【ラテクエ32リサイクル】まっかっかー

「暑い･･殺すきか！！クソ、早くおわんねーかな」

住宅街を広く巻き込んだ大火災が発生して十数時間。新米の消防士である亀夫は、体力の限界を迎えていた。



「ふぅ・・要救助者はあらかた運び出したかね・・・？あとは・・あの鉄筋コンクリのアパートの中くらいか・・？」

暑さと脱水で朦朧とし判断力の鈍った頭で考える、



（・・あとは・・あの部屋を捜索したら・・ひと段落かね・・

見た感じ・・中は炎上がってねーし・・）



「たいちょー、俺あのへやみてきまっすわー・・燃えてねーみたいだし・・」

そういって鉄製の扉に手をかける亀夫



「ばっ・・バカヤローーー」

隊長が気づき怒鳴りとばすも遅かった。



ドアを開けた亀夫の背後から新鮮な空気が酸素不足となった室内へさわやかな風となって流れ込む・・

次の瞬間、亀夫は真紅の炎に包まれた。

バックドラフト現象である。



その日のTVニュース

「本日未明、消火作業中に消防士一名が死亡するという痛ましい・・

・・原因は調査中・・が・・バックドラフトと見られ・・





■バックドラフト現象とは・・

１・機密性の高いところで火災が発生すると、燃え続けたことにより室内の酸素が消費される。

２・火災が続くと室内の酸素が欠乏し、燃焼は止まるが高温は続くため、一酸化炭素などの可燃性ガスが充満する。

３・この時、ドアを開けたり窓を大きく割ったりすると、多量の酸素を含んだ空気が室内に流れ込み・・・

４・化学反応が急激に進み爆発を引き起こす。



なーんて素人がテキトーぶっこいて書いております。

えーと詳しくは

消防庁 消防大学校 消防研究センター　HP

http://nrifd.fdma.go.jp/public_info/faq/back_draft_flash_over/index.html

とかご参照ください。

（新鮮な空気が流れ込み・・というのが風といえるほどのものかは・・ワタシにはわかりませんでした　orz）



※要知識なっちまいました・・すみません。