ウミガメのスープ

雨がもたらす少女の不幸

作者: +チック

少女は雨が嫌いだった。

両親が離婚した日は雨だった。

学校でいじめられる日もいつだって雨。

そしてある雨の日、差しかかった曲がり角の死角からトラックが突っ込んできて、少女は不幸に見舞われた。

さて、少女の不幸と雨はどんな関連性があるのだろうか?
説明してください。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

少女に不幸が起きる時、空から雨が降ってくるのですか?

NO 絶対に降るわけではありません

いいえ

文中の雨は比喩ですか?

NO! 本当の雨です

いいえ

少女は何らかの障害をもっていますか?

NO いたって健康です

いいえ

両親が離婚した根本的原因は雨でしたか?

NO 雨が原因ではありません

いいえ

非現実要素はありますか?

NO! ありません!

いいえ

梅雨に不幸が立て続けに起こったので、たまたま雨が降ってただけですか?

NO そういうわけではありません

いいえ

雨の日と晴れの日で、少女の生活は違うものとなりますか?

NO 変わりません

いいえ

少女の不幸は、全て少女自身が引き起こしていますか?

NO! 少女がすべて悪いわけではありません

雨が降っていなければ、問題文のような不幸は起きませんでしたか?

YESNO 雨が関係していることとしていないことがあります!

はい

不幸が起きて雨だった日は、不幸が起きる前から雨が降っていましたか?

YES! ずっと雨でした

いいえ

4行目でトラックが少女に突っ込んできた時、最終的に少女は死にましたか?

NO! 4行目のせいで死ぬことはありません

はい

両親が離婚した日に雨が降っていたのはたまたまですか?

YES! そこだけはたまたまです!

いいえ

少女は3行目以降は、不幸な少女を演じていましたか?

NO 実際に不幸が降りかかっています

いいえ

4行目は交通事故(トラックと少女が接触した)ですか?

NO 交通事故ではありません

いいえ

雨が降ってて、外で遊べなかったからいじめましたか?

NO

少女に突っ込んできたトラックの運転手は少女の知り合いですか?

YESNO 関係ありません

はい

学校で同級生にいじめられるのですか?

YES! 同級生にいじめられます

はい

学校とは、小中高校など、公的教育機関を指しますか?

YES 小中学校あたりを想定しています

いいえ

少女はトラックにひかれて死んだ?

NO

いいえ

トラックが少女に突っ込んできた場面では、少女と運転手以外の何者かの思惑がありましたか?

NO! まったくありません

いいえ

トラックは少女以外の誰かに突っ込みましたか?

NO 誰かに突っ込んだわけではありません

はい

少女はトラックに水をかけられましたか?

YES! 四行目の不幸とはそういうことです!

いいえ

少女が学校に行く頻度は少ないですか?

NO 基本的には毎日通っています

はい

少女は雨が降っている時しかいじめられないのですか?

YES! 雨の日にいじめられます…が、普段から不愉快なこともあります

はい

少女の名前やあだ名は重要ですか?

YES! 少女の名前が重要です

いいえ

少女の名前は雨ですか?

NO 名前の特定も重要ですが、それよりも…

いいえ

少女は外国人ですか?

NO 日本人です

いいえ

彼女のせいで雨が降るのだと理不尽にからかわれますか?

NO からかうことにあまり深い理由はありません

はい

少女の名前が雨を連想させるものでしたか?

YES! そうです!

はい

雨が降っていると、少女をいじめるような機会が増えるのですか?

YES! そうなんです!

いいえ

少女の容姿は重要ですか?

NO 重要ではありません

はい

核心両親の離婚・・・偶然 同級生のいじめ・・・名前が雨を連想させるため トラック・・・水溜りの水を跳ねあげられるため ということですか?

YES! 正解!

少女がいじめられる原因はその名前によるものだけですか?

YESNO 名前のせいでいじめられましたが、原因はほかにあります

いいえ

少女の名前は照子(てるこ)ですか?(同級生「おい照子!また雨が降って来たぞ!お前照子(てるこ)でてるてる坊主なんだから外に出て雨やませて来いよ!」的な)

NO なんて理不尽なんでしょうかw

答え

道路の水がはねてびしょ濡れになった私は、通り過ぎたトラックを恨めしく見つめた。

私は雨が嫌いだ。水たまりはもっと嫌いだった。

きっかけは両親が離婚したことだ。
母に引き取られた私の苗字が変わって、名前が「水田真理」になった。
そんな名前はすぐさまクラスでもバカにされた。雨の日は必ず。水たまりの水をこっちに飛ばしてくる男子もいるほどだ。
どんどんエスカレートしていくのも目に見えてわかった。

私の不幸はすべて雨のせいだ。

またトラックがこちらに向かってきた。

私は傘を道端に落とした。
容赦なく降りつける雨が流れた涙と混じる。

雨が降る音の中、ブレーキの甲高い音がどこまでも響き渡った。
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