要ですか?
No 問題文二行目に書いてあるとおりです。
言葉遊びますか?
No
話を聞いた場所は重要ですか
No
核心死んで、生き返りましたか?
YES! お見事!
怪談を聞いたのは死んだあとでも蘇る不死鳥でしたか?
No 「この話を聞いた者」は、普通の人間でした。
恐怖のあまり身震いが止まらないことは重要ですか?
No
一度は死ぬけど、すぐに生き返るのですか?
No
ゾンビますか?
No
長い時間を経て別人物に転生しましたか?
No 同じ人物に蘇生しました! そんなに長い時間も経っていません
「牛の首」を死に神に聞かせて、死に神を殺して魂取り返して生き返りましたか?
No! ですが惜しい!
「牛の首」を三途の川の鬼に聞かせて殺し、逃げおおせましたか?
No
核心閻魔大王に「牛の首」を聞かせて、生き返らせろと脅しましたか?
YES! 正解です!
答え
ここは閻魔大王の御前。生前の行いを読み上げられ、地獄行きの裁きを待つカメタ。
そのとき突然、再び現世に戻るための妙案が浮かんだ。
「大王様、大王様は『牛の首』という怪談をご存知でしょうか?私はその怪談のせいで死んだのでございます」
「そなたのことなど、そなたよりも知っておる。怪談なんぞどうでもいい」
「それでしたら、冥土の土産ということで、私がお聞きした「牛の首」をお話しさせていただきとうございます。あれは天保四年のことでした。とある一人の牛飼いが…」
「黙れ!!!!!!」
突然大王が、地鳴りが響くような大声を上げた。憤怒の形相をした瞳の奥に、紛れもない恐怖があるのをカメタは見て取った。
「大王様、もしも私を現世に返していただけるのであれば、この話は絶対に他言致しません」
「貴様、まさかわしを脅しておるのか!!」
「滅相もございません。大王様が興味のない「牛の首」を、私がお聞かせして何になりましょう。しかしながら、」
芝居がかった演技をして、カメタは話を続ける。
「もしも他の鬼に、「牛の首」を聞かせたらどうなるでしょう。この怪談は、人間以外にも恐怖を与えるのか、好奇心の虫が疼いてたまらないのです…」
シン…とした静寂が響いたのち、カメタは胡散臭いほどに満面の笑みを浮かべる。
「私はただ天寿を全うしたいだけでございます。何卒ご理解ください」
睨みつける大王と、表情を動かさないカメオ。永い永い沈黙を経た末に、ようやく大王がため息をついた。
「もしも貴様が約束を違えたら、この地獄よりも恐ろしい責苦を味合わせてやる」
「ありがとうございます大王様!」
こうしてカメタは一世一代の賭けに勝ったのだった。なお、カメタがもう一つの取引材料として出した妙案によって、「牛の首」の真相が闇に葬られたのは、別の話である。
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