単発 のぞみ・かなえ・たまえ
こすると魔人が現れて、どんな願いも三つだけ叶えてくれるのだという。
苦労の末その在り処を探り当て、なんとか魔法のランプに到達したD氏。
しかしD氏は願い事を一つも叶えてもらわなかったのだという。
何故だろう。
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
D氏は魔人を呼び出し願いを叶えてもらえる段階まで行きましたか?
YES D氏はランプをこすり魔人が現れ、あとは願いを言えば叶えてもらえたでしょう。
願いには代償は発生しますか?
NO
D氏はまだ生きていますか?
YES
誰か他の人が願いを叶えてしまったのですか?
NO その場にはD氏と魔人だけでした。
D氏は自分の意志で、叶えてもらわなかったのですか?
YES
ランプを手に入れるまでに、彼の願いが叶ってしまいましたか?
NO と言っていいかな。
魔人は願い事をそのまま、ひねくれずに叶えてくれますか?
YES
これだけ苦労してランプを手に入れられたんだ!きっと僕の夢も努力すれば自分で叶えられる!・・・ですか?
NO
1.「出てきておくれよ」 2.「本当に君がランプの精?答えて」 3.「願いを叶えられるって聞いたけど、本当なの」 こんな感じで3回使ってしまいましたか?
NO
D氏と魔人の周りの状況は願いを叶えてもらわなかった事に関係しますか?
NO
「ここまでに出会ってきた人たち、そしてその経験こそが、望んでいた宝だ!」ますか?
NO 打ち切り漫画っぽいですね。
そのランプは本当に願いを叶えてくれる魔法のランプですか?
YES
魔法のランプを手に入れる事こそがD氏の願いであり、探し当てたことで既に願いは達成されたからですか?
NO ですが惜しい。
願いを叶えてしまうと魔人及びランプは消えてしまう それが嫌だった?
前半YES 願いを三つ叶えるとランプは世界のどこかに消えてしまいます。 しかし後半NO それが嫌だったという訳ではありませんでした。
願い事を一つも叶えてもらわなかったのだけど、魔法のランプはまだD氏が持っていますか?
YES 成り行き上、今後しばらくは持ち続けるでしょう。
願い事をいつでも叶えられるんだ、という希望と安心感が大事だったので、ランプを使いきってしまってその状態を無くしたくなかったのですか?
NO
彼の願いは魔法のランプを手に入れることでしたか??
13番より惜しいですがNO。
ランプを手に入れた時点では特に願いが無かったからですか?
6番と同様答えづらいですが、ランプを手に入れた時点で魔人に叶えてもらう願いはありませんでした。
ランプをどうやって手にいれたか重要ですか??
NO
他の誰かの願いをかなえる為に、ランプを手に入れたのですか?
NO
D氏「ククク……ランプの魔人に美人の彼女を要求するぞ……」 魔人(♀)「ごしゅじんさまー」 D氏「魔人が美少女……だと……?」ますか?
NO D氏はすでに気立てのよい奥さんがいました。
D氏は願いを叶えてもらうためにランプを探していましたか?
NO
D氏は魔法のランプをこすって魔人を呼びだす事はしましたか?
1番よりYES しかし大事な確認です。
D氏の奥さんは重要人物ですか?
NO ある意味関連しますが、彼女から考えるのは至難の業でしょう。
D氏はただ単に、明かりをつけたくてランプを探していたのですか?
NO
魔人の姿を見ることがD氏の願い事??
NO 姿を見るだけではありませんでした。
重要な登場人物はDさんだけですか?
NO 重要な登場人物はD氏と魔人の二人でした。
D氏と魔人は何か会話をしましたか?
YES
D氏は最初から魔人と会話する為にランプを探していたのですか?
YES 核心に近づいています。
魔人とはこれが初対面ですか?
NO
D氏は一度魔法のランプを手にしたことがありますか?
YES
ランプを探したのは、魔人の為ですか?
NO と言っていいでしょう。
D氏は過去に願いをかなえてもらったことはありますか?
YES その時はきっちり三つ願い事を叶えてもらいました。
過去にかなえてもらった願い事の内容は重要ですか?
NO さほど重要ではありません。あ、奥さんはその時のお願いで貰いました。なので「関わると言えば関わる」でした。
D氏は他の人に願いを叶えさせないためにランプを手に入れましたか?
NO
前回の願いでD氏は幸福になれましたか?
YES それがわかれば願いの詳細は不要です。
D氏は良い人ですか?
YES とても良い人です。
核心D氏は魔人にお礼を言う為にランプを探しましたか?
YES 解説に参りましょう。
答え
けれど実はその偉業も魔人の力によるものでした。
遡ること三十年前、D氏はたまたま見つけたランプをこすり、
魔人に願いをかなえてもらったのでした。
一生働き甲斐のある仕事と、
疲れを知らない健康な体と、
気立てのよいお嫁さん。
三つ叶えると魔人はランプに戻り、どこかへ消えてしまいました。
それから働き続けてD氏は財をなし、
見事大金持ちになったのですが、そこで一つ忘れていることに気付きました。
コネを使い金を使い、とうとうD氏は魔法のランプを見つけだし、
懐かしみながらランプをこすりました。
「うーむむ、お前は随分前に願えをかなえてやった若造だな」
「ええ、ええ、その通りで。覚えて頂いていたようですね」
「ふん、三つも願いをかなえてまだ足りんか、欲張りものめ」
「今日は願い事を叶えてもらいに来たのではありません」
「なに、すると何用があって己を呼び出したのだ」
D氏は子供のように笑って言いました。
「三十年前、願いを叶えてもらったお礼がまだでした。
私にできることならどんな願いも三つだけ叶えて差し上げます」
魔人はしばらくぽかんと大きく口を開けて驚いていましたが、
やがてげらげらと笑いだしました。
「そうか、そうか、礼がまだだったか! 面白い奴だ!」
魔人は笑いながら、指折り願いを言いました。
「それではまず一つは美味い酒、二つは美味い料理、
そして三つ目は三十年ぶりの友と語りあう時間だ!」
D氏はそれから何一つ魔人に願いを叶えてもらうことはありませんでしたが、
生涯を共に歩く友を得たのでした。
— どんな願いでも三つだけ。難易度は下。
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