ウミガメのスープ

愛と勇気だ!兎美ちゃん!

作者: 彩蓮燈

お兄ちゃんが大好きな兎美ちゃんは、ちょっとお馬鹿な10歳の女の子。
彼女が腕を振ると、たくさんの車がやってきました。
彼女は後悔しました。
どうして?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

腕を振ったのは車を呼ぶことが目的でしたか?

No!彼女は車がくるとは予想もしていませんでした。

はい

腕を振った理由はお兄ちゃんが関係していますか?

Yes!兎美ちゃんはお兄ちゃん絡みで腕を振りました!

いいえ

兎美ちゃんは、たくさんの車が来てしまったから後悔しましたか?

No!兎美ちゃんは車がきたことは何とも思っていません!

はい

腕を振った向こう側にお兄ちゃんはいますか?

Yes!向こう側には大好きなお兄ちゃんがいます!

いいえ

死人は出ますか?

No!死人はひとりも出ていません!

車はパトカーですか?

YesNo!パトカーも含まれていました!

腕を降ったことで亀夫くんに何か変化がありましたか?

YesNo!亀夫くん自身に変化はありませんでした…あ、お兄ちゃんは亀夫くんということでw

いいえ

お兄ちゃんを呼ぶために腕を振りましたか?

No!お兄ちゃんは腕を振ったことにも気づいていません!

いいえ

腕を振らなくてもたくさんの車はやって来ましたか?

No!腕を振ったことが車がくる原因となりました!

いいえ

車にお兄ちゃんは乗っていましたか?

No!お兄ちゃんは歩いていました。

いいえ

車にお兄ちゃんは乗っていましたか?

No!彼は兎美ちゃんに気付いていません!

はい

後悔の理由はお兄ちゃんが関わりますか?

Yes!その通り!お兄ちゃん関係で後悔することになりました!

いいえ

腕を降ったことで兎美ちゃんに変化はありましたか?

No!彼女は肉体的にも精神的にもまったくぶれませんでした。

いいえ

お兄ちゃんは犯罪者ですか?

No!むしろいい人です!

いいえ

確認です。腕を振るというのは、遠くにいる人におーい!、というような動きですか?

No!違います!いい所に目を付けました!

いいえ

怪我人は出ますか?

No!けが人もひとりもいません!

はい

2人以外に重要人物はいますか?

Yes!!重要人物がもう一人います!!

この問題で兎美ちゃんが腕を振ったことは警察が来てしまうほど大変な事でしたか?

YesNo!腕を振ること自体は問題ありませんでした、加減を間違えたのです。

はい

兎美ちゃんとお兄ちゃんは人ですか?

Yes!人間です!

いいえ

15より、腕を振るとは歩いている最中のような振り方ですか?

No!そういう振り方もありますね。

いいえ

兎美は車に乗っていますか?

No!彼女もてこてこ歩いています。

はい

腕は何か(誰か)に触っていましたか?

Yes!何かに触れていました!

はい

兎美ちゃんは腕を振り回しましたか?

Yes!薙ぎ払え!的なあれです!

いいえ

もう一人の重要人物は兎美ちゃんの腕に触れましたか?

No!兎美ちゃんと接触していません!

いいえ

兎美ちゃんは泳いでいましたか?

No!彼女はカナヅチです!(不要な設定)

はい

兎美ちゃんは何かを持っていましたか?

Yes!彼女は何かを握っていました!

いいえ

兎美は遊んでましたか?

No!子供の遊びじゃないんだよ!

はい

もう一人の重要人物はお兄ちゃんの傍にいましたか?

Yes!お兄ちゃんの隣にいました!

はい

場所は路上ですか?

Yes!路上、もしくは道沿いの店を想定しています!

いいえ

兎美ちゃんは刃物を持っていましたか?

No!そんな怖いもの持てないもん!(>_<)

いいえ

もう一人はお父さんですか?

No!お父さんは登場しません!

はい

お兄ちゃんの傍に女の子が!離れろぉ!!的な感じで手を振りましたか?

Yes!感じとしてはそれで正しいです!

いいえ

兎美ちゃんは交通整理をしていましたか?

No!10歳に交通整理は怖いと思うな!

いいえ

持ってた何かをフリスビー的動きで、お兄ちゃんの方に投げましたか?

No!何も投げてないんですよこれが。

いいえ

兎美ちゃんは手をつないでいましたか?

No!兎美ちゃんはひとり……ひとり?でした!

はい

もうひとりはきらきーちゃんですか?

