ウミガメのスープ

言葉の力

作者: 水上

授業中、ある生徒が私を睨みつけ、ノートを見せた。

「痛みのリスク…?」

私は慌てて教室を飛びだした。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

私は先生ですか?

YES!

いいえ

「痛みのリスク」は、その表記のままで書かれていましたか?

NO!!! ひらがな表記でした!!

はい

逆から読みますか?

YES!!!

いいえ

「痛みのリスク」は先生にしかわからないように暗号化されていましたか?

NO! 生徒は特殊な事情でこんな書き方をしました!

はい

生徒は苦しさの余り睨みつけながら、「くすりのみたい」と伝えていましたか?

YES!!! なぜ逆さまに書いたのでしょう?

いいえ

先生は黒板の方を向いていましたか?

NO!  正面から彼のノートを見ました

はい

核心生徒は留学生で、母国では右→左に書く習慣を持っていましたか?

YES!!!  正解です!!!

答え

授業中、留学生のアナンが突然苦しみだした。
急いで駆け寄ると何かを訴えるように必死の形相で私を見つめ、
急ぎ早にノートに何か書き記し、それを私に見せた。
そこには

「いたみのりすく  いしるく」

と書かれていた。

私は直ぐに感づき、彼の鞄の中から薬を取り出し、水がないことに気づいて慌てて教室を飛びだした。

彼はイスラエル人、公用語はアラビア語。
彼は慌てていたため、アラビア語の様に文章を右側から書いてしまったのだ。
彼の両親から持病を持っていることをあらかじめ聞いていたので、迅速な対応を取ることができた。



でも、ちょっと遅かった・・・
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