踏み絵
美しい絵であったが、普段は誰も気にとめず、
知らず知らずに踏まれているような、とても地味な絵であった。
ところが、ある時からこの絵は『幸運の女神』という名で呼ばれるようになり、
屋上を訪れる人間は増えたにも関わらず、絵を踏む人間は居なくなった。
一体、何があったのだろう?
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
屋上を訪れる人々はその絵を見に訪れていますか?
YES!
ヘリポートの目印代わりになりましたか?
NO!
床に描かれた絵は細工がありますか?
NO!
核心震災などで、その女神以外全て破壊されましたか?
ああんYES!では絵を踏む人間が居なくなった理由を答えてください(激怒)
屋上では、常時イベント等が行われていますか?
NO!
女神の絵は下から見ると透け透けでパンチラ見放題でしたか?
NO!不純ですよ!
屋上に良く当たる宝くじ売り場がありますか?
NO!
絵は植物で作られていますか?
NO!
名も無きさんは元々幸運の女神と言う名前でしたか?
NO!4の通りでございます!
屋上に訪れる人は、意識して絵を踏まないようにしていますか?
NO!
踏まれたことで絵に変化がありましたか?
NO!
絵は2次元ですか?
YES!
絵は修復されて壁に掛けられたので、人に踏まれることはありませんでしたか?
NO!ですが、惜しいです!震災が起きたことで似たようなことになります!
踏む人間が居なくなった→踏める程の距離に近付けませんか?
NO!
4より、震災で壊れなかった奇跡の絵として神格視されるようになりましたか。
YES!解説では屋上は『聖地』として人々が訪れることになります!
屋上を訪れる人は生きていますか?
YES!
核心建物が倒れて横向きになりましたか?
YEES! もしかして簡単でした?
震災の記念館等に移設されたので、踏まれることなく保存されていますか?
NO!
ボインですか?
私の好みに合わせて貧乳です( ・´ー・`)
絵と人の間にガラスがあって、踏もうにも踏めませんか?
水上さんと私の間にガラスを張りたいです
答え
当然ながら重力の関係で踏める者は居ないのである。
・・・
ある日、世界を突如襲った、未曾有の大地震。
あらゆる文明は半壊し、大量の死者と、簡単には消し去れぬ深い爪跡を残していった。
ビル群は揺れによって倒壊し、瓦礫の山と呼ぶに相応しい状況であった。
ここ、『亀山ビル』もまた、揺れによって根本からポッキリと折れ、横倒しになった建物である。
そんな瓦礫の中で、幸運にも1箇所だけ、ヒビひとつ入らなかった場所があった。
それが『女神の絵』のある、亀山ビルの屋上である。
横倒しになった屋上に描かれた絵は、まるで古代の大きな壁画のようであり、
凄惨な周りの風景とは一線を画した、神々しい姿を保つそれは、
『幸運の女神』として有名になり、生き残った人々に生きる希望を与え続けたという。
横倒しの屋上はやがて『聖地』と呼ばれるようになり、人々は定期的にここへ訪れるようになった。
案外、宗教の始まりとは、このような簡単なものなのかもしれない。
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