** 目次 [#t43358e4] #contents **亀夫君問題 [#y2f19605] 出題者が物語の中の登場人物になり、参加者の質問or指示で物語を進めていく問題形式です。 出題者は物語の登場人物なので、その人物が知らない事は出題者も回答できません。&br; そのため「~は重要ですか?」などの質問は、出題者には答えられません。&br; ですが、参加者はYes/Noで答えられない質問をする事ができ、&br; さらにその人物に指示して情報を集めさせる事もできます(~について調べてくれる?等)。 その人物の目的を達成する事ができたら終了です。 総出題数10問でジャンルに「亀夫君問題」が追加され出題する事が出来ます。 **注意点 [#i4f46221] まず初めに、亀夫君問題はTRPGではありません。~ そして、TRPGは水平思考を用いないのでラテシンでは不適切な問題となります。~ ***出題について。~ [#ece1bc8d] 亀夫君問題はYes/Noで答えられない質問ができ、そして行動を指示することもできます。~ 一見自由度が高いと思われますが、考える幅が広がるので「何をすればいいかわからない状態」になる可能性が高くなります。~ そして、出題者はすべての情報を知らない設定ですので、情報収集をすることが「嘘をつくこと」よりも困難になります。~ 以上の点から、亀夫君問題は「ウミガメ」「20の扉」より遙かに複雑な問題形式となっています。~ (進行する点においても、出題者には様々なスキルが要求されます。) その「複雑な問題形式」で、「複雑な問題」を作るなら、複雑+複雑となりかなりややこしくなることが分かります。~ そのような問題は多くの人に敬遠されてしまいます。~ 複雑な問題形式ならば、ウミガメのようにシンプルな問題にしたほうがいいでしょう。~ ***シンプルな問題とはどんなものか? [#we180d58] 面白いかどうかを別にしてシンプルな問題というのは、解くべき謎の目的がはっきりしていてゴールが見えている問題です。~ これはウミガメのスープでも言える。~ ***亀夫君問題を作った時に確認してもらいたいこと [#z3cc0b52] 亀夫君問題を作った時に確認してもらいたいことは、以下の点です。~ ''「この問題はシンプルか(パッと見の印象)」''~ ''「解くべき謎がはっきりしているか」''~ ''「その謎は興味の引くものか」''~ ''「別解答が容易に想像できないか」''~ ''「解説は誰もが納得のいくものか」''~ 頼むだけの問題では謎もありませんし、興味の引くものでもありません。~ 謎が複数あるものは、シンプルでないし、解くべき謎もはっきりしていません。~ 解説は一つでないと、意欲が下がるかもしれません。~ 決して自己満足で終わらないようにしましょう。 第三者に見てもらうことで、問題の質を向上することもできます。~ 問題向上をする点で積極的に行動しましょう。~ 亀夫君問題の特徴は、出題者演じる登場人物が全体を知らない、もしくはわざと隠している所にあります。~ 登場人物の物語世界の謎を探り、出題者本人と同じ視点で一緒に謎を解いていく。~ ''これが亀夫君問題の魅力''です。 ***「亀夫君問題」は、うかつに手を出さないほうが良い。 [#o70a4959] 20の扉と違い、このジャンルは魅力を作ることができます。~ ある程度の参加者も見込めると思います。~ ですが、このジャンルの恐ろしさを知らずに出題した場合、質問が止まります。~ その恐ろしさというのは、中盤に訪れる下記の点です。~ 1.解くべき謎が沢山できてしまい、何から手をつければいいのかわからない。~ 2.設定が複雑すぎて、どんな質問・行動指示をすればよいかわからない。~ 3.そもそも今どういう状況なのかまったくわからない。~ なぜこういう事がおこるのでしょうか?~ 「設定がシンプルでない」「シミュレーションをしていない」「誘導していない」などの点があげられます。~ 何らかの対策、準備をしていない場合、進行はグダグダになります。 まずは「ウミガメのスープ」を出題し進行に慣れましょう。~ 重視すべきなのは問題の難易度ではなく、参加者にとっての解きやすさです。 ←「[[20の扉]]」 「[[新ジャンル]]」→