ウミガメのスープ

虫は大っ嫌いなのです!

作者: 霧崎波来

鬼気迫る表情で虫を捕まえては潰し、捨てる女。
そしてそのほとんどを潰した後、少し落ち着いた彼女は
自分の今までの行動が全く意味のなかった事に気付き、絶望した。
状況を説明してくださいです。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

比喩はありますか?

NO!基本的にないです!

いいえ

登場キャラは彼女と虫だけですか?

NO!あと一人います!

いいえ

屋外での話ですか?

NO!室内です!ぶっちゃけると地下です!

いいえ

彼女には肉体的な危機が迫っていますか?

NO!彼女には迫ってませんです、彼女には

はい

どんな虫かは特定が必要ですか?

YES!できれば特定して欲しいです!

タイトルの通り、女は虫が嫌いで殺していますか?

YESNO、です。ただいるだけならわざわざ殺さないです?

彼女は誰かを助けるために虫を殺していましたか?

YESNO!助けるためです、彼女視点では。

いいえ

虫は毒を持っていますか?

NO!痒くなったりしないですよね?多分

いいえ

もう一人のキャラは彼女の家族ですか?

NO!夫婦的な意味でなら、可能性あるかも?

はい

もう一人のキャラは死にましたか?

YES!ミスリード注意なのですよ!

いいえ

蚊と格闘してますか?

NO!蚊は見た目が気持ち悪くないから、そこまで嫌いじゃないです

彼女は誰かを監禁していますか?

YESNO!監禁していました!ました!

はい

快楽殺人ますか?

YES?…問題にはあんまり関係ないです!多分!

快楽殺人ますか?

埋め埋めです

いいえ

彼女は医者ですか?

NO!どこにでもいる?少女ですよ!

いいえ

宗教は関係ありますか?

NO!宗教関係は難しくてよくわからないです

はい

女はヤンデレですか?((((;゚Д゚)))))

YESYESYESです!ヤンデレの女の子って親近感湧きますです!

いいえ

重要人物とは女の愛人ですか?

NO!いきなり愛人とか聞かれたから困惑したです…

はい

足が無いヤツと足が多すぎるヤツは大嫌いなのですが、やっぱり虫っていうと、この問題でもそのどっちかなんでしょうか?

YES!この問題だと足が無いやつですね。成虫にはありますですが

いいえ

虫はもう一人の人物が捕ってきましたか?

NO!勝手に湧きます。めっちゃわきますです

いいえ

自分の今までの行動とは虫を捕まえて潰すことですか?

NO!それ以前からの行動を含むのです!

はい

蛆が湧きますか?

YESYES!!それはもうたくさん湧くです!

いいえ

蟻が集っていますか?

NO!甘い匂いでも漂っていたのかな?

はい

もう1人のキャラは腐敗しましたか?

YES!ところどころ腐り始めているです!

いいえ

Gブリって、1匹いたら100匹いるとか思え、って言われますが関係ありますか?

NO!蛆って1匹いたら500匹は湧いてきそうですよね

核心虫がついてたから取って上げていたら、死んでると知って絶望しましたか?

Y…YES?いや、むしろほぼ正解なんですが…、…せ、正解です!

一言コメントより、透明な蜘蛛の巣が顔に引っ付くと30分は顔を触りまくりますか?(それは俺です)

YESNO!友人とかと一緒でも構わず振り切って顔を洗いに行きますです!

いいえ

監禁して閉じ込めておけば、その人がそのうち違う存在になると思い込んでいましたか?

NO!逆ですね。ずっと変わらないと勘違いしていました

答え

「亀夫君…大好きだよ…」

彼女以外誰も居ない地下室で、狂気を感じさせる虚ろな目で女は言う。
彼女の前にあるのは、死体。眼は濁りきり、所々腐りかけている、死体。
彼の死を理解するには、彼女は少し、彼を愛しすぎていた。

「亀夫君…大好きだよ…。…………っ!?」

      ズルリ

目に映るったのは、亀夫の腕を這う、一匹の蛆。
すぐさま指で捕まえ、潰し、放り捨てる。
彼女と彼の世界にソレが入り込む事は、決して許せることではなかった。しかし、
    ズルリ       ズルリ
蛆は、一匹ではない
 ズル  べちゃ  ズルリ  ズルリ
   ズルリ   ズル  べちゃ  ズルリ
べちゃ  ズルリ   ズルリ      ズル
どこに潜んでいたか、腕を、足を、腹を、胸を、頭を、顔を、
腐敗が進んでいるところを中心に夥(おびただ)しい数の蛆が湧き出し―――

「――――――あああああぁぁぁぁぁぁっっぁぁぁあああ!!!!!!!
お前たちが亀夫君に触れるなぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!
汚い存在がっ!!亀夫君を穢すなぁぁぁぁああっ!!」

亀夫のためを思って、亀夫のために怒って、
彼女は、蛆を潰し、捨て、潰し、捨て、潰して、潰した。


見える範囲全ての蛆を潰し、彼女の怒りはひとまず落ち着いた。
―――そう、落ち着いてしまった。

「………ひっ!な、なによこれ…」

目の前にあるのは腐臭を放ち、蛆すら湧くようになった死体。
決して彼女が愛している、愛していた亀夫の姿ではない。
彼女は、彼女が今まで狂気(ペール)で覆い隠していた真実に気づいてしまったのだ。

「い、いや…っ、違う…っ!こんなの亀夫君じゃない…っ!」

今まで彼女がやってきた行動。亀夫のためを想い、亀夫のためにやった行動。
声をかけ、体を拭き、一緒に本を読んだり、今日あった事を話したり、肩を寄せ合い眠りに就いた。
しかし、彼の濁った瞳は何も映さない。歯が抜け落ちた口から言葉が漏れることはない。
そう、彼女の行動は全て、何の意味も――――――


数日後、その地下室の中、二つの死体には大量の蛆がたかっていた。

— 一番嫌いなのは蜘蛛です

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