ウミガメのスープ

山には怖い人もいます

作者: 吉

女が、山道でおもむろに服を脱ぎだした。
そして脱ぎ終わってから、たまたま通りかかった見ず知らずの男に自分を隅々までじっくり見るように指示した。
男は言われたとおり女をじっくり見たが、女も男も罪には問われなかった。
なぜ?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

女は有毒の生物におそわれましたか?

YESNOです。有毒生物自身に襲ったという自覚はなかったでしょう。

いいえ

生物は植物ですか?

NOです。

はい

生物は虫ですか?

YESです。毛虫でした。

はい

その毛虫に刺されると、刺された部分に明確な変化が起こりますか?

YESです。はれます。しかし、あまり重要ではないと思います。

いいえ

女は、男に対して、毛虫に刺されたか確認してくれと頼みましたか?

NOです。刺されていたわけではなかったようです。

はい

登場するのは、男と女の二人だけですか?

YESです。他に登場するとすれば、毛虫だけです。

核心女の服の中に毛虫が入ってどこかにいったので 体についていないか見てもらいましたか?

ほぼYESです。正確には、毛虫が入っているのか分からないので、確認をしてもらいました。

はい

核心木の下を通っていたら、毛虫がポトリと落ちて来ましたか?((((;゚Д゚)))))

YESです!女は少しの間気付きませんでした。

答え

行楽の秋、女はハイキングの帰りだった。山の気持ちのいい空気を浴びて、上機嫌に下山していた途中、事件は起こった。
女は自分の上着の肩に毛虫が乗っていたことに気づいたのだ。きっといつの間にか、木から落ちてきていたに違いない。毛虫が過敏に反応しないよう、ゆっくりと、慎重に、上着のダウンジャケットだけを脱ぐ女。
上着には、4匹も毛虫がついていた。一匹ずつ慎重に外していく女だったが、そのうち恐ろしい想像が頭をよぎる。


ひょっとして、背中に入り込んだり、ズボンの後ろや頭についていないだろうか……。


全身を見たいと思ったものの、ここは山道の途中。鏡は近くにない。かといって、体を触ってチェックすることなど、毛虫嫌いの女には出来なかった。人気の少ない山道で他に人もいなかったため、女はやむを得ず、近くにいた唯一の人、登山中の男に全身をチェックしてもらったのだ。
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