毎朝通勤の度に地下鉄構内で何やらぶつぶつ言ってる一人のホームレスの男がいた。
男の近くの壁に寄り掛かり内容を盗み聞きした。
目の前をおばさんが通る。すると男は「豚」と呟いた。
私は思った。なんだただの悪口か・・・。
次に普通のビジネスマンが通る。すると男は「人」と呟いた。
あぁ、まさに普遍的人間って感じの人だな…。
別の日、暇潰しにまた盗み聞きしてみる。
男の目の前をやつれた男が通る。すると男は 「牛」と呟いた。
次に典型的な肥満の男が通る、すると男は 「魚」と呟いた。
私は家に帰り考えた。
もしや、次に生まれ変わる生き物、すなわち転生を言い当てるのか!?
その後、何度もホームレスを観察しているうちに疑問も確信に変わった。
ある日思い切ってホームレスに疑問をぶつけ、能力を身につける方法を教えてくれと懇願した。
ホームレスは淀んだ目で私を見つめた後、私の頭に手をかざした。
次の日からホームレスはいなくなった。
私は能力を身につけた。
そのとき私は恐ろしいことに気が付き背筋が凍りついた。
なぜだろうか?
【ウミガメ】【闇スープ】

「私」には通る人達が動物のような姿で見えるようになりましたか?

NO.

「私」はホームレスの能力について誤解していましたか?

YES! [良い質問]

ホームレスの能力は、その人の名前に含まれる漢字の「へん」がわかるというものでしたか? [編集済]

NO.

どちらかというとしょぼい能力ですか?

YES. 私も最初はあまりのくだらなさに笑ってしまいました。

前の日に食べたものが分かる能力ですか?

ほぼYES!前日じゃないんです! [良い質問]

では,「好きな食べ物が分かる」?……カニバリ系?

あれ離れた!?Σ(゜゜;) 5はほぼ正解なんです。前日じゃないだけなんです。ついでにまとめてくれると嬉しかったり。

実はそれは「その日の朝食(あるいは最後に食べたもの?)が分かる能力」で,「普通のビジネスマン」が「人」を食べていたことに気づいて……ですか?

YES! 解説行きます。 [正解]
しかしそれは期待するものとは違っていた。
ただ単に、その人が直前に食べたものだった。
私はあまりのくだらなさに笑ってしまった。
そのとき私は思い出してしまった。
普通のビジネスマンが通ったあのとき、男は「人」と呟いたのだ。
私はふと人ごみを見回してみた。
背筋が凍りついた。