ウミガメのスープ

時間殺し

作者: とかげ

私は彼を殺したことで時間がなくなった。どういうことだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

終電に間に合いませんでしたか?

NO 終電ではありません、が…

いいえ

言葉遊びの要素はありますか?

NO 言葉遊びではありません

はい

何かに間に合いませんでしたか?

YES! 解説では間に合わなそう、という状態を書いています

いいえ

なにかの遊びの最中の出来事ですか?

NO 遊びません

はい

彼は生物学的に死にました(心臓の活動が停止するとか)か?

YES ですが…※ミスリード注意

はい

彼は人間ですか?

YES ですが…! ※ミスリード注意

いいえ

ラテシンますか?

NO ラテシンではありません、が方向性は似てるかも

いいえ

非現実要素はありますか?

NO 現実で起こり得ます

いいえ

彼は3次元に存在しますか?

NO 二次元です!

いいえ

ミステリードラマで尺が足りなくなりましたか?

NO ですがそういう感じです!

いいえ

犯罪要素はありますか?

NO ありません!

いいえ

ゲームですか?

NO でも近いです!

はい

私の職業は重要ですか?

YES 重要です!

いいえ

遊びではなく、ゲームは関係しますか?

NO ゲームではありません

いいえ

人狼ますか?

NO 吊りません

私に明確な殺意はありましたか?

YESNO 殺意があったというより…

はい

核心私は小説家で小説で彼殺しちゃったので締め切りが間に合わなくなりましたか?

YES! 解説では漫画家ですが、その通りです!

いいえ

新しい被害者を出してしまったので、締め切りに間に合いませんか?

NO ですが〆切YESです!

答え

何故、彼を殺してしまったのだろう。
私が彼を殺してから、既に一週間が経っていた。もはや後悔しても取り返しのつかないことなのに、そんな自問自答が頭から離れない。
咄嗟の判断で、そのときは殺すしかないと思っていた。一週間前の私は、後のことなど考えられないほどに、切羽詰まっていた。そして、彼を殺したことで、確かにその場はなんとか切り抜けられた。素晴らしいアイディアだと、我ながら感心したほどだった。しかし……人一人死ぬというのは、思っていた以上に大ごとだった。その死体をどう処理するか、彼がいなくなったことをどう誤魔化すか、もしくは彼が死んだことを明らかにするべきか……辻褄合わせは後でなんとかなると思っていたが、具体的に行動してみると、思惑とは全然違った。こんなに難しいことだとは。
そして、彼がいなくなってみると、彼の存在がいかに大切だったか、痛感せざるを得なかった。厄介な人物ではあったし、私が彼を持てあまし気味だったのは確かだったが、それでもやはり彼は魅力的だった。こんなとき彼がいてくれたら……と思う場面は多々あった。あらゆる場面において、彼ならきっとこう動く、こんなことを言いながら、とその姿を描くことはいともたやすい。なのに、彼でない人が同じような行動を取ることは、想像すらできなかった。彼がいないと話が進まないのだ。
こんなとき彼なら……そう、きっとうまくやる。イレギュラーなことにも対応できる、万能な人だ。ああ、本当に、何故一週間前の私は、彼を殺してしまったのだろう……! なんて浅はかだったのだ。自業自得だ。彼を殺さずにいれば、間に合っただろうに。もう、時間がない――

遅々として進まぬ原稿を前に、私はただ苦悩する。連載している週刊誌の〆切は、刻一刻と迫っていた。

END

「私」は漫画家。週刊誌に連載中の作品で、登場人物である「彼」を殺したが、その後のストーリーを考えていなかった。「彼」が死んだあとの辻褄合わせやストーリー展開が描けず、〆切までの時間がなくなったのだ。

— 賞味期限切れスープ

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