1/2の純情な勘定
食べ終わって勘定をしようと思った男は,そば屋の店主に聞きました。
「このそば,いくらだい?」
「ええと,十六文です。」
「あいにく小銭しかねえ。手に置くから,手をだしてくんねえ。」
「へい。これに願います。」
「一つ二つ三つ四つ五つ六つ七つ八つ… 今,何刻(なんどき)だい?」
「九刻(ここのつ)で。」
「十 十一 十二 十三 十四 十五 十六。ごちそうさん。」
男は立ち去りました。
この様子を傍から見ていた亀夫は,先ほどのやりとりの中で,男が一文ごまかしたのを見抜いた。
数日後,亀夫は小銭を用意して,あの男が使った手法で勘定をごまかすために,屋台でそばを食べていました。
食べ終わって勘定をしようと思った亀夫は,そば屋の店主に聞きました。
「このそば,いくらだい?」
「ええと,十六文です。」
「あいにく小銭しかねえ。手に置くから,手をだしてくんねえ。」
「へい。これに願います。」
「一つ二つ三つ四つ五つ六つ七つ八つ… 今,何刻(なんどき)だい?」
「四刻(よつ)で。」
「五つ六つ七つ八つ…」
亀夫は得をした。
一体なぜ?
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
代金を多くとられたとお上に報告して賠償金をもらいましたか?
No
亀夫が支払ったのは16文よりも、結果的には少なかったのですか?
No!
亀夫がした「得」は社会的地位などではなく金銭的な得ですか?
Yes! 金銭的な得です!
食い逃げますか?
No
亀夫は20文払いましたか?
Yes! そばの代金として20文支払いました
亀夫はそばを一杯食べましたか?
Yes 一杯です
その得は長期的に見ての得ですか?
Yes!!
お店の人がちゃんと数え直してピッタリ16文の支払いですんだのではないでしょうか?
No 5参照
『五刻』でも成立しますか?
Yes 成立します。重要ではありません
「実はこの手口で前の男がちょろまかしてたんでゲスよ。」とチクって謝礼を貰いましたか?
No
チップとして渡したので、のちにサービスしてもらいましたか?
No
この蕎麦屋はからくりを気づいてないから何度でも騙せるですか?
No でもその視点は面白いですね。(重要ではありません)
多く支払った事に店主が後で気付いて、次回半額になりましたか?
No
今,何刻だい?と聞いたとき、亀夫は4刻だと知っていましたか?
No 解説では知らなかったとしています。その方が成立しやすいでしょう。
この店で時間で勘定を誤魔化せることを確認してから複数回通うことで毎回得をしましたか?
すいませんNoです。 12参照です。
この物語では、最後まで店主は騙されたことに気付いていませんか?
Yes 気づいていません。
蕎麦屋の時計が止まっていることに気づきましたか?
No
男の得とは、そばの代金に関することですか?
No!!
違法な手段で得をしましたか?
No
亀夫の職業は重要ですか?
Yes!! 重要です!
お釣りを返されましたか?
No
4刻ごろに何か得する事がありましたか?
No
詐欺があるという警告ですか?
No
所持金がより減った事が重要ですか?
No
店主が時刻を正確に告げる能力を持っていたことは重要ですか?
No 店長特殊能力ません
亀夫の職業にとって、正確な時間が大切でしたか?
No
銭投げは関係しますか?
No
カメオ自身も蕎麦屋でこの手口を使えばお客を騙せると思ったからですか?
No
亀夫、店主、ある男のほかに重要人物はいますか?
YesNo? モブ的な人は必要です
時間を正確に把握する癖がついたら、亀夫の商売が繁盛しましたか?
No
亀夫が勘定をしたとき、本当に四刻でしたか?
Yes
小銭を消費できてよかったですか?
No
亀夫が得をするには毎回屋台にいく必要がありますか?
No 得する場所は屋台ではありません
亀夫もそば屋ですか?
No
亀夫は商売人で、同様の手口で騙されることがなくなりましたか?
No
亀夫は正確な時間を知ることができたことによって得をしたのですか?
No
カメオは売る側ですか?
No 売る側・買う側とは言いません。
非現実要素ありますか?
Noとします。
亀夫は20文支払って損をした事に気付きましたか?
Yes 「損をしてしまった~!」ってなりました
亀夫の得とは、自らの商売上でのことですか?
Yes 商売(というのかは分かりませんが)が繁盛しました
カメオは得(いいこと)をしましたか?
No
核心「とまあ、こんなことがあったんですよー」という体験談を落語にしてヒットしましたか?
Yes!! お見事!亀夫は『時そば』考案者でした!
亀夫は何かを発明しましたか?
ある意味Yes?
核心失敗談を落語にしたら人気が出てウハウハですか?
Yes!! 正解です!
カメオの職業は警察官ですか?
No
核心亀夫はそれを物語として出版しましたか?
それでも良いでしょう!正解です!
カメオは蕎麦屋の横で働く飲食店の店主で、蕎麦屋を詐欺師と偽証しましたか?
No
答え
「少し出かけるのが早かったか。案外うまく行かねえもんだな。
…いや待てよ。この体験,ひょっとすると笑い話に出来るんじゃねえか?」
そう閃いた亀夫。
早速この話に設定を加えて町で披露したところ,「素晴らしい話だ」と瞬く間に評判になった。
亀夫は,後に『時そば』として語り継がれるこの話を筆頭に,面白くて人情味のある話を作り続け,
亀夫が講談(現在の落語)を行うとなれば,たちまちお客であふれかえるほどの人気の噺家となった。
こうして自らの話芸のみで生計が立てられるようになった亀夫は,
自分を有名にしてくれたそば屋への感謝の気持ちも込めて,
今でもたびたび屋台のそば屋を訪れては,二十文のそばを食べているという。
※現在の落語の演目である『時そば』の誕生秘話とはおそらく異なります。ご了承ください。
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