蛍が消える時
やがて長じてからは男女として意識し合うようになった。
とうとう少女が告白をする時がやってきて―――
そしてそれからおよそ一週間。
少年は住んでいたマンションの屋上から飛び降りた。
どうして?
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
飛び降りることで男は死にましたか?
YES 助かる高さではなくかったので、それが死因となりました
少年が飛び降りた時、少女は生きていましたか?
YES 生きていました
長じてとは、長い年月が経つという解釈でOKですか?
YES お互い成長していって、という意味になります
飛び降りた原因は少女にありますか?
YES 原因は少女にありました
告白とは愛の告白ですか?
NO しかしニュアンスはそれに近いものでした
一行目の男と飛び降りた少年は同一人物ですか?
YES 正解に関わる登場人物は文中の二人のみです
男と女は互いに愛し合っていましたか?
NO 想いは既に一方的なものとなっていました
タイトル重要ですか?
NO …すみません、私の単なる趣味でございます
女は男を愛していましたか?
YES 深く愛していました
少年は自殺したのですか?
YES 少年は飛び降り自殺をしました
少年は少女を恐れていましたか?
YES では少女の何を怖れていたのでしょうか
少女は告白をしたのですか?
YES 一つの告白をしました。単純な“好きです”というものではなかったようですが
男にとって女の愛は辛いものでしたか?
YES 彼の心を蝕むものとなっていました
女は男に対してストーカー的なことをしていましたか?
YES 彼女のある行動に追い込まれた結果として、少年は自殺してしまいました
少年が自殺した事を、少女は悲しみましたか?
YES 少女は彼を深く愛していましたから、当然深く悲しみました
女は男を監視し続けていましたか?
NO ですがある程度は彼の行動などを把握できました
幼いころを知っていたことは関係しますか?
YES! 大いに関係します
幼い頃から互いによく知っていたため、女は男がどんな行動するかがわかっていましたか?
NO それ以上に大きな理由がありました
少年と少女は血が繋がっていますか?
YES! エピソードの輪郭が立ち表れてきたでしょうか
親の話は出てきますか?
NO 両親は生きていますが、物語には登場しません
少年だけがお互いが血縁関係にあることを知っていましたか?
NO 二人ともが知っていました
二人は兄妹(姉弟)?
YES 兄妹です
二人は幼い頃は愛し合っていましたか?
YES とはいえ、それはあくまで家族としてのものでしたが
少年 「好きなんだ!」 少女「ゴメン!わたし、ほかに好きな人がいるんだ」と告白?
NO 少年は何も言いませんでした
参加します!
YES ありがとうございます
禁断の恋 に絶望して飛び降りた?
NO はっきりと絶望に追い込み、自殺を止む無くさせた出来事があるようです
少年には他に好きな人がいる?
YES 解説にも現れる重要な要素です
少年以外の死人はいますか?
NO この物語では少年だけが死にました
一週間の間に少年を追い詰める事があった?
NO 少なくとも彼にとって大きな出来事はありませんでした
妹の告白は、少年が好きな女の子に関することだった?
NO
26 回答より 少女は悪意を持って少年を追い詰めた?
NO あったのは悪意ではありませんでした
核心「告白」とは「少女の妊娠」ですか?
YES! 少女は少年に、自らの妊娠を告白しました。正解といっていいでしょう
答え
――二人は兄妹だった。
始めての妹を可愛がった兄に、その妹。
だから幼い頃から純粋に仲が良かった。
幼少時の性的な興味を、禁忌と知らずにお互いで充足させる事も、そして自然とするようになった。
そこに彼らの間で違いを述べるとするならば――――
妹は成長につれて、それをしてはいけないのだと知って尚も止めようとする事が出来なかった。
知った時には既に兄を異性として愛してしまっていたからだ。
彼女は兄そのものを男性として意識していた。
兄も成長につれて、それをしてはいけないのだと知って尚も止めようとする事が出来なかった。
知ったとしても、即時的な性欲は少年にとって抑え込み難いものだった。
彼は妹の身体だけを女性として意識していた。
しかし、兄にとってはそれに並ぶか、もしくはそれ以上の理由がもう一つあった。
兄は一度だが、これはよくない事だから、もう止めよう、適切な距離を置こうと妹に言った事がある。
だが妹は当然聞き入れずに、関係をダシに兄を脅迫した。
自分を受け入れなければ、二人の事を両親にも友人にも公開すると。
ずるずると続いて、挙げ句二人が高校生にもなって――――
兄には級友の中に、愛する人が出来た。
彼女は妹とは真逆の、さばけて開放的な性格をしていた。
今こそ現実に向き合い、それを清算しなくてはならないと決意した。
だから幾日も掛けて根気強く妹を説得しようと試みたが――やがて想い人たる級友の事が、妹に知れる事となった。
妹は何をしてでも兄を繋ぎ止めねばならないと焦って、だから一つの嘘をつく事にした。
ある夜に、兄を自分の部屋に呼び出して、嘘の告白をする事にしたのだ。
「あ か ちゃ ん が で き た の」
兄は息がつまり、その場に昏倒しそうになった。
二人の忌まわしい結びつきが、はっきりと形になってこの世に出てきてしまう。
それだけは妨げなくてはならない。
堕胎を迫るにしろ、妹が納得する筈もないし、誰かに明かして相談する事も問題外。
ならば彼女を殺して埋めてしまおうか―――出来る筈もない、それは殺人だ。
煩悶し続けても解決策は見つからない。
妹はひたすら答えをせっつく。
昼日中はメールで、夜は直に面と向き合って、ひたすら。
だから――
もういいかげん
楽に、なってしまおうと思った。
— 初出題です、よろしくお願いします
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