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【正解を創りだす】ウミガメをかえす女【ウミガメ】

作者: Ratter

以下問題文

~~~~~~~~~~~~~~~~

女は目の前のウミガメの顔を覗き込みつつクリを取り出すと

「エイ!」とウミガメをひっくり返した。

なぜ?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~


【正解を創りだすウミガメ】第13弾でございます!!

※なお、こちらは200出題目となりますが
バーカーサーは発動いたしませんw
勘弁して下さいww

この問題には解説を用意しておりません。皆様の質問がストーリーを作っていきます。

前回に引き続き、 今回のストーリー作成の質問(要素)の数の制限は無しにします。
が・・・
質問の採用・非採用は、最初の方の創り出すシリーズを見直したい
という出題者の思いもあるので
事前設定した条件により機械的に採用されます。
MCの意図は含みません。
そのため、締め切るまでの総質問数は前回より少なくなると思います。
(15個出た時点で締め切ります。)
※あとで自分が作る時、ランダムなほうが楽しいから・・ともいう(=゜ω゜)ボー

機械的に選びますのでバーミヤンだろうがUNKOだろうが採用しますからね?覚悟しやがれw


※ただし、矛盾が発生した場合や、あまりに条件が狭まる物はMC権限で採用いたしません。(矛盾の場合は前者優先)
矛盾例)田中は登場しますか?&今回は田中は登場しませんよね? 前者優先
狭い例)バーカーサーソウルは発動しますか? 不採用
狭い例)ノンフィクションですか? 不採用
狭い例)登場キャラは1人ですか? 不採用
狭い例)ストーリーはミステリー・現実要素ものですよね? 不採用
など

その後、選ばれた要素を取り入れた解説の投稿フェイズとします。

解説投稿フェイズでは、要素に合致するストーリーを考え、質問欄に書き込んでください。
とんでもネタ設定・超ブラック真面目設定などなどおすきなようにお創りください。
※個人的にはおふざけの多いであろう要素群を上手く使いこなしたブラックシリアス系なんてのも
見てみたかったり。

※説明が不十分な部分がありますが、過去の「正解を創りだす」もぜひご覧ください。
魅力のある銘作(迷作?)・快作(怪作?)等いろいろ先例がございますw
※チャットルーム「正解を創りだすウミガメ(ルームキー:正解を創りだす)」もご参照ください。

■時間割
・要素募集期間
出題~15個要素が揃うまで。
・投稿期間
15個揃ったあと~12月2日(月)22:00
・投票期間
12月2日(月)22:00~12月5日(木)22:00

そして今回は、以下3賞をご用意いたしました。
なお、見事シェチュ王になられた方には、次回の【正解を創りだすウミガメ】を出題していただきます。

■最も好きな解説に投票
・最優秀作品賞(投稿毎 別々にカウント)
・シェチュ王(投稿者毎 でまとめてカウント)
■最も組み込むのが難しかった要素(もしくは投稿してない人は、難しそうな要素)に投票
・最難関要素賞(最も票を集めた要素に与える賞)

なお、質問欄の文字数制限は全角300文字?のようです。
(でも編集すればもっとはいります。まあ、やや仕様バグ技っぽいのでいつか修正されるかもしれませんけど・・
あと、良質表示で大文字になることは覚悟お願いします。)


質問した人は、できるだけ正解を創り出すと投票にも参加いただけると盛り上がるかと思います。
通常の出題と違い、趣味丸出しで構いませんwお笑いが好きな人も、カニバが好きな人も、ミステリーだってOKです。
(まあ、要素的に難しいとは思いますがww)

それでは、今回もたくさんのご参加お待ちしております!
それでは~ 開始~

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

マンホールにウミガメがはまっていましたか?

YesNo どちらでも構いませんです。

はい

コーヒーカップは宙に浮きますか?

Yes 浮きます。

警備員は拳銃を持っていますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

はい

UNKOを頭に乗せますか?

Yes 機械的に決めるって言ったじゃんw おらしらねw

パリパリのパリジェンヌに嫉妬しますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

はい

ウミガメの下にエイがいましたか?

Yes おりますです。

消しゴムのカスを鼻息で吹き飛ばしますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

後日、ウミガメの産卵を目撃しますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

はい

耳からキノコが生えますか?

Yes そりゃもー生えますとも

目覚まし時計が「オンギャーーーーー!」と言いますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

はい

女は『ファイヤー 』『アイスストーム』『ジュゲム』『ダイアキュート』などの呪文を唱えられますか?

Yesです。 まあ、ちょっと狭いけど など だしねw

ジャガイモと人参でボーリング大会を始めますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

はい

綿棒と耳かきが喧嘩をはじめ最終的にティッシュが勝ちますか?

Yes そうなります。

新幹線のおもちゃが登場しますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

はい

「茶色なのはチョコレートがついただけなの!」って言い訳をしますか?

Yes 言い訳してください。ほんと・・ランダムこえー

直立不動で5時間たっていますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

はい

ウミガメの逆襲は関係しますか?

Yes あるのか・・?逆鱗

コインロッカーにパンクロッカーを詰め込みますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

女はテトラポットを見るだけで、それがどこの海のものなのかを言い当てることができますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

頭文字がBSの何かがやってきますか?

まあ、これくらいはいいかw Yes

靴を前後逆に履いてタップダンスしますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

クリはクリップでしたか?

YesNo どちらでも構いませんです。 ちょっと問題文単語の限定は狭いと判定いたしました。(o*。_。)oペコッ

女は個性的な自己紹介をしますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

思春期に少年から大人に変わるアレが登場しますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

思春期に少年から大人に変わるアレが登場しますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

はい

女が持病の痔をこじらせて死にますか?

Yes これシモネタにしないほうがむずいんじゃないのか?

いいえ

このシステム誤爆で何連投かしたら必ず採用されますよね?

