ウミガメのスープ

【ラテクエ にぃー】 裏山の動物

作者: yan

海亀村の裏山には、不思議な動物がすんでいる。
比喩や言い伝えではなく実際に存在する動物なのだが、
その動物とは、子供の時にだけ会うことができるというのだ。

一体、これはどういうことだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

子供の時=動物の子供の時ですか?

NO 定番質問化してますなw

はい

会いに行く側は人間ですか?

YES 人間の子供が会いに行きます ただ、「会いに行く」というか…

大人はその動物に会おうと思えば会えますか?

YESNO 会おうと思えば「会える」というか…

いいえ

その動物は子供を呼び寄せますか?

NO むしろ逆かな…?

いいえ

その動物はカブトムシですか?

NO 昆虫ません というかそもそも…

いいえ

大人は、その動物を警戒して、会わないようにしていますか?

NO! 「警戒」しているわけではないし、そもそも「警戒」する必要もありません なぜなら…

はい

その動物は、生きていますか?

YES その「動物」は生きています ただし…

いいえ

その動物は既に絶滅していますか?

NO その「動物」は絶滅していません ただし…

いいえ

生贄ですか?

NO いけにぇー! ません! ただし、子供たちは、その動物に会うと「食べられちゃう」と思っています!

動物は、トランスフォーム(変身) ますか?

YESNO? トランスフォームと言えばいえるのかな?

はい

その「動物」は人間だったりします?

YES!!!!! その「動物」の「正体」は人間です! どういうことでしょう?

はい

核心「あの裏山には化け物がいる」大人たちは子供が危険な裏山に近づかないようにそうしつけていた、それでもいうことを聞かない子供にお灸をすえるために時に仮装して・・ですか?

YES! ほぼ正解です! 一応、10分まで補足&ネタタイムとします

答え

「迷っちゃった… 暗いよ、怖いよぅ…」
ボクは、一人で夜の裏山に来てしまったことを後悔した…


海亀村の裏山には、ヤマネコドンという怪物が住んでいるらしい。
いい子にはやさしいが、悪い子は頭からガブリと食ってしまうのだ。

「こらー!イタズラばかりしてると、ヤマネコドンに食われちまうぞ!」
「いやーーー!ごめんなさい!もうしません!」

子供はみんな、ヤマネコドンの名前を出されると大人しくなるのだった。


亀夫も、そんな子供の一人だった。仕事で父親が家を空けがちな寂しさを
紛らわせるためか、しょっちゅうイタズラをしては怒られていた。

そしてとうとう、ある日、父親の部屋にあった大事な壷を割ってしまう。

「亀夫!あれほど、お父さんの部屋には入るなって言ったのに!」
「だって、だって…わざとじゃないもん」

「そういう問題じゃないでしょ!本当、アンタったらイタズラ好きなんだから」
「だって、だって…! うわあああん、お母さんのバカー!!」


亀夫は、家を飛び出します。そして足は自然と裏山へと向かいました。
「ボクはいらない子なんだ…ヤマネコドンに食べられたって、かまうもんか!」

…そして、冒頭の場面。 道に迷い、あたりは真っ暗。亀夫は泣きそうです。

ガサリ。 亀夫の後ろで、物音がしました。

そこには… クマのように巨大な、ズングリしたネコの化け物がいました…!
亀夫は驚き、怖くて、足がすくんで動けません!

…しかし、ヤマネコドンは、そこから動こうとしません。じっと亀夫をみつめるだけです。
奇妙な沈黙が続いた後、ヤマネコドンが亀夫に声をかけました。

「やぁ、こんな夜更けにどうしたんだい?村はこっちのほうだよ」
(しゃ、しゃべった!!!) 「ま、迷ったんだよう。キ、キミ、ヤマネコドン? ボクを食べたりしない?」

「うん、キミが良い子にしてればね…」
「うん!ボク良い子にしてる!だから食べないでー!」

「…わかったよ。怖がらないで、こちらへおいで」
亀夫は、おそるおそる近づきます。そっと触って見ると、毛がフカフカしてました。思わず、抱きつきます。

「うわーん、こわかったよー」
「もう大丈夫、オイラについておいで」

そして、亀夫はヤマネコドンと手をつなぎながら、山道を歩きます。歩きながら、いろんな話をしました。
お父さんのツボを割っちゃったこと。でもワザとじゃなくて、汚れていたツボを掃除してあげるつもりだったこと…

