目次
はじめに
問題を出題した後、謎を解こうとする質問者を戸惑わせることなくスムーズに進行するためのコツを紹介します。
なお、問題を進行するための出題フォームの使用方法は出題フォームの使い方に説明がありますので、そちらを見てください。
どんな質問が来るか想定しておく
出題前に、「この問題に対してはどんな質問が来そうか?」を想定し、それに対する回答を決めておきましょう。
例:
- もし「カメオは人間ですか?」と質問されたら?
- もし「男の職業は重要ですか?」と質問されたら?
- 今回は男の恋愛の話であり、職業は何でも構わないので「NO」と回答する。
- もし「現代日本で成立しますか?」と質問されたら?
- 現代で成立するが、日本では成立しない話なので「YESNO 現代の話ですが、日本では成立しません」と回答する。
このように、質問と回答をあらかじめシミュレーションしておくことで、出題の最中に戸惑うことなく進行することができるでしょう。
どんな質問が来るかを予測するには、参加するときが参考になります。
良い質問を付ける
参加者からの質問に対して[良い質問]を付ける事により、質問者の注意を引く事が出来ます。
質問者は[良い質問]のついた質問と回答を手掛かりに、問題の真相にさらに迫ることが出来ることでしょう。
どの質問に[良い質問]を付ければいいか?
基準は出題者によりけりですが、代表的な基準をいくつか紹介します。
- 出題者が用意した真相やトリックについての情報を引き出す質問
- 謎を解くのに必要な情報を引き出す質問に付けます。特に、問題文には書いていない隠された情報を引き出した質問には付けましょう。
- 後から来た参加者や閲覧者が、それを読むことで問題のポイントを素早く理解出来る質問
- [良い質問]の付いた質問と回答は太字で表示されます。後から読んだ人が読みやすく理解しやすくするために有効です。
質問者の推理が見当違いになり過ぎるのを防ぐ意味もあります。
- 水平思考によって質問者の先入観を晴らしたり盲点を明らかにしたりする質問
- 垂直思考ではどうしてもこれ以上は真相に迫れないことがあります。
そのとき、水平思考を用いることで、質問者がはじめに想像していた問題のシチュエーションが大きく変わり、真相へと近づく場合があります。
その鍵となる質問はまさに良い質問であり、出題者が付けるべき[良い質問]です。
ヒントを出す
ヒント欄を使う
質問と回答のリストの途中にヒント欄を差し込んでヒントを示すことで、質問者が質問と回答の流れの中でスムーズにヒントに気づくことができます。
比較的短文のヒントを示すときに有効です。
また、万が一回答を間違えてしまったとき(YESなのにNOと答えてしまったなど)や、[良い質問]を付け忘れてしまったときの訂正アナウンスにも便利です。
まとめも帳を使う
質問と回答を繰り返すうち、明らかになってきた情報の量が多くなってきたら、それらをまとめてまとめも帳に表示します。
比較的長文のヒントを示すときに有効です。
まとめも帳は問題ページ下部に表示されるので、質問者に気づいてもらうためにヒント欄にまとめも帳を表示したことをアナウンスすると良いでしょう。
誘導の仕方
[良い質問]をつけたりヒントを出したりすることで、質問者が重要な情報や最終的な真相に気づきやすくすることを誘導といいます。
良い質問には忘れずに[良い質問]をつけ、質問者が迷っているようだったらヒントを出し、質問者が問題の真相を推理しやすくなるよう心掛けましょう。
質問者が余りにも迷っていて八方ふさがりのようなら、あからさまなヒントを出すことも可能です。
ただしこれは質問者から謎を解く楽しみを奪ってしまいかねないので、最後の手段と心得ましょう。
YESやNOに一言添えて回答する
ここまでで説明した方法の他にも、質問への回答のときYESやNOの他に一言添えて追加情報を提供する方法もあります。
質問と回答例:
- Q.カメオは犬ですか? → A.YES! さらに言うと大型犬です!
- Q.少女の配っていたマッチには火がついていましたか? → A.YES!! (今までの情報を踏まえて真相を)まとめられますか?
回答に「※ミスリード注意」を添える
回答を読んだ質問者が余りにも間違った解釈をしないために、「※ミスリード注意」と回答に付け足す方法があります。
質問と回答例:
- Q.カメオは男ですか? → A.NO ※ミスリード注意
- カメオの正体はロボットで性別を持たないため。確かに男ではないが、女でもないので。
- Q.カメコは子供ですか? → A.YES ※ミスリード注意
- カメコの正体は既に死んでいる地縛霊。死んでから50年くらい経っているので、年齢的に子供というには語弊がある。
正解と解説を出すタイミング
どの質問に[正解]をつければいいか?
出題者が用意した真相を言い当てた質問に[正解]をつけます。
具体的には、次のような質問です。
- 大方の謎が今までの質問によって明らかになった状況で、最後の謎を解き明かす質問(トドメの質問)
- 今まで明らかになった重要な情報をまとめた上で、真相の全貌を確認する質問(マトメの質問)
なお、あらかじめ用意した真相と多少違っていても、大意や大筋が合っているのなら、その質問は正解としましょう。
解説を出すタイミング
基本的には、正解が出た直後です。
正解が出た後も解説を出さずに質問と回答を長引かせるのは余りお勧めしません。
正解が出た時点で参加者が質問したり謎を解いたりする動機はなくなっているからです。
また、当然ですが、解説を出さずに未解決のまま放置するのはもってのほかです。
例外として次のような場合は、解説を出して問題を終了させるタイミングを少しなら遅らせることもあります。
- ほぼ正解は出たが、用意した真相がもう少しあるので、それを質問者に掘り当てて欲しいとき
- ただし、残りの真相を質問者が容易に当てられると判断したときのみにした方が良いでしょう。「当てろ」状態を防止するためです。
- 参加者の質問や相談or雑談チャットでのコメントに応じて解説を編集したいとき
- 参加者の発言が解説に反映されることは、リアルタイムのやり取りならではの楽しさではあります。
しかしそのために解説がなかなか出ずに出題が長引いては本末転倒です。
- 問題が瞬殺されたなどの理由で、いわゆる「ネタ質問」を募集するとき
- 謎解きとは直接関係のないやり取りも楽しさの一つではあります。
しかし、早く解説が出るを待ち望んでいる参加者もいます。ほどほどにしましょう。
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