No そうならないように条件作っています。(非カウント)

ウミガメという名の人間でしたか?

YesNo どちらでも構いませんです。

はい

シャム猫を膝の上に載せ、ワインを揺らしながらGLAYを熱唱しますか?

Yes うん。作る自信なくなってきたよw

大人の階段を登る君はまだシャンデリアですか?

YesNo どちらでも構いませんです。

はい

いつやるの?明日でしょ!ますか?

Yes 何をだw

カニバってるか判定が難しいですか?

YesNo どちらでも構いませんです。

はい

正座しながら星座を見ますか?

Yes 心あたりがある人、正座しなさいw

田中はぐっすりzzz……と登場しますか?

まだ早いw

倍返しですか?

YesNo どちらでも構いませんです。

リア充こと小島は登場しますか?

YesNo どちらでも構いませんです。

そろそろ 『田中は登場しますか?』

はやい・・というか数え間違えてるか?w

はい

「28」が一番重要ですか?

Yes なんかに絡めてください。意外とむずそうw

はい

田中は怯えつつ登場しますか?

Yes 登場w

一方その頃、竹取の翁は恵を探していましたか?

YesNo どちらでも構いませんです。

田中は浮気をしていますか?

今度はちょっと遅かったー

ウミガメのライフはもう0になっていますか?

ある意味ハイ。残りカウンターは0でしたすみません。

そこはかとなく天童臭を感じさせつつ、最後まで物悲しい感じナノです。 その悲しい感じに紛れてしれっと冒頭でUNKO要素を消化しているのです。 でも・初代ぷよぷよ世代としては言わねばならないのです。 ぷよを消し去る呪文はオワニモ(=゜ω゜)ボー

私たちの関係はいつも同じだった。

ちゃんとショートショートしてますね~あれだけの要素をこれだけコンパクトに纏めて、それでいて全体の雰囲気を崩さないあたりはさすが、創りだすを創りだした男。元祖っすな~

彼女が、遺体で見つかった。 耳からキノコを生やして、頭は鳥のフンだらけ。 死後何日たってるのか。 最後に見た彼女は、「田中と仕事。」と言っていた。 私は「そう。」としか答えなかった。 あの場所でまた潜ってみた。 あの日と変わらず佇むウミガメの顔を覗き込む。田中に見えてきた。 彼女がクリと呼んでいた、クリス・リーブのナイフを取り出す。 「エイ!」 裏返して28回刺した。彼女が生きた分だけ。 絶対に許さない。

よく考えると痔で死んだ田中も女なのね そういえば

私は、先月に別れた常に怯え顔の田中を今でも想ってます。 何で別れたかって?

ひっどい(失礼w)要素群を真正面から受け止めるストロングスタイルで始めたのに、〆は感動系ラスト。豪腕ですね~

最初の4行がまるでなかったかのようにまとまる世界w

常夏の島、ハワイ、ホヌビーチ。 ここはアウマクアと呼ばれる守り神のウミガメが生息している。 その海岸で、女は目の前のウミガメの形をしたHonuと言われるお守りを翳した。 その顔を覗き込み、クリップを取り出す。 クリップでお守りに留められているのは、男女と猫が映った一枚の写真。 女は岩場の苔を手に海に入り、踝が浸かるほどの岩場でウミガメを待った。 その苔は、ウミガメ達の好物でしばしば餌付けに使われる。

すごいね、ちゃんと現実にある設定とかに絡めつつ要素を消化してるや。ひっどい(重ね重ね失礼w)要素群なのに。ウミガメオマージュとかでも使えるかもね~Honu あ、でも要知識っちゃうか

流石に冷えてきた。彼女を思い出している内に、酔いも醒めてしまった。 猫と共に、テラスから部屋に戻る。 コーヒーでも淹れるか。あの薬を今日こそ飲んでしまおう。 サイドボードからコーヒーセットを取り出してテーブルに置く。

!! 不意に足に再び鋭い痛みが走る。と同時に、ウミガメに囲まれて海にいる自分に戻る。 「待って、お願い。もう少し!もう一度!」

(*'-')ゞリョウカイ

!! 不意に足に再び鋭い痛みが走る。と同時に、ウミガメに囲まれて海にいる自分に戻る。

シチテンバットーは悩んでいた。 張り切って「待たせたな!」と言ってみたはいいものの、今回の問題文、そして要素がすごく難しいのだ。 いったいどうすれば・・・

そう思うよねw

「・・・というわけで、どうすればいいよ?」 とある会議室。 シチテンバットーのほかに数名集められていた。 が・・・ 「・・・なんで俺まで来てんの!?」 そう答えるダルビッシュ。 (以降、要素に田中が出る場合は必ずダルも登場する予定です)

というわけでシチテンバットー節開始~ 片言の所為か、AJとマギーがボビー・オロゴンに見えて脳内に黒人で再生されます。どうにかしてくださいw

で・・・

果たしてミレッジは日焼けなのだろうか・・?

「あ、はい・・・分かりました」と田中。何か携帯で誰かと話してる。 「どうした?」とダル。 「はい、石川さん・・・あ、DeNAのですけど、それが来れないって・・・」 「え、どうして?」 「はい、奥さんが痔をこじらせて亡くなったみたいで・・・」 「え?奥さんいたの?」 「はい。『痔 こじらせ子』という名前で・・・」 「おい、たぶんゲームだろそれ。つれて来いっ!!!」

伊集院光あたり、パワプロで作ってそうだな「痔こじらせ子」 センター ミートGパワーG総力G肩G とか(=゜ω゜)ボー

「あ、こちら、栗です」 「あ・・・って栗っ!?」 ダルもビックリだが、実際は、西武の栗山と広島の栗原だった。 「あ、栗って・・・」とダル。 「どうも、こんにちは」と栗。 「はじめまして、どうも」と栗。 「あ、どうも・・・ってかイヤじゃないの?この呼ばれ方」

Dreams (野球漫画)の主人公に久里ってのがいてね・・?

