【ラテクエ31リサイクル】長い間
年齢的にもこれが最後だと自身に言い聞かせ、必死に猛アタックして結婚まで行き着くことが出来たのだ。
そして、結婚して1週間も経たない内に、相手を自宅に残したまま私一人で隣町に引っ越した。
*ラテクエ31選考会、コウCHAさんの作品です
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
彼は移動できますか?
YES 可能です
私は老人ホームに入りましたか?
NO ですが近い!
私は本当に彼の事が好きでしたか?
YES すきでした
彼は拘束されていますか?
NO 自由人です
私は入院しましたか?
YES まとめてください
彼はヴァイオレンスですか?
NO 優しい男です 手を上げるタイプではないです(横断歩道は上げるかもw)
私はやっと意中の彼と結婚することができたが、病気になり入院してしまいましたか?
NO 逆です
子宝に恵まれたのですがその赤ん坊は元不倫相手でしたか?
NO 誰ですか?その元不倫相手とはw
病院で知り合った人と結婚したが、私だけ退院しましたか?
NO その逆ではないです(感心したので良質を)
私はもうじき死にますか?
YESNO かも知れません
隣町にお墓がありますか?
YESNO 関係ないです
病気でもう長くないので最期のお願いと言い彼と結婚し、病気が本格的に悪化したので入院しましたか?
YESNO ほぼ正解といっても過言ではないのですが、ちょっとだけ違います
本格的に病気が悪化したので最期のお願いとして結婚しますか?
NO ソレが全て少しずれているのです
私は死期を悟って死に場所を探しに行きましたか?
NO ゾウじゃないんですからw もしくはナカイ君がそんなドラマやってましたね
結婚したら病気になりましたか?
NO 病気になったから求婚しました
病気になったので必死にアタックして結婚しましたが、倒れて救急車で運ばれてそのまま入院しましたか?
YESNO 倒れる以外は合っています
一週間しか一緒に暮らさなくていいから結婚してくれと言いましたか?
NO 私は何とか生きようとしています
核心結婚するという願いがかなったので、手術を受ける決心がつきましたか?
YES ちょっと違うかもですが正解でいいと思います
答え
「今さら何を言っている断る」
「そうですか・・・」
その日の夜、男は見つけてしまった書き損じの手紙を・・・
前略
あなたと出会ってもう30年以上経ちましたね。
今にして思えば、奥さんに先立たれたあなたと子供が産めない事が解り三行半をつきつけられた私。
そんな二人があの日出会ったのは運命だったかもしれませんね。
年のせいかしら昔話が長くなりそうなので本題に移りますね
急に結婚を迫ったのには訳がありました。
先月私、調子が悪かったので病院へ行ったのは覚えていますか?
その時あなたには疲労のせいだと言いましたが実は違ったのです。
その結果が先週でました。
良くは分からなかったのですが、脳に腫瘍が見つかったそうで手術しないと余命半年とお医者様から言われました。
しかし手術しても成功率は半々だと言われました。
私は手術をする事を選びました。
そして、書類を色々貰ったのですが、その中の一枚に私の心は大きく揺さぶられました。
「家族の同意書」
現実をつきつけられた気がしました。私達は所詮他人であると言う事を・・・
どんなに同じ物を食べても、どんなに一緒に暮らしても、どんなにお互いを想いやっていても、
そして○×△●◎□■
・
・
・
「どう言う事だ?」
「イヤですよ、ゴミ箱あさったのですか?そんな書き損じ捨てちゃってください。」
「・・・質問に答えろ」
「そんなに怖い顔しないで下さいよ。食べられちゃいそうですよ
・・・ええ本当です。」
「・・・そうか。ココにサインと判子を押せ 行くぞ」
「はい?行くって何処へ?」
「婚姻届を出すのに役所以外に行くところがあるのか?必要な書類は全て用意した。俺が書ける必要事項も全て書いた。後はおまえが書いて捺すだけだ」
「まったくいつもは、脱いだ物も脱ぎっぱなしの人がこんな時だけ手際が良いのですから、いつもこれくらい」
「こんな時にそう言う事言うか」
「一応聞いておきます・・・同情なら要りませんよ」
「うるさい 俺がしたいからするんだ」
「まったく勝手な人ですね・・・でも・・・え?保証人」
「ああ。さっき、のり子夫婦に会ってきた。
伝言がある『15年前私の結婚式に呼びもしないでごめんなさい。こんな父娘をずっと温かく見守ってくれてありがとう。おかあさん』だそうだ。まったく誰に似たんだかな、こんな事になってようやく自分の気持ちに気がついたらしい」
「ホントに良く似た父娘ですよ」
「うるさい。意地っ張りなのはお前似だ。チャッチャと書け。あと同意書、出しておけ。その足で病院に提出してくる」
「ハイハイ。いつもそれくらい動けば、中性脂肪気にしないで良いのに」
「ホントに口の減らないババァだ。」
「ホントに強引なジジィだ。」
「ナンか言ったか?」
「イーエ。何も」
「俺は二度も妻に先立たれて立ち直る事なぞできん。だから絶対に俺より先に死ぬな。命令だ」
「無茶苦茶ですね」
「何とでも言え。
そのアレだ・・・一度しか言わんからな。
・・・こんな俺と一緒にいてくれてありがとうございます。結婚してください」
「ハイ!」
一週間後、私は隣町の大学病院に入院した。明日手術をする為だ。
成功するか失敗するかそれはわからない。でももうどっちでも良い。
今度あの家に帰る時にはもう私は「坂井(サカイ)」ではなく「阪井(サカイ)」なのだから・・・
— コウCHAさんのです
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