Yes!!やっぱりばれますねww

いいえ

たくさんの車は、勘違いをしてやって来たのですか?

No!車が必要な事態が発生したからやってきました。

いいえ

ランドセルは関係ありますか?

No!ランドセルは背負ってなくても成立します。

いいえ

34より棒状の物をきらきーに向けて振り回そうとしたら、路面のお店の窓がちゃりーん!テロ!?ですか?

No!しかし少なくないお店が被害に遭いました!

いいえ

兎美ちゃんは霊媒師ですか?

No!見えないお友達とは交信できません!

いいえ

兎美ちゃんはお兄ちゃんに怒られましたか?

No!お兄ちゃんは兎美ちゃんに気付いていなかったのです。

はい

兎美ちゃんは魔法使いですか?

Yes!!兎美ちゃんは魔法少女です!!

いいえ

兎美ちゃん、特撮物の悪の幹部で、怪獣にヤってしまえ!と指示しますか?

No!それが路上だととんだゲリラショーです!

はい

兎美ちゃんは魔法を使えますか?

Yes!魔法のステッキを所持しています!

いいえ

兎美ちゃんは除霊師でしたか?

No!それ霊媒師とどう違うんですかw

いいえ

お兄ちゃんの元にテレポーテーションしようと思ったら何か起こってしまいましたか?

No!一応言っておくと、テレポートは魔法ではなくサイキックです!

いいえ

腕を降ったらうっかり風魔法が起きて店が吹っ飛びましたか?

No!そんなうっかり属性はありません!

はい

核心お兄ちゃんが知らない女の子と歩いているのを見かけた魔法少女兎美ちゃんは、我を忘れて腕を振り回しながら魔法を唱えた。しかし、杖があっちこっちに向いているために魔法があっちこっち飛んでって大惨事に。ですか?

Yes!!細部違いますけど大体あってます!

兎美ちゃんは空を飛べますか?

YesNo!彼女の柔軟さ次第では飛べると思いますが、今回は関係ありません。 「だって魔法少女って…飛ぶものでしょ?」 「人は…飛べません!」

はい

たくさんの車は主に緊急時に出動するものばかりでしたか?

Yes!!パトカーを始め、消防車、救急車、および重機がやってきました。

はい

車は通報されてやってきましたか?

Yes!!大勢からの通報でやってきました!

いいえ

兎美ちゃんは逮捕されますか?

No!兎美ちゃんがやったという証拠はあるのかね?動かぬ証拠が…ねぇ?

いいえ

お兄ちゃんは怪我しそうになりましたか?

No!魔法のステッキは人に優しい親切設計でした!

いいえ

兎美ちゃんは町をめちゃくちゃにしてしまったことを後悔しますか?

No! なんとも思っていませんw

はい

核心返ってお兄ちゃんがきらきーと接近してしまったので(物理的に)、逆効果!ですか?

Yes!!その通りです!!

いいえ

返ってお兄ちゃんがきらきーと接近してしまったので(物理的に)、逆効果!ですか?

No!どうせ殺せないし今回は見逃してやるぜ、とクールに去ります

いいえ

きらきーは兎美ちゃんの存在にとっくに気付いていて、怖がるふりをしながらこの状況を楽しんでいますか?

No!この世界のきらきーは不思議なことに普通の女の子だったりしますw

はい

核心兎美「お兄ちゃんに悪い虫が!!えい、炎魔法!!!」ゴォォ(フッ 兎美「なっ!消えた・・・・」きらきー「甘いな、残像だ」兎美(こいつ・・・!いつの間に背後に!!!)ですか?

Yes!将来的にはそうなります。

いいえ

破壊した損害は亀夫に請求され金持ちのきらきーが肩代わりし、亀夫はきらきーの言いなりですか?

No!金持ちはあってますけど損害は国が頑張ります。ていうかあんたらノーヒントでいろいろ当てますね!?

答え

こんにちは!
私は水平兎美、10歳。実は魔法少女なの!
あ、ちょ、待って!引かないで!本当なの!拾った杖が魔法のステッキで、魔法少女になっちゃったの!
そう、あれは今から一か月前……


(回想中)


…というわけで、今の私は学校の勉強と魔獣退治の二重生活を満喫しているんだ。不本意だけど…。

そして!今まさに、私の魔法少女の勘が、奴を敵だと言っている!

「ねぇ、亀夫くん。これとか…どう?似合うかな?」
「うん、きらきーは何でもよく似合うね…こっちはどうかな?」

似合ってないよ!
豚に真珠だよお兄ちゃん!
むしろそいつが豚だよっ!!