「あと、連れてきたのは・・・」 と田中が言ったと同時に部屋に入ったのは、マツコDX! 「いや、なんでだぁぁぁぁっっっ!!!なんでマツコなんだぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!関係ないだろあんたぁぁぁぁぁ!!!」もう誰だか言わなくても分かるよね? 「・・・ということで、全員そろったので、開始します!」とシチテン。 「・・・う~ん、大事な何かを忘れてる気がする・・・」とダル。

なんか、ここまで 石川を石井琢朗でよんでたわ~ 大御所いじる若手だな~と思って読んでたw

「・・・というわけで、何か質問は・・・」 とシチテンが切り出したものの、なんかイヤな雰囲気・・・デスヨネー 「や・・・どういうことなん?」と栗。 「や、その・・・」 「お前とは10年来の付き合いだったけど、ここまでアホだとは思ってなかったワ・・・」 「や、そんな長いんすか!?」と田中(ウルサイ)。

後半へ、続く

私は恋する女子高生。 今日こそ、このプレゼントを渡すんだから!

うっは入れ込んできたねぇw全部入りをやる人はここ数回いなかったんだけど、意外と綺麗につながるものね~ こ・・これが女子力というやつか・・?(゚A゚;)ゴクリ

私、知ってるんだ。水上さんは週に1回、夜出かけるの。 夜はなかなか家から出られないんだけど、この前、偶然すっごいもの見ちゃったし。

コップ座とか三角座とかが実際にあったりするわけで、コーヒーカップ座はマシな方なきもするw

また来ちゃった。やっぱり水上さんにこれ渡したいし。 でも今日もだめかなー、最近知らない人とか、車が増えた気がする。過疎の町なのに。

ー この感想は水上さん本人に託す(*'-')

まず最初に脳内に浮かんだ映像が ミチコ→清水ミチコだったことをお詫びいたしますm(_ _"m)ペコリ 28歳ならタレントとしての方向転換を図っている可能性もあり 服部「ええか?実はこれが全てミチコの計画通りっちゅう可能性もあるで?なあ工藤?」 ということも考えられます。(=゜ω゜)ボー

すいません、58の続きです。 「ウルサイッ!海田と亀井のウミガメコンビじゃあっ!!」と誰かさん。 「や、皆目検討つかないんですけど!」と亀井。 「かめいいいいいいっっっ!!!戻って来いぃぃぃぃぃっっっ!!!」と阿部さん。

続き開始~ ところでBSはBayStarsではなかったのか(=゜ω゜)ボー

「サテ・・・ココニキタオトシマエヲツケテモラオウカ・・・」とA.J. 「ソウダッ!スコシハ,イタイメニアワナイトナ・・・」とマギー。 「や、そこまで乱暴的になることは・・・」とダル。 「ハイッ!ソウシマスッ!!」 「ダルサンニ,ゼッタイフクジュウデス!!」 「カタモミマス!!」 「ゴマスリマスッ!!」 「や、何コレ!?絶対服従って!!てか、マギーのゴマスリってなんか意味あるの!?」 「いい加減にしろっ!!」 部屋の隅で縮こまってたシチテンバットー、ついに吼えた。 そこにいた誰もが振り返る。

どうしてもボビー・オロゴンの声で再生されます(=゜ω゜)ボー

「おい、遺体の身元は?」と五臓六腑警部。 「はい、シチテンバットーという人でした」と七転八倒刑事。 「シチテンバットー?」 「はい、世界的に有名なサイト『ラテシン』でも、なかなか有名だったようです」 「有名だった?すごいやつなのか?」 「いえ、ラテシン始まって以来の問題児だそうでして」 「ということは、怨恨か・・・」 「そういえば、突き落とされたとされるこのビルですが、中にいた人は、よく分かっていないとか」 「そうなのか?」 「はい、ただ海田と自称する人が警察に聴衆されています」 「・・・よし、徹底的にガイシャの身元を洗うぞ」 「はいっ!」

んー 食べられた跡があれば簡単だったんだけどねぇ~

【登場人物紹介】 ・シチテンバットー・・・ラテシンきっての問題児。全ての元凶。 ・田中(楽天)・・・もう、シチテンバットーのセイツクではおなじみ。4作ほど作ったけど、全部登場してる。異常にもほどがある。 ・ダルビッシュ有(レンジャース)・・・だんだんおなじみになりつつある。田中のよき相方。

海田 ググると 「オリックスの海田とかいうイケメンwwwwww 」 というまとめサイトが出てくる。イケメンらしい(=゜ω゜)ボー

ふぅwしまったw頭文字でUNKO使うネタを使われてしまったw まあパクろうw きっと調査隊のメンバーが綿棒&耳かきの梵天&ティッシュでもこもこだったから そのメニューなんだろうなw

1

すげーwちゃんとサスペンスしてるー。できるもんなんだなぁw 要素がちゃんとトリックというかギミックとして生きてるし

2

寺に疒とかうまいなぁ~ これがシリアスサスペンスとして成り立っている鍵かな?

3

4

(・o・)ゞ了解

4

ワシの名前は田中(70) 創りだすメンバーも増えてきたところじゃ、ワシの存在を忘れられてしまわぬよう、1つワシの話をしようではないか。 まず、ワシはこの歳になっても夢を忘れない永遠のルーキー声優じゃ。 そんなワシがアニメの世界からから飛び出て クイズ番組「クイズBS!」という特番からおふぁーが来たのじゃ! トンチを利かせて優勝を狙うとするかのぅ。

田中翁 前回かってに借りましたマスです。(=゜ω゜)

ヨガ と答える皆もどうかしていると思う今日このごろ

綿棒と耳かき。まぁ革靴を煮込んで食う話もあるくらいだし、よーく煮込めばなんとか・・なる?

