ウミガメのスープ

父の不名誉

作者: 世留子


き者の父の背中を見て育った娘。
いつもありがとう、と伝えたかった。

それが、父の不名誉になるとは知らずに。

何が起きたのだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

娘は超ハデな柄のネクタイを贈りましたか?

no! セクシーダイナマイトなお姉さん柄のネクタイは贈りませんでした。

いいえ

父の職業は重要ですか?

no! “職業”はあまり重要じゃないです。でも……

はい

娘はプレゼントをしましたか?

yes! 結局、プレゼントしました。

いいえ

誰か死にますか?

no (´;ω;`)

いいえ

マックな人にウィンドウズ送っちゃいましたか?

no それはひどいw

いいえ

父の背中に文字通りありがとうの【文字】を書きましたか?

no 書いてません。

いいえ

父は背中に【イタズラ】してますか?(イタズラ=刺青)

no 千手観音の落書きはしてません。

はい

娘は子供ですか?

yes!! 子供です!

はい

プレゼントは物ですか?

yes! いちおう、物です。

いいえ

父は無職ですか?

no! ちゃんと働いてます。

いいえ

娘は父の浮気相手との隠し子ですか?

no

いいえ

父の不名誉とは社会的な地位が揺らぐようなことですか?

no!! 仕事に支障が出るような不名誉ではありませんでした!

いいえ

父の年齢は関係ありますか?

no 関係ありません。

いいえ

父の家庭内地位が下がりますか?

no! “家庭内”では下がりません。

いいえ

お母さんの存在は重要ですか?

no 解説には出てきますが、重要ではありません。

設定は現在ですか?

yesno? 過去の話なので“現在”とは言わないかな?

はい

問題文の父は同一人物ですか?

yes 同一人物です。

いいえ

父は仲間から からかわれましたか?

no ……恐らくは。

いいえ

プレゼントは身に付けるものですか?

no!

いいえ

そのプレゼントは娘が父の役に立つと思って用意しましたか?

no 特に役に立つものではありません!

はい

登場人物はすべて人間ですか?

yes “お父さん”という名前のインコではありません。(祖母が飼ってた)

いいえ

父は「いつも」仕事ではない何かをしていましたか?

no 普通に、仕事をしていました。

いいえ

実はこの問題を出題したのは夜狐さんの娘ですか?しかし答が無いとか?

noooo どうしてそうなった?!

不名誉とは父にとっては恥ずかしいことでしたか?

ye……s? ある意味恥ずかしいと感じていたかも知れません。

いいえ

美味しいものが好きな父の為にくさやをプレゼントしたが、ご近所さんから、「あのお宅臭いわ!」「ご主人臭いわ!」と言われてしまいましたか?

no (*´・д・)(・д・`*)ヒソヒソ

いいえ

お父さんの絵を描いたんだけど、家でカツラをはずしてる姿をかかれてしまいましたか?

noooo!!! しかし“絵”重要です!!!あげたのは“絵”でした!

いいえ

2より父の役職は重要ですか?

no 重要ではありません。

いいえ

プレゼントは食べ物ですか?

no 絵でした。

はい

プレゼントは手作りですか?

yes 手描きでした。

いいえ

父の秘密を漏洩しましたか?

noかな? 秘密、というか。

いいえ

虐待していると思われましたか?

no!!! 虐待とまでいきません

核心家族の絵を描いたんだけどお父さんだけ後姿で、お父さんは家庭を顧みないんだと勘違いされましたか?

yeeeees!!!!! 家族は描いていませんが、正解です!解説いきます!

はい

絵には父が描いてありましたか?

yes それはもうでかでかと。

いいえ

「おとうさんのいちにち」というタイトルで絵を描いたら寝るときしか家に帰ってこないことが明らかになりましたか?

no! 描かれていたのは朝の父でした。

いいえ

父の背筋が鬼の顔のようでしたか?

no! 優しいお父さんだよ!怖くないよ!

はい

よるこさんがお父さんを書きましたか?(*´ω`*)

yes(・∀・) 描きました。犯人は私です。

答え


か、父の日が近づく6月でした。
幼稚園で「おとうさんいつもありがとう」の絵を描くことになった私は、画用紙の上でクレヨンを動かしました。
他のこどもたちはお父さんのお仕事の姿や、一緒に遊んでもらったこと、ご飯を食べたことなどを描いていたのだけれど、私の絵はどうやらその子たちのものとは少し違っていたようです。

“玄関から出ていくお父さん”

自信作でした。

他に描くべき思い出はいくらでもあったはずなのですが、毎朝慌ただしく仕事に出ていく父の背中を見て育った幼い私にとって、その姿こそが父のイメージだったのでしょう。
その様子が世間一般には『子供に構わない父親の象徴』であるとは考えもしなかったのです。

結局暫しの展示期間を経て返却され、手渡したその絵を見て「これ、飾られてたの?」と言いながらがっくりと肩を落とす父の様子を見て幼稚園児ながらに何やら申し訳ないことをしたのだとわかったのですが、時既に遅し。
私は自ら父に“家庭を顧みない父親”という不名誉なレッテルを貼ってしまったのでした。

その絵は後々まで母とその友人、幼稚園の先生たちにとって笑い話のタネになりましたとさ。

……お父さん。ごめんなさい。

— 家族は大事にしようね。

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