ウミガメのスープ

「先祖の遺産のおかげじゃない!」

作者: yan

ご先祖様の遺産のおかげで、私は世界を救うことが出来た。

しかし、すべてが終わったとき。

それは決して「ご先祖様の遺産のおかげ」ではないことに気づいた。


どういうことだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

「ご先祖様の遺産」とは、目には見えないものですか?

YES&NO 両方あります ただし世界を救う助けになったのは「目には見えないもの」のほうです!

いいえ

言葉遊び要素はありますか?

NOかな? 今回はけっこう複雑かもです

いいえ

私の家はスーパーマンの家系ですか?

NO! ですが遺産=「遺伝による能力」という点はあってます!! GJ!

「ご先祖様の遺産のおかげ」ではなく「私の努力の賜物」ですか?

YESNO かなり違うけど、かすってる部分はあります!!!

いいえ

遺伝による「能力」は、私の代で変化が起きましたか?

NO! むしろ「まったく変わってない」んです!!!

はい

「遺伝による能力」とは超能力のようなオカルトの類ですか?

YES! モロに超能力です! どんな超能力!?

いいえ

読心術のような能力ですか?

NO かなり強力な能力です! わりと最強・特殊系な!

いいえ

もうひとつの問題と関連しているということは…反魂の能力ですか?

NO もっとゲームシステム的というか、メタ的な能力というか

時間を巻き戻せちゃいますか?

YEEES! 時間移動能力者でした!! GJ!

いいえ

攻撃系の能力ですか?

NO 時間移動だから特殊系ですね でも最強に分類される系統ですよね!

時間を移動した結果、ご先祖さまはそれぞれの時代で「生きている」ので、厳密には「遺産」ではない…ですか?

YESNO かなり近いけど!

核心先祖=自分だった?

YEEES! タイムワープした自分=ご先祖様でした!!

核心ご先祖様が自分ですか?

YEEES! 結婚しながら正解 おめでとうございます!!

答え

私は竜宮姫子。竜宮の乙姫の子孫なの。
…信じてないでしょ?確かに私も、ご先祖様の戯言だと思っていた。

けど、私の身の回りでおきた事件をきっかけに、それが真実だったのだと思い知らされた。
親しい人たちが事故でなくなったのをきっかけに、私は過去に跳躍する力に目覚めたの。

私のルーツを遡って調べたところ、「乙姫」と呼ばれる時空間移動能力者がいたみたい。
そのご先祖様の能力のおかげで、私は運命に立ち向かう力を得ることが出来たのよ。

でも、事態は思うほど簡単じゃなかった。
歴史を繰り返すたび、よりひどい結果になってしまう。

何回目かには、とうとう世界が滅んでしまったり…
どうして?! 世界が、歴史を変えないように働きかけているの?

だけど、次のループで、真相が明らかになった。
「ウラシマコーポレーション」という、タイムマシンを使って世界を征服しようとする企業が黒幕だったの!

今までうまくいかなかったのは、向こうも歴史に干渉していたから…
というより、今までの悲劇自体、連中が私の能力を恐れて殺そうとした結果だったのね。

真相がわかれば、手の打ちようもある。私は仲間と一緒に先手を打って、ウラシマコーポの策を潰していく。

でも、研究所の最深部…”ウミガメのゲート”と呼ばれるタイムホール発生装置を前に、私たちは迷っていた。
単に装置を破壊するだけでは、ホールが暴走して、世界を破滅に導いてしまう。

私の力でゲートを異空間に飛ばすしかない…。
私、がんばったわ。なんとか、ゲートは亜空間に葬ることが出来た。

けど、私も時空の狭間に巻き込まれて、千年以上前の世界に飛ばされた。
私の力は、過去に飛ぶことしか出来ない。もう、みんなのいる世界には戻れない…

私は、その時代で生活を始め、家庭も持った。
そして、そのうち…私と一緒に過去に飛んできた、ウミガメのゲートのブラックボックスを発見する。

それは、周りの時空を歪め、時の流れを緩めたり、逆に、迂闊に触れるものの時を早めて老化させたりした。
「玉手箱だ…!」全て理解した私は力を使って財を成し、竜宮城を建てた。「それ」を覆い隠し、保管する為に。

いつか、これを「浦島太郎」が取りに来るのだろう。私はもう年老いている。子孫に任せるしかない。
そしておそらく、何代目かの「乙姫」が、浦島太郎に恋をして、禁を破ってしまうのだろう。

なんのことはない。「私の能力」 は 「先祖の遺産」 ではなく、自分自身の能力だったのだ。
そして、私か残した 「玉手箱」 をウラシマコーポが発見・解析して、タイムマシンを作る…

ニワトリが先か、タマゴが先か…
タイムパラドックスについて考えることほど、不毛なことはない。私は考えることをやめた。

今は、自分の出来ることだけやろう。
私の力は、先祖の遺産ではない。未来の子供たちに託す、希望なのだ…
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