でも冠番組を得た とも取れるw

核心私は学校が嫌いだった。 怯えながら、私、田中宇佐美(うさみ)は学校へと向かっていた。 「おい、あれ……」 「ああ……例の」 ヒソヒソと、私に対する陰口が聞こえてくる。 これぐらいならまだマシだ。 これなら、耳を塞いでやり過ごせばいいのだから。 「おい」 ━━━━きた。

こちらについては無粋なツッコミはいりませんな~ ちょっとした短編くらすですね。

「……」 「おい! 無視してんじゃねえよ!」 私と同じクラスの男の子達が、凶暴な声で私に近づいてくる。 「お前なんで学校行こうとしてんだよ」 「金ねー貧乏のくせによお」 「くせーんだよ! 体洗ってんのか!?」 三人の男の子が私を取り囲んで口々に暴言を吐き出す。 私が幼い頃にお母さんが痔をこじらせて死んで以来、父が一人で働きながら私と一人の弟、クリを育ててくれている。 さらに、お父さんの仕事もあまりうまくいってないようで私の家はかなり貧乏だった。 それを、クラス内のいじめっ子達に目を付けられたというわけだ。

「おい、何かしゃべれよ!」 「給食費滞納してんじゃねえ!」 「お!  なあ、おい……」 いじめっ子のうちの一人が何かに気づき、隣の人に耳うちする。 「……?」 すると…… 「宇佐美! これでもくらえ!!」 「きゃっ!!」

彼らが木の枝を使って投げかけてきたものは、犬の糞であった。 それが私の頭にべちゃっとぶつかる。 「ざまーみろー!!」 「お前にお似合いだぞー」 「そんな汚い格好で学校に来んじゃねーぞ!」 彼らはそう口々に言って、笑いながら走って行った。 ひどい…… 私はいつにもまして、自分が惨めに思えてきた。 私、何もしてないのに…… もう、やだよう……! 涙が出てきて、その場に座り込む。

「……大丈夫?」 するとふと、上から声が聞こえてきた。 「ひどい事するわねえ。はい、これで拭いて」 上を見上げると、そこには私と同じくらいの歳の女の子がハンカチを差し出していた。 「はやく拭きなさい。汚いでしょ?」 ハンカチを差し出す彼女は、風貌は私と同じくらいの歳なのに、漂う雰囲気は何故かとても大人びて見えた。 「ち、ちがうの、茶色なのはチョコレートがついただけなの!」 なんだかわけの分からない言い訳をすると、彼女はクスッと笑って拭いてくれた。

「あ、ありがとうございます……」 「いいのよ、お礼なんて」 「あの……君の、名前は? 同じ学校?」 すると彼女は再びクスッと笑った。 「私は……あ~っとね、『エイ』。私の名前はエイでいいわ。学校には行ってないよ」 「学校に行ってない、って……」

「だって私、魔法少女だから」 「はあ!?」 何を言っているんだろう、この人は。 悪い人ではなさそうだけど、頭が残念なのかな? 「あーっ、宇佐美ちゃん。信じてないなー?」 そう言って笑うエイに、私は当然だろと思いながら何も言えず、だまっていた。 すると、エイは「ねえ」と呼びかけてきた。

 「このまま、学校サボっちゃわない?」 「え?」 「だってさ~。学校にいっても楽しい? ダメよ、今のままじゃ。家には黙ってておくからさ。ね? 宇佐美ちゃん」 「うーん、じゃあ……」 「決まりね、行こっ!」 エイが笑顔で私の手をつかんで走り出した。

「ちょ、ちょっと……そういえば、私。自己紹介したっけ?」 「だから、私魔法少女だもん。それぐらい分かるよー」 「ええー、なにそれー」 そう納得できないまま、私はエイと名乗る不思議な少女に言われるままに連れていかれたのだった。

ーーーーーー 「で、あなたはなんなんですか?」 エイに連れてこられて、私たち二人は喫茶店に来ていた。 お金がないと断る私に、奢るからと言われて、生まれて初めて喫茶店に入る事となった。 慣れた感じでコーヒーを二つ注文する彼女。 そんな彼女を見て、私は「あの……」と声をかけた。

「あの……エイちゃん、だっけ…… 」 「そうだよ」 「えっと、魔法少女って……なに?」 「なにって言われても、そのまんまの意味だよ」 「なんの冗談?」 「冗談じゃないってば~! あ! コーヒーが来た」 「お待たせしました。『ブレイン・スペシャル(BS)』でございます」 私の前にコーヒーが置かれる。

「私、コーヒー飲んだ事ないんだけど……」 私が初めて出される未知の液体に少したじろいでいると、エイはキョロキョロ辺りを見回した。 「エイ?」 「誰も見てないね……よし、見てて」 そう言って、エイはコーヒーカップを指差して、そしてつぶやいた。 「ありがとう」

すると、コーヒーカップがいきなり宙を浮き上がった。 フワフワと、まるでシャボン玉のように浮いている。 あまりに突然の事に私が言葉を失っているとエイはクスッと笑って言った。 「ね? 信じてくれた?」

「苦労してるんだね」 エイが私の話を聞いて、そっとこぼした。 魔法少女について聞こうとしたら、まずあなたについて教えて? と言われたのだ。 なので、私は軽く身の上について話したのだ。 「それで、エイの魔法について教えてよ」

「魔法について、って言ってもなあ。ただ、呪文を唱えるだけなんだよ」 「呪文?」 「うん。見てて。『ありがとう』」 すると、エイの耳からキノコが生えて来た。 「きゃっ!」 「あっはっは。驚いた? 『ありがとう』」 すると、ふっとキノコが消えて、もとの耳にもどった。 「ありがとう……」 「うん、そうだよ。それが、魔法の言葉。これは秘密だよ?」

そうは言われても、ありがとうがどうにも魔法の言葉とは思えない。全然秘密でもないし。 すると、エイが少し身を乗り出して口を開いた。 「ねえ、私たち。友達になれない?」 「え?」 「友達になろうよ。いないよ~? なかなか。魔法少女を友達にできる人なんて」