「亀夫くんは、イイ子だね。きっと、パパもママもわかってくれるよ…ほら、もう村の明かりが見えてきた」
「あっ、本当だ! …ねぇヤマネコドン、また、会えるかな?」

「…いや、オイラはあまり人には会わないんだ。悪い子の所にはいくけど、そのときは食べちゃうからね?」
「わ、わかった!イイ子にしてる! …じゃあ、ここでお別れだね…」

「そうそう、オイラにあったことは、みんなには内緒だよ?約束できるかい?」
「うん!! 秘密にする!! …もししゃべったら…?」

亀夫は、イタズラっぽく言います。そして、二人同時に
「「たべちゃうぞー?」」 と言いました。そして顔を見合わせ、笑い出します。

「さぁ、もうお行き…元気でね」

そして亀夫は家に帰り、両親とたんと話して、仲直りしました…

時は流れ、亀夫も高校生になりました。もう一度ヤマネコドンに会いたい…あれは夢だったんだろうか?
亀夫は、山にもう一度登りました。やはりヤマネコドンらしき影は見当たりません。そのかわり、妙なほら穴が…

「…? ! これは…!!」

そして亀夫は、大人になりました。 子供も生まれ、かっての亀夫と同じくらいの年まで育ちます。

「こら!亀郎!いい加減にしなさい!ヤマネコドンに食われちゃうわよ!」
「ママのバカー!いいもん、ヤマネコドンに食われてやるんだー!」

「ああもう!亀郎! …あっ、パパ! あの子ったら…」
「やれやれ、まったく、本当にオレの子供のころそっくりだな…」
亀夫は苦笑しながら、追いかける準備をし始めます。

「…”アレ”、使うの?」
「ああ、もちろん。けっこう、きついけどな、暑さとかにおいとか…じゃあ、行ってくるよ」


「迷っちゃった… 暗いよ、怖いよぅ…」
道に迷い、あたりは真っ暗。亀郎は泣きそうです。

ガサリ。 亀郎の後ろで、物音がしました。

そこには… クマのように巨大な、ズングリしたネコの化け物がいました…!
亀郎は驚き、怖くて、足がすくんで動けません!

…しかし、ヤマネコドンは、そこから動こうとしません。じっと亀郎をみつめるだけです。
奇妙な沈黙が続いた後、ヤマネコドンが亀郎に声をかけました。

「やぁ、こんな夜更けにどうしたんだい?」


そして、亀郎も無事、家に帰ってきました。

「亀郎!もうこの子は、心配かけて…」
「ママごめんなさい! …あっ、パパ…」

「亀郎、大丈夫か?おなかすいたろう、ご飯にしようか」
「うん! あのね、パパ…」

「なんだい?亀郎」
「…(ボソッ)ありがとう、ヤマネコドン」

そのやりとりを聞いていた亀夫の父、亀吉はクックックと笑います。
「うちの孫は、ずいぶん賢いじゃねぇか。おめぇとは大違いだぜ」

「うっせぇ!今はほら、テレビとかネットとかあるし、子供も現実的なんだよ」
「まぁ、そうだな。高校生の時に気づいただけでも、ワシよりはマシか」

「…オレからも、礼を言わせてもらうよ。あの時はありがとう、ヤマネコどん」
「ばっ…! 今さら何いいやがる! 照れるじゃねぇか!」

「はははっ、亀郎の時代は、どうだろうなぁ。あいつも”ヤマネコドン”になる時がくるのかな?」
「さぁなぁ。別に、”いい子”にしてりゃあ会うこともないんだがな!」

「…つーことは、うちの家は代々、イタズラっ子が多いってことかな?」
「少なくとも、3代はつづいてらぁな」

そして二人して顔を見合わせ、大笑いする。

ヤマネコドンの言い伝えは、これからも続くだろう。
だが、実際にヤマネコドンに会える子供は、少なくなっていくんのであろう…
保存しました

参加者に解説を表示中。各自が封を開けます。

💬 参加者チャット

この問題、気に入りましたか?

📺 配信・対面での出題にご利用いただけます。ご利用のルール(出典・改変について)