そんな言葉を必死で堪える私の手の中で、握りしめた壁の破片がブレイクアウト。
魔法少女の握力×スピード×体重=破壊力は洒落にならない威力を生むらしい。でもそんなことは今は関係ない!

あの女はきらきー。
お兄ちゃんのクラスに二日前にやってきた転校生。
頭脳明晰で運動神経抜群の超人。
以前は都内の学校に通いテニス部のエースで生徒会長。
今までの人生で告白を受けた回数は118回。相手の男は全て玉砕。
尊敬する人は両親。将来の夢は愛する人のお嫁さん。
身長162㎝、体重46kg(2kgマイナスで学校には申請)、スリーサイズは87/56/85。
スリーサイズは87/56/85!(大事なことなので2回言いました)

アニメキャラか!!
2日間、自前の情報網でかき集めたプロフィールを叩きつける。
なにこれふざけてるの?馬鹿なの?死ぬの?
特にこのスリーサイズとかなに?なんでウエストはほとんど私と変わらないのにバストは20cmオーバー?
おまけにお兄ちゃんを見るあの目だ。

「ちょっと派手じゃないかな…?」
「そんなことないって。すごく綺麗だよ、きらきー」
「あ、ありがとう…(///)」

……。
………。
…………雌の目をしている。

私は魔法のステッキを構えた。
同時に犬と猫を足して2で割り損ねたみたいな生物が飛びだして叫びをあげる。(魔法少女のマスコットらしい)

「兎美ちゃん、ダメだよ!一般人に故意に魔法を使うのは禁止させてるんだ!」
「大丈夫。これ誤射だから」

躊躇うことなく、ステッキを握る腕を振る。
彼女への精一杯の思い(サツイ)を込めて。


大破壊。


そうとしか言えない嵐が吹き荒れた。
岩盤が裏返り、吹き荒れる風がプラズマ化し、割れた大地からマグマが噴き出す。
私を中心に半径15キロ圏内全てが、神々の怒りに触れて粛清を受けたかのような暴虐に晒された。

「……」(←私)
「……」(←マスコット)
「………」
「………」
「あっちゃー」
「えええ!?それだけ!?」

それだけ、って言われても。
これだけの大惨事だと逆に笑えてくるというか。

「それよりあの女は?死んだ?」
「死んでないよ!魔法少女のステッキは人間に優しい素敵仕様だから、人には被害を出せないよ!」
「チッ、使えないなぁ…」
「魔法少女にあるまじき発言だよ!?」

まあいいや。
少なくともこれで、今日はお兄ちゃんとデートを続けようなんて考えは起きないだろうし。
魔法を使ったらお腹も減ったし、今日はお家に帰ろう。

「兎美ちゃん!街は魔法で戻さないの!?」
「行政にやらせればいいよ。癒着してる土建屋が喜ぶし」
「相方の変更を要求したい!」


その夜、テレビは昼間の事件で一色だった。
現場を映した番組は、【死傷者0の奇跡!】と銘打って大々的に取り上げていた。
映像の中ではパトカーや消防車、建築車両が数多く駆けつけて作業に従事している。
感謝してね。その仕事は私のおかげなんだよ。
そんな歪んだ優越感に浸っていると、お兄ちゃんが帰ってきた。

「お兄ちゃん遅いよ!こんな時間まで連絡もしないでー!」
「ごめんごめん、なんかすごいことがあって…携帯も壊れてさ。心配かけたのは謝るよ」
「それでも遅すぎるよ!こんな時間まで…何してたの?」
「うん。ほら、昼過ぎに謎の大災害があっただろ?その時クラスの女の子と一緒にいたんだけど…一人じゃ不安だからって、さっきまでその子の家に行ってたんだ」

………は?

「その子の両親が帰ってきたから、挨拶だけして戻ってきたんだ。ちょっと誤解されたり大変だったけど…」

…ゴリョウシンニゴアイサツ?

「お礼にまた食事でもって言われてるんだけど…そうだ。兎美も一緒にどうかな?すごく大きな家で、びっくりするぞ」
「……ウン、ソウダネ」

…デートから一足飛びで行っちゃったよ!?
もう笑うしかなかった。
私は虚空を見つめて空笑いをしながら、あの女の家に行くまでに、大量破壊魔法を習得することを堅く決意するのだった。

— 五作目です。勢い任せの馬鹿な妹って可愛いと思います。解説は【解説編】を参照してください。

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