ウミガメのスープ

透明人間あらわるあらわる

作者: オリオン

カメオくんは根っからの世話好きです。
いつもウミオくんのお着替えを手伝ってあげたり、ウミオくんが散らかした物を片づけてあげたり、甲斐甲斐しくウミオくんのお世話をしています。

しかし不思議なことに、カメオくんが何をやっても、ウミオくんは絶対にそれを無視するのです。

状況を補完してください。



※この問題はプエルトリコ野郎さんにSPをしていただきました。この場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました!

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

カメオ君は人間ですか?

YES

いいえ

非現実要素ありますか?

NO

はい

現代に本で成立しますか?

YES

はい

ウミオくんはカメオくんの行動に気がついていないあるいは認識できないんじゃなく わざと無視していますか?

YES! はい、わざと無視しているだけで姿は見えています

はい

ウミオも人間ですか?

YES 二人とも人間です

二人以外に重要な登場人物はいますか?

YESNO 解説に出てくる名前は二人だけですが、彼らと一緒に他の人物がいる場合も考えられます

はい

核心ウミオくんは舞台役者でカメオくんは黒子ですか?

YES!!いきなり正解来ました!!解説行きます!

はい

二人がいる場所は重要ですか?

YES 二人は舞台上にいたのです

答え

歌舞伎には

黒子(読み方はクロコ。ですがこれは俗称で、『黒衣』と書いてクロゴと呼ぶのが正式だそうです)

と呼ばれる役割があります。

彼らは一般的に黒一色の衣装を身にまとっており『本当はそこにはいない人』という設定で、舞台役者の早着替えの手伝いや、小道具の出し入れの手伝いなんかをするのが仕事です。舞台に出ている他の役者さんも観客も、黒子のことは『本当はそこにはいない人』として無視します。

例えば舞台上に、使い終わっていらなくなった小道具があるとします。
ですがそれをわざわざお芝居の登場人物(役者)に片づけさせていたのでは観客が

「何故あの登場人物はあの道具をわざわざ今片づけたのだろうか?」
「あれを片づけたのは、ストーリーに関係する行為なのか?」

などと『お芝居のストーリー』と『いらなくなった小道具を片づけるという行為』とをごちゃまでにして考えてしまい、混乱させかねません。

そこで『本当はそこにはいない人』という設定だ、と事前に観客に知らされている黒子がそういった雑務を引き受けます。
そうすればお客さんは、

「黒子があれを片づけたということは、あの行為はお芝居のストーリーとは何の関係もないただの雑務。だから全く気にしなくていいんだな」

と納得してストーリーに集中することができるというわけです。

こういった黒子の手法は、歌舞伎以外のお芝居でも使用されることがあります。


    ◆    ◆    ◆


つまりカメオくんとウミオくんは同じ舞台でお芝居をしている役者仲間。
そして舞台におけるカメオくんの役割は、所謂黒衣だったのです。

世話好きな性格のカメオくんは、きっと楽しんでお仕事に励んでいることでしょう。

— 3問目 SPプエルトリコ野郎さん

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