私はその言葉に、思わず頷いた。 すると、エイの顔がパアッと明るくなる。 「やったー、これからよろしくね!」 エイの様子にたじろぎながらも、私はあまり悪い気はしなかった。 魔法少女を友達にできる人なんてなかなかいないと思うし、私に、友達なんていなかったから。

「へー、ここが宇佐美ちゃんの家かあ」 翌日。 昨日遊ぼうと提案したエイに、「いつやるの?」時いた所、「今日はもう遅いから明日でしょ! って事で」という事で、エイが私の家に遊びに来た。 土曜日で学校が休みだったが、お父さんは朝からいなかった。 最近、いない事が多い。 エイはお世辞にもあまり広いと言えない家の中を、嬉しそうに眺めていた。 「ねえ、なに? このビデオ。『ウミガメの逆襲』って」

「それ、お母さんが好きだったらしいの。もう死んじゃったけど。ほら、あそこに大きいウミガメの置物があるでしょ? あれもお母さんのなの。お母さんはあれに、自分の名前の『美沙』って名前なんてつけてて……」 「ふーん。ねえ、これ見ていい?」 「いいよ」 そして私たちは二人でビデオを見る事になった。 エイはあぐらで、私は正座で画面に見入った。

「面白かったねえ」 ウミガメの逆襲が終わり、すでにキャストロールに入っていた。 「特に、あの星空を眺めるシーンがいいよね」 「うん、私も……そうだ、ちょっと見ててね?」 そう言ってエイが手を合わせて『ありがとう』とつぶやいた。 すると、カーテンがひとりでに閉まって、天井に星空が浮かび上がった。 「わあ…」

「どう? すごいでしょ。ホラ、あれがオリオン座」 私はビデオを見た時の正座のまま、星座を眺めていた。 それから、私たちはいろいろと遊んだ。 念力で綿棒と耳かきにケンカをさせた。 最後はティッシュが勝った。 声をダンディーにしてもらって、シャム猫を膝の上に載せ、ワインを揺らしながらGLAYを熱唱した。 もちろん、シャム猫とワインは幻覚だ。 それでも、セレブな気分が味わえた。

「どうだった?」 エイが私に聞いて来た。 「本当に、久しぶりに楽しかった!」 「久しぶり?」 「うん……最近、お父さんはいないし、お母さんの事も、小さい頃過ぎてよく覚えてなくて……私の事をどう思ってたのかも、よくわからないし……」 私がそう言うと、エイはそっか、とつぶやいて立ち上がった。

「ねえ、どうして私にこんな良くしてくれるの?」 思い切って、エイに聞いてみる。 「ん~~、明日が、君にとって、大切な日、だからかなー? 一日早くなっちゃったけど」 「え? 明日って……」 「12月28日。宇佐美ちゃんの誕生日」 「え?  だから、なんで……知ってるの?」

「12月28日。宇佐美ちゃんの誕生日」 「え?  だから、なんで……知ってるの?」 するとエイはこちらを振り返って私の問いには答えなかった。 「さっき……お母さんの気持ちが分からない、って言ったけど……その気持ちを知る手がかりは、きっと近くにあるよ」 「ねえ、ちょっと……」 そういえば、最初からおかしかった。 エイが魔法少女ってのもあるけど、人見知りな私がなんでこんなにすぐ打ち解けたのかが不思議だった。

「ねえ、エイ……」 「宇佐美。『ありがとう』」 その言葉の瞬間。 突風が吹いて、気づいたらエイはいなくなっていた。 どこに、いったの……? 心臓がドクンと高鳴る。 するとその時、ただいまーと声を出して、弟のクリが帰って来た。 「クリ」 「ただいまーお姉ちゃん」 するとその時、クリの後ろにあったウミガメの像が倒れた。

「クリ!!」 クリがウミガメの像に挟まれる。 「お姉ちゃん~重い~……」 クリが呻く。 「待っててね、クリ」 私はそういいながら、ウミガメの頭を持ち上げてウミガメの顔を覗き込みながら、クリを取り出した。 「エーン、美沙ちゃん。いたかったよー」

クリがそういって半泣きになる。 その時。 頭にひらめくものがあった。 「ウミガメの……逆襲……!」 私はそのまま、「エイ!」とウミガメをひっくり返る。 美沙、と名付けられたウミガメ。 『ミサ ウミガメ』 ひっくり返すとーーー 『メガミ ウサミ』

そして、そのウミガメの腹には、手紙が貼り付けてあった。 『宇佐美、クリへ』 その手紙をとって、読んでみる。 昔読んだ、お母さんの字だった。 取り留めのない事がいろいろと書かれていたけれど、私にとってはどれもかけがえのないものに見えた。 そしたら、その手紙の一番最後に、違うペンで書かれているらしい、文字が書かれてあった。

『ありがとう この言葉は、忘れないでね』 「エイ……」 そこで、私は涙が止まらなくなった。 「エイ! エイ! お母さん! お母さん!お母さん!」

それから少しして、お父さんが早めに帰って来た。 どうやら今日が誕生日という事を覚えてくれていたらしい。 私はこの手がみについて話した。 「なるほど……あいつ、そんなイタズラが好きだったからなあ」 そこで、もう一つ頭にひらめくものがあった。 「ねえ、お父さん。お母さんの苗字って……?」 「ん? ああ……『江井』だよ、『江井 美沙』」

月曜日。 今日もまた学校が始まる。 いじめっ子もまた、私に攻撃してくるだろう。 でも、私はもう負けない。 ありがとうーーーこの魔法の呪文を胸に刻んで、今日もーーー。 「行って来ます。」                                      ~fin~

(゜◇゜)ゞラジャ

