ウミガメのスープ

認められておめでとう!

作者: カゲリ

この優秀な国に、私は認められた。
「おめでとう」と言葉も贈られた。

私は絶望し、そして死んだ。


状況の補完をお願いします。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

私はおめでとうという言葉に絶望しましたか?

YES! 「おめでとう」に絶望しました。

褒められても嬉しくないようなことを認められましたか?

YESNO 認められて嬉しい事ではありません。そして「おめでとう」は褒め言葉ではありません。

はい

私は犯罪を犯しましたか?

YES その国では罪となります。が…

いいえ

自爆特攻は関係ありますか?

NO 関係ありません。ggったら某☆カード☆ゲームが出てきましたが…でも関係ないです。

いいえ

王を殺しましたか?

NO 「私」は誰も殺してはいません。そもそも…

私はこの国の国民ですか?

YESNO 「この国」が日本を指すならNO、問題文の国を指すならYESです。

はい

優秀な国で認められる価値観は、現代日本と同じ価値観ですか?

YES 現代日本では場所や立場によりますが、価値観はほぼ同じだと思います。ただ…

いいえ

私はこれから人を殺しますか?

NO 「私」は誰かを殺す予定も、そんな考えも持っていません。

いいえ

何かの試験に合格しましたか?

NO 試験や受験などに受かったわけではありません。

はい

認められるということは、何かに選ばれたということを意味しますか?

YES? そういう言い方も出来なくはないですが…

はい

私は殺されますか?

YES! 「私」は殺されてしまいます。ミスリード注意。

いいえ

悪徳商法は関係しますか?

NO 悪徳商法、詐欺などの犯罪は関係ありません。

はい

私以外に選ばれた人はいますか?

YES 沢山います。

いいえ

問題文での国において何らかの特殊な事態が発生してますか?

NO 文中の「優秀な国」はいつも通りです。

はい

文中の国が、何の面において「優秀」であるかは重要ですか?

YES 国として、全ての面において優秀、というざっくり設定です。

いいえ

私は優秀だから認められましたか?

NO! 真逆です。私は優秀ではないので、「あること」が認められました。

16より、あることは誰でもできることですか?

YESNO 問題の国であろうが現代日本であろうが、「わからない」と答えるしかありません。

はい

16より、「あること」とは死ぬことですか?

YES! 正確には死んだ後、ですね。

いいえ

「おめでとう」と言った人物の特定は重要ですか?

NO あまり重要ではありません。ちなみに解説では言った(伝えた)のは機械ですが、生身の人間でも支障はありません。

はい

核心この国ではあらゆる面で優秀であることがとにかく重要であり、私は優秀でないために「死後」が認められた。「おめでとう。」と言われた私は自分が優秀でないために「死後」が認められたと理解して絶望。その後「死後」に送られるために殺された、ですか?

YES! 大体あってます。後もう少し補完をお願いします。

いいえ

この国では優秀でないものの死体を有効活用しますか?

NO 死体は埋葬か火葬されます。死んだ後の体は重要ではありません。

「おめでとう」とは死ぬことで国の役に立てるよという事ですか?

YESNO 「役に立てるよ」よりかは「役に立ってね」の方がニュアンスが近いです。

いいえ

他の優秀な人の邪魔をするんじゃないよますか?

NO 邪魔だから殺すわけではありません。

はい

核心次はもっと優秀な人間に生まれ変わってね、ですか?

YES! 優秀な人間に生まれ変われる事が認められたよ、おめでとう!ました。

答え

【必要不必要】

この国において、「不必要」であることは「罪」である。



この国の全ての人間は「必要」か「不必要」かに分けられる。

「国の為にならない国民はいらない」とし、老若男女関係無く、国は国民を「選別」している。

全ての国民のありとあらゆる細やかな情報は国の管理局に送られ、複数のコンピュータにて保管、管理、選別が行われている。
全ての国民は機械に管理されていると言っても過言ではないだろう。

「要る人間」「要らない人間」の振り分けは、国の情勢によって度々変更される。
政治が不安定なら新しく政治家に相応しい人間をコンピュータが選抜し、前の政治家は「破棄」される。
また、政治に限らず国に必要な才能があると判断された人間は、早ければ三歳頃からその専門知識を叩き込む為に否応なしに養成所へと送られ、育成される。本人の意思はある様で無いに等しい。
破棄された人間…「要らないと判断された人間」は一度書類上で通告を受ける。四十日間判断が変更されなければ、その人間はその場で処分され、後々必要だと判断が変更されれば一度「センター」に送られ、更に半年程拘置される。
必要な時が来れば釈放されるが、やはり不必要だと判断が下された時…例えばより良い人材が現れた場合、即刻処分となる。
また、例え「必要な人間」でも、国外へ逃亡しようとした場合にも処分対象となる。

処分の方法も機械で行う。
対象者がセンターに居ない場合は処分専用の機械そのものが対象者の元に赴き、先ず言葉を贈る。

『貴方は新たに必要な人間として生まれ変わる事を認められました。
  おめでとう』

そして速やかに対象者の身動きを封じ、カプセルの様な筒を頭から被せ、内蔵された刃で首を切断する。
刃の他に、筒には対象者の血液と悲鳴を周囲に撒き散らさない工夫が施されている。周囲を配慮した結果だ。

斬首である理由は一般には晒されはいない。
「解雇」という意味の「クビにする」という言葉と掛けているという噂もあるが、所詮は噂でしかない。真相を知らないまま、国民は死んでいく。


この国は、だが近隣の国と比べて政治も経済も常に安定を保ち、治安も良い。
このシステムは国外に一切漏らさず、故に世界からは「優秀な国」と賞賛を受け続けている。

これが必要な人間だけを選別し続けた結果だった。



そしてこれまで国の為にあくせく働いていた私は今日、「おめでとう」という死刑宣告を受けた。

出来るならもう二度とこの国には生まれたくはない。

そう願った瞬間、私の首が飛ん───────────────────────

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