亀夫君問題
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** 目次 [#t43358e4] #contents **亀夫君問題とは? [#y2f19605] 出題者が物語の中の登場人物になり、参加者の質問or指示で物語を進めていく問題形式です。~ 登場人物の悩み事を一緒に解決する、登場人物自身も知らないような謎の真相に一緒に迫る、といったストーリーが典型的です。~ 出題者=物語の登場人物なので、''その人物が知らない事は出題者も回答できません。''~ そのため「~は重要ですか?」などの質問は、出題者には答えられません。~ その代わり、参加者は''Yes/Noで答えられない質問をする事ができ、''~ さらにその人物に''指示して情報を集めさせる''こと(~について調べてくれる?等)や~ ''何かしらの行動をさせる''こと(そこにある~を手に取ってくれる?等)が可能です。~ しかし、''その人物にできないことを指示することは不可能''です(普通の人間に幅100mの崖を飛び越えろ、等)。~ その人物の目的を達成する事ができたら終了です。 ***出題資格 [#r65be7af] 総出題数10問で、[[出題の入力確認フォーム>問題を出題しよう!#odbe4c21]]のジャンルに「亀夫君問題」が追加され、出題することが可能になります。 **出題時の注意点 [#i4f46221] まず初めに、亀夫君問題はTRPG((テーブルトークRPG。多人数参加型の会話ゲーム。1人の『ゲームマスター』と呼ばれる司会(審判や状況説明や敵役も務める)が用意した架空世界での課題(例:迷宮の最深部に潜む怪物を倒してくれ!)を複数人のプレイヤーがゲームルールに従いながら知恵と運と話し合いで解決していく。))ではありません。~ そして、通常のTRPGは[[水平思考>水平思考とは?]]を用いないのでラテシンでは不適切な問題となります。~ ***亀夫君問題の複雑さについて [#ece1bc8d] 亀夫君問題は物語の登場人物にYes/Noで答えられない質問ができ、そして行動を指示することもできます。~ 一見自由度が高そうですが、その分できそうなことの幅が広がるので「何をすればいいかわからない状態」に陥りがちです。~ そして、物語の登場人物はすべての情報を知っているわけではないので、情報収集をすることが「嘘をつくこと」よりも困難になります。~ 以上の点から、亀夫君問題は「[[ウミガメのスープ>ウミガメのスープ]]」「[[20の扉>20の扉]]」より遙かに複雑な問題形式となっています。~ (進行する点においても、出題者には様々なスキルが要求されます。[[上手な進行の仕方>上手な進行の仕方]]も参照してください)~ その「複雑な問題形式」で、「複雑な問題」を作るなら、複雑×複雑となりかなりややこしくなることが分かります。~ そのような問題は多くの人に敬遠されてしまいます。~ 複雑な問題形式ならば、ウミガメのようにシンプルな問題にしたほうがいいでしょう。~ ***シンプルな問題とはどんなものか? [#we180d58] 面白いかどうかを別にしてシンプルな問題というのは、解くべき謎の目的がはっきりしていてゴールが見えている問題です。~ (これはウミガメのスープでも言えることです)~ ***亀夫君問題を作った時に確認してもらいたいこと [#z3cc0b52] 亀夫君問題を作った時に確認してもらいたいことは、以下の点です。~ ''「この問題はシンプルか(パッと見の印象)」''~ ''「解くべき謎がはっきりしているか」''~ ''「その謎は興味の引くものか」''~ ''「別解答が容易に想像できないか」''~ ''「解説は誰もが納得のいくものか」''~ 頼むだけの問題では謎もありませんし、興味の引くものでもありません。~ 謎が複数あるものは、シンプルでないし、解くべき謎もはっきりしていません。~ 解説は一つでないと、意欲が下がるかもしれません。~ 決して自己満足で終わらないようにしましょう。 第三者に見てもらうことで、問題の質を向上することもできます。~ [[スープパートナーを頼む>スープパートナーを頼もう!]]のも問題の質向上の手の一つです。~ ***亀夫君問題の魅力とは? [#c446023b] 亀夫君問題の特徴は、出題者演じる登場人物が全体を知らない、もしくはわざと隠している所にあります。~ ''登場人物の物語世界の謎を探り、登場人物と同じ視点で一緒に謎を解き明かしていく。''~ これが亀夫君問題の魅力です。 ***「亀夫君問題」は、うかつに手を出さないほうが良い。 [#o70a4959] 20の扉と違い、このジャンルは魅力を作ることができます。~ ある程度の参加者も見込めると思います。~ ですが、このジャンルの恐ろしさを知らずに出題した場合、質問が止まります。~ その恐ろしさというのは、中盤に訪れる下記の点です。~ + 解くべき謎が沢山できてしまい、何から手をつければいいのかわからない。 + 設定が複雑すぎて、どんな質問・行動指示をすればよいかわからない。 + そもそも今どういう状況なのかまったくわからない。 なぜこういう事がおこるのでしょうか?~ 「設定がシンプルでない」「シミュレーションをしていない」「誘導していない」などの点があげられます。~ 何らかの対策、準備をしていない場合、進行はグダグダになります。 まずは「ウミガメのスープ」を出題し進行に慣れましょう。~ 重視すべきなのは問題の難易度ではなく、参加者にとっての解きやすさです。 ←「[[20の扉]]」 「[[新ジャンル]]」→ *コメント [#l701e76d] #pcomment