月曜日。 今日もまた学校が始まる。 いじめっ子もまた、私に攻撃してくるだろう。 でも、私はもう負けない。 ありがとうーーーこの魔法の呪文を胸に刻んで、今日もーーー。 「行って来ます。」                                      ~fin~

お疲れ様でございます~

答え

ご参加いただきありがとうございました。
今回は要素どころか問題文までヒドイじゃないかww
のお声をいただけたようで何よりでございます(=゜ω゜)ボー

女は目の前のウミガメの顔を覗き込みつつクリを取り出すと
「エイ!」とウミガメをひっくり返した。

でした。はい。
それでは結果発表です。

最難関要素賞は・・・・・



Lennonさんの
綿棒と耳かきが喧嘩をはじめ最終的にティッシュが勝ちます
です。
(・_(・_(・_・。)ノ☆・゜:*☆【ネ兄】;:*:;゜:*☆ヽ(。・_・)_・)_・)

出題者としては、
登場要素が多く、情景が浮かばない綿棒、
登場要素が多く、分割のしづらいGLAY、
登場要素が・・というかどう見てもぷよぷよ
の三つ巴を予想しておりましたが圧倒的でしたw
やっぱり、1要素で複数要素を含むやつをいっぱい選びすぎましたw
ヾ(_ _。)ハンセイ…



続きまして、最優秀作品賞です


最優秀作品賞は・・・・・・



ノックスRさんの
おかーさんの魔法の話
です。
ヾ(´ー`)ノ。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆ Congratulations・・・

投票初日こそ複数の作品に1票ずつという混戦模様でしたが2日目からは
一気に他作品を突き放し、そのまま危なげなくゴールを飾りました
以前、シリアス1本vsお笑い複数 となったさいにお笑い票がわれたこともあったのですが、
今回は、他のシリアス作品群のなかでも頭ひとつ人気が高かったようです。
要素の難易度が高かったため、綺麗にまとめたその手腕も高く評価されたようです。

最後になりました。
今回最多票を獲得し見事シェチュ王の栄冠を獲得したのは・・・・




(⌒▽⌒)/゜・:*ノックスRさん*:・゜\(⌒▽⌒)
です。

シュチュ王獲得オメデトウございます。パチパチパチ o(^ー^)o☆o(^ー^)oパチパ

ということで、次回のMCをお任せしたいと思います。よろしくお願いいたします(o*。_。)oペコッ


今回は、問題文に書いたため&要素に「死にました」があったためかシリアスよりのものが
多かったかと思いますが、シリアスでもお笑いでも楽しめるのが創りだすの良い所。
今後ともご贔屓にお願い致します~

また、今回、アンケートのご意見の中に
最もしびれた要素の使い方賞
が欲しいというのがありました、これ、前々から私も欲しいなぁと思ってたものでして・・・
システム上、自動カウントは難しい(投稿数×要素数の選択肢が必要なため)のですが・・
できれば実現したいなーと・・MCさまに・・[壁]‥) チラッ

では、次回の【正解を創りだすウミガメ】までさようなら~ またお会いしましょう。


■以下おまけの解説ですw
■質問いただいたからには・・つかいますよ・・?全部
****というわけで出題者解答例ます(*'-')ゞリョウカイ♪
****解説欄の上限文字数超えたりしてw
◯1マンホールにウミガメがはまっていましたか?
◯2 コーヒーカップは宙に浮きますか?
◯3 警備員は拳銃を持っていますか?
◯4 UNKOを頭に乗せますか?
◯5 パリパリのパリジェンヌに嫉妬しますか?
◯6 ウミガメの下にエイがいましたか?
◯7 消しゴムのカスを鼻息で吹き飛ばしますか?
◯8 後日、ウミガメの産卵を目撃しますか?
◯9 耳からキノコが生えますか?
◯10 目覚まし時計が「オンギャーーーーー!」と言いま
◯11 女は『ファイヤー 』『アイスストーム』『ジュゲム』『ダイアキュート』などの呪文を唱えられますか?
◯12 ジャガイモと人参でボーリング大会を始めますか?
◯13 綿棒と耳かきが喧嘩をはじめ最終的にティッシュが勝ちますか?
◯14 新幹線のおもちゃが登場しますか?
◯15 「茶色なのはチョコレートがついただけなの!」って言い訳をしますか?
◯16 直立不動で5時間たっていますか?
◯17 ウミガメの逆襲は関係しますか?
◯18 コインロッカーにパンクロッカーを詰め込みますか?
◯19 女はテトラポットを見るだけで、それがどこの海のものなのかを言い当てることができますか?
◯20 頭文字がBSの何かがやってきますか?
◯21 靴を前後逆に履いてタップダンスしますか?
◯22 クリはクリップでしたか?
◯23 女は個性的な自己紹介をしますか?
◯24 思春期に少年から大人に変わるアレが登場しますか?
◯25 「カブったので編集します」は重要ですか?
◯26 女が持病の痔をこじらせて死にますか?
◯27 このシステム誤爆で何連投かしたら必ず採用されますよね?は関係しますか?
◯28 ウミガメという名の人間でしたか?
◯29 シャム猫を膝の上に載せ、ワインを揺らしながらGLAYを熱唱しますか?
◯30 大人の階段を登る君はまだシャンデリアですか?
◯31 いつやるの?明日でしょ!
◯32 カニバってるか判定が難しいですか?
◯33 正座しながら星座を見ますか?
◯34 田中はぐっすりzzz……と登場しますか?
◯35 倍返しですか?
◯36 リア充こと小島は登場しますか?
◯38 「28」が一番重要ですか?
◯39 田中は怯えつつ登場しますか?
◯40 一方その頃、竹取の翁は恵を探していましたか?
◯41 田中は浮気をしていますか?
