ライクマザー、ライクドーター
だがある日、母親は娘の前に現れ、食べ物を手渡した。
そしてその後、老婆と娘の恩人は一緒に死んでしまった。
一体何故?
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
登場するのは「母親」「娘」「老婆」「恩人」の4人ですか?
No! 四人ではありません!
「母親」「娘」「老婆」「恩人」の中に人間でないキャラがいますか?
Yes ですが、人間であってもなくとも成り立つと思います。ちなみに恩人がそうです。
非現実要素はありますか?
Yes! ファンタジーですかね。
一行目と二行目の「母親」・「娘」はそれぞれ同じキャラを指していますか?
Yes 同一人物です。
母親が娘に食べ物を手渡したのは善意からですか?
No 善意からではありません!
母親が娘に渡した食べ物は、健康を害するようなものでしたか?
Yes!! 元ネタは白雪姫です!思っていたより早く出ました…!
渡した食べ物は毒物or腐敗していたものですか?
Yes 元ネタ通り毒リンゴなのですが…
結末が異なるだけ=登場キャラは白雪姫で、死ぬの『恩人』は森の小人ですか?
YesNo 恩人=小人です。登場キャラは白雪姫と…
老婆と恩人の死因は同じですか?
Yes 同じです。※ややミスリード注意
確認です 登場人物は「母親(老婆)」「娘」「恩人」だけですか?
YesNo! 三人Yes!でも…!
10より 老婆は娘のほうですか?
Yes! 老婆は娘(白雪姫)です!
小人は白雪姫を助けようとして死にましたか?
No むしろ…
小人は白雪姫と血で血を洗う抗争に突入しましたか?
Nowww デンジャーですねw でも抗争まではいってませんが…
娘と恩人は母親に殺されたですか?
No! 母親に殺されたワケではありませんが、元凶は母親と言っても過言ではないかと
お互いに毒を盛って…、保険金殺人ですね?
Nowww まさかの保険金とは…ファンタジーに似合わない単語ですねw お互いに毒を盛ったのではありません。た
白雪姫が「老婆」になったのは、物語から長い年月がたち、自然に老化した?
No! 自然に老化したのではありません!
「あら こんな ところに おリンゴが♪」 というわけで、みんなで毒リンゴを切り分けて食べましたか?
No 小人はリンゴを口にしていません。
母親が渡した食べ物、重要ですか?
YesNo 食べ物事態は何でも構いません。重要なのは…
年老いた白雪姫は、美しく成長した娘に殺意を抱き、毒リンゴで殺そうと計画。母親の失敗を教訓に、確実に殺すために、娘+小人を一気に殺そうと計画した?
No 白雪姫に娘は存在しません。そして「母親の失敗」もNoです。
白雪姫は林檎を食べたから老婆になった?
Yes! リンゴが原因で老婆になりました!
核心白雪姫は母親の食べ物により老婆にされてしまう。そうと知らない小人たちは帰ってきた老婆を白雪姫とは分からずしかも敵と認識。殺し合いに発展しましたか?
Yes!!! 大方正解です!ですが殺し合いにまでは発展していません。
16より 時間が早く進む(年をとってしまう)毒が塗ってありましたか?
Yes! リンゴには「食べたら歳をとる」魔法(毒)がかかっていました!
小人はショック死ですか?
No 解説では焼死ですが、死因は重要ではありません。
みんなで一緒にりんごを食べ、急速に老化。小人は白雪姫が仕組んだと思い激怒。白雪姫逆切れ。そうこうしているうちに王子登場。醜い争いを見て成敗。ですか?
No 小人はリンゴを口にしていません。王子様も関係ありませんが…
一方その頃母親は若返りの薬を開発。しかしどんどん若返りすぎて、ついには胎児に。ですか?
No でもその方が面白いですね。
小人は姫に殺されたですか?
Yes! 小人は白雪姫に殺されました!
月日は流れ、その齧ったリンゴがロゴマークの会社が世界を席巻しますか?