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** 目次 [#t43358e4] #contents **亀夫君問題とは? [#y2f19605] 出題者が物語の中の登場人物になり、参加者の質問or指示で物語を進めていく問題形式です。~ 登場人物の悩み事を一緒に解決する、登場人物自身も知らないような謎の真相に一緒に迫る、といったストーリーが典型的です。~ 出題者=物語の登場人物なので、''その人物が知らない事は出題者も回答できません。''~ そのため「~は重要ですか?」などの質問は、出題者には答えられません。~ その代わり、参加者は''Yes/Noで答えられない質問をする事ができ、''~ さらにその人物に''指示して情報を集めさせる''こと(~について調べてくれる?等)や~ ''何かしらの行動をさせる''こと(そこにある~を手に取ってくれる?等)が可能です。~ しかし、''その人物にできないことを指示することは不可能''です(普通の人間に幅100mの崖を飛び越えろ、等)。~ その人物の目的を達成する事ができたら終了です。 ***出題資格 [#r65be7af] 総出題数10問で、[[出題の入力確認フォーム>問題を出題しよう!#odbe4c21]]のジャンルに「亀夫君問題」が追加され、出題することが可能になります。 **出題時の注意点 [#i4f46221] まず初めに、亀夫君問題はTRPG((テーブルトークRPG。多人数参加型の会話ゲーム。1人の『ゲームマスター』と呼ばれる司会(審判や状況説明や敵役も務める)が用意した架空世界での課題(例:迷宮の最深部に潜む怪物を倒してくれ!)を複数人のプレイヤーがゲームルールに従いながら知恵と運と話し合いで解決していく。))ではありません。~ そして、通常のTRPGは[[水平思考>水平思考とは?]]を用いないのでラテシンでは不適切な問題となります。~ ***亀夫君問題の複雑さについて [#ece1bc8d] 亀夫君問題は物語の登場人物にYes/Noで答えられない質問ができ、そして行動を指示することもできます。~ 一見自由度が高そうですが、その分できそうなことの幅が広がるので「何をすればいいかわからない状態」に陥りがちです。~ そして、物語の登場人物はすべての情報を知っているわけではないので、情報収集をすることが「嘘をつくこと」よりも困難になります。~ 以上の点から、亀夫君問題は「[[ウミガメのスープ>ウミガメのスープ]]」「[[20の扉>20の扉]]」より遙かに複雑な問題形式となっています。~ (進行する点においても、出題者には様々なスキルが要求されます。[[上手な進行の仕方>上手な進行の仕方]]も参照してください)~ その「複雑な問題形式」で、「複雑な問題」を作るなら、複雑×複雑となりかなりややこしくなることが分かります。~ そのような問題は多くの人に敬遠されてしまいます。~ 複雑な問題形式ならば、ウミガメのようにシンプルな問題にしたほうがいいでしょう。~ ***シンプルな問題とはどんなものか? [#we180d58] 面白いかどうかを別にしてシンプルな問題というのは、解くべき謎の目的がはっきりしていてゴールが見えている問題です。~ (これはウミガメのスープでも言えることです)~ ***亀夫君問題を作った時に確認してもらいたいこと [#z3cc0b52] 亀夫君問題を作った時に確認してもらいたいことは、以下の点です。~ ''「この問題はシンプルか(パッと見の印象)」''~ ''「解くべき謎がはっきりしているか」''~ ''「その謎は興味の引くものか」''~ ''「別解答が容易に想像できないか」''~ ''「解説は誰もが納得のいくものか」''~ 頼むだけの問題では謎もありませんし、興味の引くものでもありません。~ 謎が複数あるものは、シンプルでないし、解くべき謎もはっきりしていません。~ 解説は一つでないと、意欲が下がるかもしれません。~ 決して自己満足で終わらないようにしましょう。 第三者に見てもらうことで、問題の質を向上することもできます。~ [[スープパートナーを頼む>スープパートナーを頼もう!]]のも問題の質向上の手の一つです。~ ***亀夫君問題の魅力とは? [#c446023b] 亀夫君問題の特徴は、出題者演じる登場人物が全体を知らない、もしくはわざと隠している所にあります。~ ''登場人物の物語世界の謎を探り、登場人物と同じ視点で一緒に謎を解き明かしていく。''~ これが亀夫君問題の魅力です。 ***「亀夫君問題」は、うかつに手を出さないほうが良い。 [#o70a4959] 20の扉と違い、このジャンルは魅力を作ることができます。~ ある程度の参加者も見込めると思います。~ ですが、このジャンルの恐ろしさを知らずに出題した場合、質問が止まります。~ その恐ろしさというのは、中盤に訪れる下記の点です。~ + 解くべき謎が沢山できてしまい、何から手をつければいいのかわからない。 + 設定が複雑すぎて、どんな質問・行動指示をすればよいかわからない。 + そもそも今どういう状況なのかまったくわからない。 なぜこういう事がおこるのでしょうか?~ 「設定がシンプルでない」「シミュレーションをしていない」「誘導していない」などの点があげられます。~ 何らかの対策、準備をしていない場合、進行はグダグダになります。 まずは「ウミガメのスープ」を出題し進行に慣れましょう。~ 重視すべきなのは問題の難易度ではなく、参加者にとっての解きやすさです。 ←「[[20の扉]]」 「[[新ジャンル]]」→ *コメント [#l701e76d] #pcomment
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