◯42 ウミガメのライフはもう0になっていますか? ある意味ハイ。残りカウンターは0でしたすみません。

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ここは中国は廣州白雲國際機場
【Guangzhou Baiyun國際機場】の看板を頭上にいただきつつ
1人の白人の女がチャーター機から降りてきた。
いや、よく見れば荷物持ちと思しき黄色人種の男も一緒だ。

女がカメラ目線で話し始める。
「ふっ私のことが気になるようね?私の名はアデリーヌ・ルパン。あなた達が知っているパロディのルパン三世ではなく
正真正銘 アルセーヌ・ルパンの3代目よ?もちろんフランス人。
まあ、イメージしづらかったら金髪白人バージョンの峰不二子を思い浮かべて頂戴♪あら?むしろ他人に例えちゃったら没個性的だったかしら?
今日は、始皇帝の秘宝ってのを盗みにそこの相棒?の田中とともに中国に来たってわけ。
まあ、相棒といっても、【石川五右衛門の子孫】っていうから剣の達人を期待していたのに
ご先祖が剣の道から浮気したらしくてまーーーったく戦闘能力がないから、雑用をやってもらっているんだけどね
ほら!田中!ちゃっちゃと荷物を運ぶ!」
「(。-ω-)zzz. . . (。゚ω゚) ハッ!寝てた」
「ちょっと!寝てんじゃないわよ!」
「・・こっちは暗号解読とか頑張って眠いってのに・・」
「それだってよめるようにしたのは私じゃない!以前【竹取の翁は恵を探し出した】って言うから調査能力くらいは期待したのに」
「いや・・それは古文研究者として、別解釈を見つけ出したってだけで・・べつにトレジャーハントしたわけでは・・
あと、そこの「は」は通じないこともないが「の」の方が正しいから。日本語は正しく使うように」
「もー細かいわねぇ~」

そうなのだ。考古学者兼古文研究科をしていた私、田中のもとにこのルパンなる女が
ある甲骨文字の掘られたウミガメの甲羅を持ち込んだのがすべての始まりだった。
ルパン曰く
「この甲羅は北京のあるマンホール工事現場から発掘されたもの」なのだそうだ
まあ、イタリアなどのでは市内を掘れば遺跡に当たると言われるくらいだ。
中国だって、ほって遺産にぶち当たることがあってもおかしくはない、
私は興奮のあまり飲んでいたコーヒーカップを放り投げ解読協力を申し込んだ。

それから数日。ルパンに与えられたセーフハウスで解読を続けた私田中。
ルパンはその間、愛猫のシャム猫をひざにのせワイン片手にアメージング・グレイスなどを歌っている。いや、熱唱していると言ってもいいだろう・・
それくらい大声を出しても何の問題にもならないような豪邸であった。
(全く・・これだから金持ちってやつは・・)
バリバリのパリジェンヌたるルパンに嫉妬しつつ、
解読のため少しずつ甲羅の汚れを、綿棒と耳かきで落として行く・・
正直手先は器用な方ではない、右手の綿棒と左手の耳かきがぶつかって喧嘩を起こすことも度々だ。
ルパンはそんな私の顔とウミガメの顔を覗き込み、クリネックスのティッシュを取り出すと
甲羅を固定していたクリップを取り外し
「エイ!」っと雑に甲羅をひっくり返し、ティッシュでざっとひと拭きする。
「お!!おい!大事な歴史遺産が!!」
「こういうのはね!手先の感覚と度胸なのよ♪」

見ると、甲羅は綺麗に汚れが落ち、甲骨文字が解読可能な状態になっていた。
どうやら考古学者の腕よりも、盗掘者の腕とティッシュが勝ったようだ・・

と、とにかく、解読可能となった古文書を読み始める私。
「どうやら・・ウミガメの上の方には
『始皇帝の愛妾が痔病にて死去し、それを悲しんだ始皇帝が生きかえらせるための秘宝を得た』
といったことが書いてあるな、
中段は、どうやら記載内容がカブってしまっているようだ修正しようとしたあとが見える・・
下の方には・・『エイが・・栄華か・・?鋭牙・・?炎・・?吹雪・・?愛妾・・?』そんな単語が
よめるが・・どうもここは失われてしまっているようだなぁ・・文章にならん
お・・甲羅の中のほう、地図らしきものが見えるな・・??」
「そ・れ・よ!!!盗掘に行くわよ!!!」
「あ゛・・?盗掘!?せめて発掘といって・・まあ、いついくのだね?」「明日でしょ!」
即答だった・・こうして出発の準備として、甲羅の内部の地図を写そうとするルパン
乱暴に扱ったせいだろう・・甲羅は粉々に砕けてしまった。
「あああ・・重要な歴史遺産がぁ!」
「うふ♪ウミガメのライフはもう0だっんでしょ?私のせいじゃないわよ♪」
反省の色も0だった。


こうして、移動のため、空港から中国版新幹線(まあ、日本の新幹線と比べればおもちゃのようなものだ)
に乗り換えた私(田中)とルパン。珍しくルパンが真面目な顔で話しかけてきた。
「BSが来たわね」「は?」
「Beijing Security company(北京警備保障) 通称BS、まあ、民間警備会社を装った特高警察ね。」
そういうルパンが指をさした先にいる警備員は拳銃・・いやアサルトライフルとでも言うのだろうか?
