進撃のマ●コ

男は引ったくりで、盗んだバッグを抱えて走り去るところで女性にぶつかってしまい転倒。



「そいつ引ったくりだー！」



という、引ったくりを追う男の声に反応して、男が起き上がる前に左の上腕を踏んだ。



メギョッ。



「うぎゃああああああ！！」



「…」



男の腕はあらぬ方向に曲がっていた。



確実に折れてる。



女性は、痛みのあまりのたうちまわりたい男をさらに押さえつけるように、今度は太ももに足をかけた。



「ひいっ！？」



男はすでに涙を流し、抵抗できる状況ではない。



しかし女性は加圧をやめず、結果男の足もおかしな音がした。



「ぐがあああああああああああ！！！」



ここまで数秒。



引ったくりを追っていた男が追いついた。



「お、お姉さん、もうやめたげて！！」



ついで店員数名も現れた。



「お、お客様！もう結構です！引ったくりは確保しました！」



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警察が到着し、バッグをひったくられたおばあちゃんと、女型の巨人がひったくりを踏み潰す瞬間を目撃していた引ったくり追跡者が事情を説明した。



「うーん、やりすぎだけど、犯人逮捕へのご協力を頂いたので事情聴取だけにしておきますね。」



かくして踏み潰した女性はお咎めなしとなった。