ウミガメのスープ

高価なヴィンテージ

作者: ツォン


らっしゃいませ、BAR LATEthink(バー ラテシン)経ようこそ。

今日の御通し(問題)は、たった一言です。

ヴィンテージ酒(年代もののワインやウィスキー等)が高い理由は何でしょう?

当然、おいしいから、だけではすみません。

多少の知識問題といえますが、質疑応答だけで解き明かせると判断いたしました。
もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、そういった方は10質問程度までスナイプはお控えいただければと存じます。

さて、いかが思われますか?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

ほとんどマスターに飲まれてしまうので希少ですか?

ノー、ですがそこはかとなく惜しい

ラベルが目当てですか?

ノーです。

お酢になるからですか?

ノー。ちゃんと管理しています。

「高い」ということ自体がひとつの価値ですか?

ノーです。高価な理由です

ヴィンテージが高いのではなく高い酒がヴィンテージですか?

ノー、それではウィスキーの銘柄による価格の違いの説明がつきませんね。

核心樽の中から蒸発してりょうが減るためですか?

あ、終わっちゃったwww正解!

生まれがその人と同じ年に作られたワインはプレゼントにもってこいですか?

イエスですね~。

B玉を入れるのが邪魔くさいからですか?

ラムネじゃあるまいしw

何年も管理や保管をしておくための、家賃や光熱費のようなものですか?

恐らくそれも加味されていますね。

出来の良い年は多く残す、出来の良くないのはコスト面からあまり残さない、前者は需要が多くあるし、後者は記念の贈り物としての利用価値はあるので結局高価となる?

ノー、原酒の出来のよしあしではありません

答え


解は、年数経過による熟成をする際に、樽の中に残る酒が気化することで減少するから、でございます。

もちろん、樽に使われる木の香りが移ったり、時間を掛けておいておくことでの成分的な変化があります。

くわえて気化。
樽はある程度密封されていますが、木製です。
どうがんばってもナノレベルの隙間から中身が気化してしまいます。

これは昔から「天使の取り分」と呼ばれています。
天使が樽から飲む代わりに、味を良くしてくれると考えられていたのです。

その取り分は年間1~3%。
樽ひとつで約1000リットル入ります。
年間約10~30リットル減るわけですね。

ウィスキーとして販売できるまでに3年の熟成期間が最低で必要です。

ここまでで90リットル減りますね。

ウィスキーなどのヴィンテージ物だと、25年寝かせた物もあります。

場合によってはほとんど空っぽです。

寝かせれば寝かせるほど、量が取れないのです。

だからこそ、高価なわけです。

そんな高価なヴィンテージウィスキー。
700ミリ入りで10万円を超えるものもあるとか。

私のようなものは、この店でもやっていなければ購入するなどとても無理でしょうね。

飲んでみたいものですが(笑)
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