【６月のコラボ祭】新婚さん、いらっしゃ～い②

最

近私のおばあちゃんが再婚し、隣に引っ越してきた。小学校の理事長として働き、同じ小学校の用務員さんの亀山さんと大恋愛をしたそうな。



そんなおばあちゃんは元々先生だったが、親の理事長から引継ぎで理事長になった。元々算数が得意だった。だから、私は算数で困るとすぐにおばあちゃんに聞くの。おばあちゃんもさすがは先生。小学生の問題なんてお手の物だ。



おばあちゃん「海子、算数は好きかい？」

海子「うん！大好きだよ！たまにわからないこともあるけど、おばあちゃんに教えてもらうと、楽しくて頭に入るの！わかりやすいんだもん！」

おばあちゃん「それは良かったねぇ。算数は色んな式があるの。その式を組み合わせて色んな問題が出来るんだよ。それを、この問題はこの式を使うのかな？この問題はこの式だ！なんて考えながら解いていくのが楽しいのさ。それが海子に伝わって良かったわ。先生として教える喜びもあるもの。生徒が笑顔で問題を解く姿は、何物にも変えられない喜びがあったものだわ。」



私はおばあちゃんの楽しそうに話す姿、子供への姿勢、教える技術、全てをこのおばあちゃんの話から教えられた気がした。



海子「おばあちゃん、私決めた！おばあちゃんみたいに、先生になる！大変だと思うけど、私もおばあちゃんと同じ喜びってのを感じてみたい！絶対、いい先生になるからね！」



おばあちゃんは、何が悲しかったのかわからないが、少し泣いていた。でも、笑ってる。



海子「おばあちゃん、また笑いながら泣いてる！変なのー。」