Nowww その発想はなかったw
白雪姫は悪意から小人を殺した?
Yesかな?
答え
「世界で一番美しいのは白雪姫です」
嘘偽りを語らない鏡の言葉に、王妃様はまたも歯噛みしました。もうこれで何度目でしょうか。数えるのが億劫になってしまう程、王妃様は地団駄を踏みました。
この国の王妃様は、そのお姿だけならば誰もが目を惹きつけられてしまう程にお美しいお方。ですがその本性は誰よりも醜く嫉妬深いお方だったのです。
「世界で一番美しいのは白雪姫です」
白雪姫というのは王妃様の一人娘でした。
成長していくにつれてその美しさを増していった白雪姫は、とうとう実母である王妃様よりも美しくなり、やがて世界で一番美しい女性となりました。
これに黙っていられなかった王妃様は、猟師に白雪姫を殺させ、その心臓を持って来る様に命令します。ですが白雪姫に同情した猟師は、白雪姫を森へと逃がしてしまいまい、代わりに猪の心臓を王妃様に捧げました。
「世界で一番美しいのは白雪姫です」
当然の如く変化しない鏡の言葉に、王妃様は策を練ります。
ですが、腰紐で首を絞めようとも、毒をたっぷり塗った串で刺そうとも、白雪姫と森の中で暮らす小人達に必ず助けられてしまいます。
それは何度も何度も続き、王妃様は頭を悩ませました。 そしてある日、思い付いたのです。
「白雪姫を殺すのではなく、白雪姫の姿を醜くしてしまえば良いのだわ!」
王妃様は美味しそうなリンゴに『食べると一気に老いてしまう魔法』を掛け、自らも魔法で別人に成りすますと白雪姫の住む森へと向かいました。
◆
王妃様の画策通りに老婆となってしまった白雪姫。
これまで美しい白雪姫にちやほやしていた小人達は一転、白雪姫を見知らぬ老婆と勘違いし、白雪姫を小屋から追い出してしまいます。老婆がいくら「私は白雪姫よ」と説明しても、白雪姫の美しさに酔いしれた小人達は聞く耳を持ちません。あまつさえ白雪姫を「小汚いババァ」と罵り、石を投げる始末です。
「しわくちゃで染みだらけの小汚いババァめ」
「白雪姫はお前より遥かに若くて美しい娘だ。誰が騙されるもんか!」
「さては白雪姫を殺そうとしていたのはお前だろう!」
次第に白雪姫の中で、「自分を白雪姫と分かってくれない悲しみ」よりも「小屋から追い出した上に口汚く罵られた怨み」の方が上回ってしまいました。
そしてある日の深夜、小人達が寝静まったのを確認すると、白雪姫はこっそりと小屋の中に入りました。ランプを一つ拝借し明かりを灯すと、ランプに使う油を小屋の周囲にバラ撒き、そのままランプの火を小屋移してしまいました。
「一番憎いのは、私から美しさを奪ったあのリンゴ売り。
そして二番目に憎いのは、私を城から追い出した、顔も性格も悪いあの母親。
だけど何処の誰かも分からない人間を探し出すにも、あの城に帰るにも、この老いた身体では難しいわ。
だからせめて、私は三番目に憎いあなた達を殺しましょう。
世界で一番美しいこの私を罵った事を、後悔するといい…!」
燃え盛る小屋の炎の勢いは衰えず、やがて森の木々へと炎は燃え移っていきます。
炎に囲まれ逃げ場の無い白雪姫は、それがどうしたと言わんばかりにしゃがれた声で笑い続けました。
夜が明け、黒く焦げた森には、同じ様に黒く焦げた小人達と、老婆の姿がありました。
「世界で一番美しいのは王妃様です」
嘘偽りを語らない鏡の言葉に、今日も王妃様は満足げに微笑むのです。
元ネタ:白雪姫(グリム童話)
— 元ネタ改変問題 其の弐 です。
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