Farewell-Talk
久しぶりに会った二人の会話は尽きず、夕方になってやっと、Aは女と共に帰って行った。
この後、Aは涙を流すこととなる。
どういう状況だろう?
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
子供を放置してましたか?
NOです!
家が焼けてましたか?
NO! 家に変化はありません。
重要な登場人物はA、B、女の3人ですか?
YES! 3人以外出てきません。
A、B、女は全員人間ですか?
YES!
死人は登場しますか?
NO! ただし、この物語の中では、と言ったほうがいいかもしれません。
誰かの葬式で集まったときに会話していましたか?
NO!
長話のせいで、何か、手遅れになりましたか?
YES,NO! 長話のせいではないですが、手遅れだった、と感じた人はいます。
A,B,女以外の誰かが死にますか?
YES,NO! この物語では死人は出ません。しかし、この後一人が死ぬでしょう。
AとBが話していた時間の長さは関係ありますか?
YES,NO! そこまで関係は無いです。 しかし、長く話したからこそ、と言うのはあります。
A、B、女に血縁関係はありますか?
YES! みんな血が繋がっています!
A、Bどちらかと女は結婚していますか?
NO!
8の回答にある「一人」とは、 A、B、女以外の誰かですか?
NO! 3人のうちの誰かです。
8の回答にある「一人」とはBですか?
YES! Bはそのうち死んでしまうでしょう。
BはAと話しているとき、自分が死ぬ運命にあることを知っていましたか?
NO、でしょうね。 ミスリード注意。
では、AはBと話しているとき、Bが死ぬ運命にあることを知っていましたか?
NO! 知らなかったからこそ、です。
Bの死因は事故死ですか?
NO!
B
YES! 病気が特定できれば、答えはすぐそこです!
Bha
NO!
Bが病気であることは、A,B,女の全員知っていましたか?
NO! 重要です。
Bが病気であることは、A,B,女のうち誰かは知っていましたか?
YES! 一人だけ知っています。ミスリード注意!
A,B,女は母、祖母、娘ですか?
NO! しかし、惜しい!
Bの祖父の死因は心筋梗塞や脳梗塞のような突然死ですか?
NO! 突然ではありません。もっとじわじわと・・・
Aの涙の理由は、のちに祖父が死ぬことになることを知ったからですか?
YES、NO! それもあるでしょう。しかし、もっと大きな原因となったことがあります。
AがBと話さなければ、泣くことはありませんでしたか?
YES! 話さなければ、彼はBの死まで泣くことは無かったでしょう。
AはBと何か約束しましたか?
NO! 特に何かの約束などはしていません!
そしてそれは、いつか祖父と ソフ ト ボール する約束でしたか?
NO! なんというピンポイント狙いw
Aの涙は、「Bの病気を知ってたら○○したのに、或いはしなかったのに」的な後悔ですか?
NO! 後悔ではありませんね。悲しみの涙です。
感染は関係ありますか?
NO! 感染する病ではないですね。
Bは、自分の本当の病名を教えられていなかったのですか?
NO! 教えられていました!
Aのお母さんはこの話に必要ですか?
YES! お母さんの対応によっては、こうはならなかったかも・・・?
Bは自分の病名について忘れてしまっていますか?
YES!! 忘れてしまっています! これでBの病気は判明できたでしょうか?
誰かが手遅れだと感じたのは、会った事が久しぶりだったことに関係しますか?
YES…ですね。 誰かは何かを隠していました。
BはAと話しているとき、誰としゃべっているか判っていましたか?
NO! Bは、知らない子と楽しく会話していました!
核心Aは久しぶりに会ったBが、すでに自分のことをAだと分からなくなってしまったことを悲しんで泣きましたか?
YES!正解です! 解説いきます!
核心Bはアルツハイマー病ですか?
YES!正解です! 解説いきます!
答え
祖父の家はA君の家から電車で1時間ほどの所にあり、A君は時間があれば車で送り迎えをしてもらい祖父の家へお泊りに行っていた。
しかし最近、母に「お泊りに行きたい」といっても、返ってくる返事はいつも「また今度ね」。
何度聞いても、同じ返事ばかり。理由も答えてくれない。
そんなことが続き、冬休みのある日、A君は決意する。
「ボクが一人で、行けば良い」
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最近物忘れが酷い。夏、久しぶりに顔を見せた娘にそう告げられて、腹が立った。
自分がいつ物忘れをした?お前の記憶違いだろう。
そう返しても、娘は「いいから一回病院に行って?」と泣きそうな顔で行ってくる。
確かに小さな事を忘れることは人並みにある。しかしその人並みの物忘れで、どうして病院などに。
腹が立って仕方なかったが、一度見てもらえば娘も気が済むだろうと思い、仕方なく二人で病院に行くことにした。
下された結果は・・・「アルツハイマー病」
私は愕然とした。自分がアルツハイマーだって?
隣の娘は「やっぱり」という顔をして、涙を流した。
その反応を見て、私は全てを悟った。
私が「忘れたこと」を「忘れて」しまったのだ、と。
医師から病気の説明を聞き、親しいものまでも忘れてしまう事を知る。
そして私は、娘に告げた。
「もう孫には会わない」と。
あの子は私によく懐いている。そして私もあの子のことを本当に大事に思っている。
だからこそ・・・ 悲しい思いをさせたくなかった。
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「おじいちゃん、ボクだよ!今日は一人で来たんだ!」
「こんにちは。ええと、どこの子かな?まあ、今日は寒いからね。中で温まっていくと良い。」
おじいちゃん?何を言っているんだ?
「おじいちゃん、ボクだって!Aだよ!」
「はて、君に会うのは初めてだったと思うが・・・。まあ、早く上がりなさい。そこは寒いだろう」
そうか、おじいちゃんは冗談を言っているんだ。
ボクがあまり遊びに来なかったから、イジワルしてるんだ。
家の中にあがり、いつもと同じように、話す。
楽しかったこと、嬉しかったこと、相談に乗ってもらいたいこと。
こうしていないと、涙が溢れてしまいそうだったから。
おじいちゃんは、嬉しそうにボクの話を聞いて、そして自分も色々と話してくれた。けど、「孫」というより「友達」に対する態度に近い、どこか他人という壁があるような雰囲気で。
おじいちゃん、早く嘘だと言ってよ。これじゃあ、本当に忘れられているみたいだよ。
夕方になり、Aは耐えかねて母に電話を掛けた。
「お母さん、おじいちゃんが変なんだ」
母はすぐに迎えに来てくれた。
「この子の親御さんですか?この子のお話はとても楽しかったです。」
にっこりと笑う、おじいちゃん。
母は、「ええ」と笑い、お礼を言ってボクを家から連れ出した。
車の中は無言で。もちろんボクも、混乱してて喋れなくて。
家に帰っておじいちゃんの話を聞いて、思いっきり泣いた。
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