しかしそれこそ、今の私たちには大事なものだった。
本来、あるはずのないもの。
だが、それは今、確実に存在した。
私は、それを振り絞って、最大限の効果を発揮した。
…後ほど、私たちは勘違いをしていたことが判明したが、大きな問題ではなかった。
状況を補完して下さい!
【ウミガメ】【闇スープ】

それは今、確かに存在していた

ひとまず確認。アンドロイド、お嬢様、SF要素はありますか?

YES! YES! YES! [良い質問]

受験は関係ありますか?

NO それも面白そうなストーリーが作れそうですね

そして恒例。言葉遊び要素はありますか?

YES! 恒例でございます、お嬢様。 [良い質問]

登場人物は二人(アンドロイド含む)ですか?

NO ほかにチョイ役が出てきます

それでは、私は小さな女の子ですか?

NO 「私」は少女のほうではありません。が、「私たち」の片方は女の子です![編集済]

前回までの問題を経ていなければ解けない部分はありますか?

YESNO 「私」の正体さえわかれば、真相にたどり着くことは可能でしょうが、流れが大きなヒントになるのは確かです

私はアンドロイドですか?

YES! アンドロイドの私が、「取るに足りないもの」「存在しないも同然」と言われたものを振り絞りました! [良い質問]

彼らは取るに足らないと言われた物を勘違いしましたか?

YES というか「取るに足りないもの」の言い回しが重要です。ロボットの彼も、少女も、その意味を知らなかったのです。そして、これは私がロボであることが重要です。[編集済] [良い質問]

英語は関係ありますか?

NO むしろ、慣用句?[編集済]

四字熟語は関係ありますか?

NO? 漢字4文字の熟語ではないですね。ひらがな含めて4文字になります。

私が「効果を発揮」して何をしたかは重要ですか?

NO ようは、火事場のバカ力的なものを発揮したのです。ロボなのに。

路傍の石=ロボの意志ですか?

YES!! 細かいところは余談なので、解説いきます![編集済] [正解]
火気を持たずとも、駆動系の格闘だけで敵を倒すことができる。
だから、武器のない今の状況でも十分戦うことができる。
敵も補給不足らしく、私の装甲を敗れるような攻撃は皆無だった。
指揮官にあたる人物を倒せば切り抜けられる…そう思った時。 やつが現れた。
10m近い巨体。敵軍の格闘型ロボット、通称”ゴリアテ”だ。
やつも、銃器などの装備なしで長時間の戦闘が可能だ。今回のような長期戦では重宝するだろう。
敵の司令官が勝ち誇ったような笑いをあげた。
「ははは!残念だったな!このゴリアテの前では、貴様など取るに足りない、存在しないも同然の路傍の石よ!」
…今までの私なら、普通に聞き流していただろう。だが、なぜかこの時だけは、我慢がならなかった。
…そう、感情を持たないはずの、このロボの私が、だ。
「違うわ!そんなことないもん!」 いつの間にか、お嬢様が部屋から出てきていた。
「バトは優しいもの! ちゃんと心を持ってるもの!」
「…はぁ?キミ、何を言ってるのかね?」 司令官は、困惑気味だ。
「彼女の言うとおりだ。…存在しないも同然? 違う!私の意志は、確かにここに存在する!」
「いや…おまえら、何言ってんの?」
「取るに足りないかどうか確かめてみろ!この私の、ロボの意志をな!」
私はそういって、関節駆動系のサーキットをオーバーロードさせた。モーターが異常回転し、奇妙な音を立てる。
通常の私のスペックではありえない速度、そして戦法だった。彼らには、私の動きが見えなかったろう。
私の体が緊急停止すると同時に、ゴリアテは膝関節の裏側を破壊され、司令官の側に倒れ掛かった。
その後、私たちは援軍によって助け出された。
…敵司令官の言ったのは「路傍の石」で「道端に落ちた石ころ」という意味だと私たち二人が知ったのは1月後のことだった。
「まさか、二人とも同じ勘違いをしてたとはな」
「あはは!でも、それだけ気持ちが通じ合ってたってことじゃない?」
「…そうだな。そして、そんな勘違いは重要じゃない。なぜなら…」
「なぜなら?」
「確かに、私の…”ロボの意思”は。あの時も、そして今も、存在しているのだから」
「…ねぇ、バト?」
「はいはい、なんですか?お嬢様?」
「私、バトのこと、だーい好き!」
「…私もですよ、お嬢様。」