日本では見たこともないような大型の銃を携えていた。
始皇帝陵のあるという目的地につくまでの5時間、その警備兵は微動だにしなかった。
あんなプロの兵隊と事を構えるなんて冗談じゃない。私、田中は完全に怯えていた。

そんな私をルパンはグイグイと引っ張っていく・・まったく・・
今だってピクニック・・いやパーティにでも行くような服装だ。
大きなスリットのドレスに、まるでシャンデリアかと突っ込みたくもなるようなピアス、
メイクだってバッチリだ。まあ、茶色系の口紅ってのは、おしゃれに興味のない私にはよくわからないセンスではあるが・・
ちなみに先程の警備兵はルパンが一撃でのして・・パンクロッカーの格好をさせたうえにコインロッカーに閉じ込めてきている
なんで、着替えさせる必要があるのかは分からないが・・ルパン曰く
「ココらへんで視聴者に笑いを提供するようなシーンが必要なのよ♪」
だそうだ・・

こうして、ルパンに手を引かれ、始皇帝陵へつながっているという山奥の洞窟の入り口らしきところまで辿り着いた。
やはりここにもBSの警備兵がいる・・が、こんな山奥に不審人物が来ることもまれなのだろう
先ほどの警備兵に比べややゆるんでいるようには見える。
壊れかけのラジオを叩きつつ聞いているもの、
中華版iPad?のシステムのバグで「これ連投すれば必ず採用されるんじゃね?www」などとおどけているもの
酔っ払った挙句靴を逆、(左右かつ前後ぎゃくで、さらにそれを手に靴をはめて)タップダンスを踊るもの
比較的まじめに資料作成などの仕事をしているようなものでも鼻息で消しゴムカスを飛ばして遊んでいるようにしか見えない。
たしかに、緩みきってはいる・・が装備はやはり変わらず、一発でも当たれば即死するであろう大型銃を携えているのだ
素人の私におびえるなというのは無理なものだ。

そんな私にルパンが話しかける。
「あのね~あんな雑兵いちいち怖がってちゃあたしの相棒は務まらないわよ?」
「誰が相棒か!?」
「あんなのはねぇ野菜よ野菜!ジャガイモか人参とでも思っておけばいいのよっと」
そういって遠くに何かを放り投げるルパン。

着地したそれは彼女の愛用の(趣味の悪い)目覚まし時計だった。目覚まし時計が「おんぎゃー」と赤ん坊の鳴き声をあげる。
何事かと兵士たちがそちらへとかけていくスキを突いてルパンは私を洞窟の中に押しやった。

・・・中は迷宮のような遺跡になっていた。
目の前には「大人階段」と記載されている 注)大人:中国語で高官に対する敬称・尊称
どうやら、身分の低いものは登るな。という意味のようであるが。
ルパンはそんなことを気にせず、シャンデリアのようなピアスのまま「大人階段」を登っていった

ガコン!

何やら仕掛けを踏み抜いたような音がした。目の前から遺跡物の定番
大きな球体の巨石が転がってくるではないか!?

間一髪躱した我々の後ろのほうで、先ほど野菜にたとえた警備兵たちが吹き飛ぶ
「おージャガイモと人参が吹き飛んだ~ストライク~~♪」
ルパンは実に楽しそうだった・・

こうして迷宮を突き進み、我々は玄室と思しき場所に辿り着いた。
歴史の教科書でならったことがないだろうか?
始皇帝陵は、水銀で海を、金で島を再現し、天井には星空を再現していると。

だが目の前にあるものはそれをはるかに超えていた。
まるで衛星からみた地表としか思えないほど精緻に再現された海と島
もはやリアルに海水を充填させた小島としか思えない。
「あー、この島にあるテトラポットは台湾の海のものね~」
まさか・・当時テトラポットなどあるはずもない・・地球のミニュチュアがここにあるとでも言うのだろうか・・?
空も、正確に星空を再現しているとしか思えない、と言うか天井とは思えないのだ
本物の空を見ているようにしか思えない・・
まさか・・数千年前にこんな技術があったというのだろうか??

だが、ルパンはそんなことには目もくれない。
「おったから~おったから~生き返りの薬~♪」
そう言いつつ正面に鎮座しているようにみえる始皇帝像へと近づいていった。

正面にあった始皇帝像は正座をし、もう一人の女性上を膝にだいたまま慟哭するかのように天井の星座を見上げていた
「うーん、この子が始皇帝の愛妾・・かな?」
その背後には一人の男の人生を綴ったと思われるレリーフが飾ってある
どうやら、雪山を越え、火口に潜り、双牙を携えた巨大な獣を屠り、辿り着いたさきで求めた女性と再会したというストリーのようだ。
のを見上げルパンがひとりごちる
「icestorm吹雪?fire炎?di-acute2つの角?・・・?Je t'aimeジュデーム=愛している・・・?
きゃーロマンチック!!」
なんだ・・意外と乙女チックな感情もあるんじゃないか・・そう思っていると
「再会したってことは生き返ったってことよね!?残った薬はどこ~~~?」
だそうだ・・

せかされるままルパンとともに薬を探すと、幸いな事に液体状態の薬が蒸発もせず残っていた。
ご丁寧に製法まで残されている
「えーっと・・製法は・・人の耳から生えるキノコ、始皇帝自身の指・・と・・と・・と・・」
「えー!?人肉入ってるのぉ?カニバリズムか判断に迷うわねぇ・・」

そんな会話をしていた所、背後から声がした
「はーーはっは、よくも私の部下をかわいがってくれたねぇ!お返しは倍返しだ!」

いつの間にか、玄室の入り口に陣取っていたBSの兵達が一斉に射撃を行った
「危ない!」
私(田中)はルパンを突き飛ばした・・瞬間視界が真っ赤に染まる。
どうやらやばいところを撃ちぬかれたようだ・・
ルパンが慌てた顔で薬を口に含む・・のが見えたような気がした。




気が付くと、ルパンが操縦する船の上に寝かされていた。
「う・・・ここは?」
「もう!弱いのに私をかばったりするから」
「そういえば・・薬は?」
「さあ?」

口元に違和感を感じてシャツの袖で拭ってみる・・茶色く色づいた。
「これは・・?」
「え・・?えーっと茶色なのはチョコレートがついただけなの!」
どう見ても彼女の口紅の色だ。まさか口移しで・・?
どうやら大きな借りができてしまったようだ。

こうして私は暫くの間ルパンの相棒として過ごすことになることを覚悟した。

「あ・・そうそう、次はウミガメの産卵が見に行きたいわね♪」
「へ?なんで?」
「実はね?カメハメハ大王の28番目の息子の子孫のウミガメってひとから、大王の遺産のネタがね!!
次こそ、海のカメハメハ大王の秘宝で逆襲よ~~♪」

どうやら・・すぐ忙しくなりそうだ。

終わり。

— それでは 発表参ります

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